トイレの流れが悪い原因は詰まり?水量不足?原因と対策を徹底解説
今回は、トイレの流れが悪いときの原因から対策、予防方法などを徹底解説します。
「トイレの水の勢いが弱い?」
「変な音がする!」
「だんだん流れが悪くなっている気がする…」
上記のような現象に直面し、困っている方はこの記事を参考にしてください。トイレの流れを解消する5つの方法から、業者に依頼すべき状態まで紹介しています。
流れが悪いときに放置するリスク、日々のお手入れまで丁寧に解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
トイレの流れが悪い4つの原因とは?【吸い込みを良くするために!】
トイレの流れが悪くなる原因はいくつかありますが、一般的に以下4つが主な原因として挙げられます。
- 便器の詰まり
- 排水管の詰まり
- タンク内の水量不足
- 水の流れが弱い
原因を理解し、トイレの流れ改善に役立てましょう。
以下の記事ではトイレつまりの原因について解説しているため、こちらも参考にしてください。
便器の詰まり
便器が詰まるのは、トイレットペーパーや生理用品、掃除用シートなど水に溶けない物を過剰に流したり、子供がおもちゃを流したりして起こります。これらの物が便器内部に詰まり、水の流れを妨げることで、トイレの排水効率が悪くなります。
便器が詰まると、トイレの流れが悪くなるのはもちろん、排泄物がスムーズに流れずに逆流する、水が溢れる可能性があるでしょう。
排水管の詰まり
排水管が詰まると、トイレの水がスムーズに流れなくなります。便器の詰まりと同様、不適切な物が排水管内で固まるのが原因。
排水管の詰まりは、トイレットペーパーを過剰に使用する、溶けにくい物が排水管内に残ることで発生します。一度詰まると、特殊な工具を使用し専門業者による対応が必要になる場合が多いです。
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タンク内の水量不足
トイレの流れが弱い主な原因の一つは、タンク内の水量が不足していること。タンク内の水が不足していると、便器に十分な水が流れないため、流れが悪くなります。
水量不足は、ボールタップやゴムフロートといった部品の劣化、故障が原因の場合も多いです。ボールタップは水位に応じて浮き上がり、給水を停止する役割を担いますが、故障してしまうと適切な水量が確保できなくなります。
また、ゴムフロートが破損すると、タンクの水が便器に少しずつ漏れ出し、水量が不足してしまいます。
水の流れが弱い
タンクのレバーには通常、「大」と「小」の切り替えがありますが、「小」を使用することで水量を節約しようと考える方もいるでしょう。しかし、排泄物が多い場合に「小」で流すと、水量が不足してしまい、流れが悪くなってしまいます。
また、タンク内部の部品が正常に機能していない場合も、水の流れが弱くなり、結果としてトイレの流れが悪くなります。つまりなどのはっきりした原因がわからない場合は、一度プロに見てもらうといいでしょう。
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トイレの流れが悪いときの対処法5選
トイレの流れが悪くなった時、自力で解決する方法から専門業者に依頼する方法まで、さまざまな対処法があります。
- 専門業者に見てもらう
- 大家・管理会社に対応してもらう
- ラバーカップ・真空式パイプクリーナーを活用する
- 勢いよく水・お湯を流す
- 重曹・酢を活用する
ここでは、トイレのトラブルに対処するための、効果的な5つの方法を詳しく解説します。トイレつまり解消については、以下の記事も参考にしてください。
専門業者に見てもらう
トイレの流れが悪いと感じた場合、まずは自分で対処できる方法を試してみるのも良いですが、問題が解決しない場合は専門業者に依頼するのが最善。専門業者に依頼するときは、トイレの具体的な症状をできるだけ正確に伝えましょう。
トラブル発生時の写真や動画を撮影しておくと、状況をより詳しく伝えられるため、スムーズな対応が期待できます。
トイレトラブルを解決する専門業者の選び方は、以下の記事も参考にしてください。
大家・管理会社に対応してもらう
賃貸住宅にお住まいの場合、トイレトラブルはまず大家や管理会社に報告するのが基本。自己判断で専門業者に依頼してしまうと、契約の内容によっては修理費用を自己負担しなければいけない場合があります。
