水道料金がたいして使ってないのに高い！請求がおかしい原因と高額支払の対処法も解説

「水道料金がそんなに使ってないのに高いのはなぜ？」
「今月だけ高額請