大家や管理会社に連絡し、どのように対応すべきかを確認しましょう。無駄な出費を避けられます。
ラバーカップ・真空式パイプクリーナーを活用する
自力で解決する一般的な対処法が、ラバーカップ(スッポン)と呼ばれる道具を使用する方法です。ホームセンターなどで入手でき、洋式トイレや節水トイレ用など、さまざまな形状に適したものが販売されています。
使用方法は、便器の水位を適切に保ちながらラバーカップを押し引きし、詰まりを物理的に解消。トイレつまりが重度であれば、真空ポンプ付きのパイプクリーナーを使うと、より効率的につまり解消させ、水の流れがよくなるでしょう。
ラバーカップでトイレつまりを解消する方法は、以下の記事も参考にしてください。
勢いよく水・お湯を流す
トイレのつまりが軽度であれば、バケツやペットボトルに入れた水を便器に勢いよく流し込むと、水の流れが改善するかもしれません。便器の奥に詰まったトイレットペーパーや排泄物に対して、圧力を加えて押し流す原理です。
さらに、ぬるま湯を使用すると、水に溶ける性質の異物を効果的に溶解させられます。お湯の温度は約50℃が適温で、高すぎると便器を傷める原因に。
つまりが解消されない場合は、水位が上がらなくなるまで何度か繰り返し、最終的にレバー操作で流してみましょう。
重曹・酢を活用する
重曹と酢を使った対処法もあります。原理としては、2つの材料を便器に直接投入し、化学反応を利用してトイレつまりを解消します。
具体的な手順は、以下を参考にしてください。
- 便器から水を抜く
- 重曹を約150g投入後、100mlの酢を加える
- 泡が発生
- 反応後、45℃程度のぬるま湯を便器に加える
- 約1時間放置する
この方法は、特に有機物のつまりに対して効果的。化学薬品を使用しないため、安全で環境にも優しい選択肢です。
処理後は高い位置から水を流し込むと、つまりが解消されているか確認できます。解消されれば、水の流れも改善されるでしょう。
トイレつまりの解消には、以下の記事も参考にしてください。
トイレの流れが悪い!業者に依頼すべき?判断基準は?
トイレのトラブルは日常生活に大きな影響を及ぼすため、できるだけ早く解決したいです。しかし、自力で対応すべきか、プロの手を借りるべきか、判断に悩む方もいるでしょう。
ここでは、トイレの流れが悪い場合に、業者に依頼するべきかどうかの判断基準について詳しく説明します。
流れが悪いままで便器内の水が溢れそう
トイレの水が溢れそうな状態になっている場合は、専門業者に依頼すべきです。内部の排水設備に問題が発生している可能性が高いため、自力で解決するのは困難でしょう。
プロの業者に依頼すれば、状況を悪化させず、確実に問題を解決してくれます。業者は専用の設備と技術をもっているため、原因を調べた結果、便器を取り外すようなおおがかりな工事になっても対応可能。比較的短時間で解消してくれるでしょう。
異物を流してしまった
誤って水に溶けない異物を流してしまった場合、異物が排水管のさらに奥に移動してしまう前に専門業者に見てもらうべきでしょう。特に、おむつや生理用品、ペットの砂など、水を含んで膨張するものを流してしまった場合、自力での対応は困難。便器自体にダメージを与えるリスクも伴います。
業者に依頼すれば、専用の工具を使い迅速かつ安全に問題を解決してくれますよ。
つまりの原因が分からない
トイレのつまりの原因が分からない場合、経験豊富な専門業者が原因を正確に判断し、対処してくれます。屋外の排水桝がつまっているなど、自分では気づかない原因でトラブルが発生しているケースもあります。
プロに依頼することで、原因不明の問題も解決し、再発防止にも努めてくれるでしょう。
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トイレの流れが悪い状態を放置するリスク【悪化の予兆とは?】
異臭や異音、水位の変動などを感じたら、トイレの流れがさらに悪化するサイン。そのまま放置すると、トイレ自体の故障はもちろん、家全体に影響を及ぼす大規模な問題へ発展するケースもあります。
特に、便器から水が逆流する現象は、内部の排水管に障害が発生している証拠です。これにより、汚水が家屋を汚染し、最悪の場合は電気系統に損害を与えるなどして、漏電の危険さえ生じるでしょう。
集合住宅においては、一つの部屋の問題が他の部屋にも影響を及ぼす場合も。一階のトイレがつまると、その影響で上階や隣室のトイレまで水が逆流するケースも考えられます。下水道システムの圧力バランスが崩れるためであり、結果的に他の住民に迷惑をかけ、修理費用の増加につながってしまうでしょう。
放置して、トイレの基礎まで見る必要が出てくると、それだけで大きな出費になってしまいます。トイレトラブルは気づいたときにすぐ業者に見てもらうのが重要です。
トイレの流れが悪いのは構造が原因の可能性も
トイレの流れが悪いのは、トイレの構造が原因である可能性も考えられます。
洋式トイレ、タンクレストイレ、集合住宅の排水システムそれぞれにおいて、異なる構造的要因がトイレの流れに影響を与えているかもしれません。
洋式トイレの場合
洋式トイレでは、便器内の封水(便器内に溜まっている水)が排水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割を果たしています。しかし、その構造自体がトイレつまりを起こし、水の流れを悪くしている場合があります。
便器の排水路はS字型をしており、狭い部分(せき)やくぼみが存在するため、大量のトイレットペーパーや便が通過するときにつまりが発生するのです。さらに、節水型トイレで不足しがちな水量も、便器の奥でのつまりを引き起こす一因です。
タンクレストイレの場合
タンクレストイレは、トイレタンクがなく直接水道から水を引く構造で、内部のメカニズムが複雑です。水圧が不足している地域や、高台に建てられた住宅では、特に吸い込みが弱くなる場合も。
また、内部の故障は自力での修理が困難であり、専門業者による早急な対応が必要になるでしょう。
集合住宅の場合
集合住宅では、個々のトイレの流れが悪い原因が、建物全体の排水システムに起因しているケースも少なくありません。各部屋からの排水が、メインの排水管に集められる構造のため、一室で発生したつまりが他の部屋に影響を及ぼしてしまいます。
横引き排水管で起きたつまりがメインの排水管に影響を与え、上層階や隣室のトイレの流れにも影響する仕組みです。集合住宅においては、個々の住居だけでなく、建物全体の排水システムを定期的に点検し、必要に応じて清掃や修理を依頼すべきでしょう。
流れが悪いトイレはもう勘弁!【再発防止と予防について】
トイレの流れを悪くさせない基本的な対策は、トイレットペーパーの使用量を守ること。一度に大量のトイレットペーパーを流すのではなく、必要最低限の量で済ませるのが肝心です。また、「トイレに流せる」とされている製品であっても、実際は水に溶けにくいものが多く存在します。これらを流す場合は、量を控えめにし、分割して少しずつ流すよう心掛けてください。
節水型の便器を使用している場合、水量を適切に管理するのがポイント。節水は経済的で環境にも優しい選択ですが、水量が不足するとつまりの原因になりかねません。特に排便後は、便とトイレットペーパーを別々に流すことで、水の流れを最適化し、排水管内での滞留を防げるでしょう。
トイレつまりの予防については、以下の記事でも解説しています。
トイレの流れが悪いときはマルキンクリーンへ
今回は、トイレの流れが悪いときの原因から対処法、業者依頼の基準などについて詳しく解説しました。水の勢いやタンクの水量が問題ない場合や、すみやかに解消したい場合は業者に見てもらいましょう。
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- トイレの逆流はなにかが詰まっているサイン?
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トイレの逆流は、奥でなにか詰まっている可能性が高いです。水が溢れてくる前に、業者に見てもらいましょう。
- トイレの流れが悪いのは故障の可能性もある?
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故障している可能性も考えられます。「自力で対策しても解決しない」といった場合は、内部で問題が発生かもしれません。
- 少しずつ流れがよくなったらそのまま放置して良い?
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トイレの流れが悪いとき、少しずつ流れが良くなっているなら自然に解決する場合もあります。ただし、放置して水漏れ・水溢れに至った場合の出費は非常に大きいものです。業者に連絡して、早めに原因を突き止めるべきでしょう。
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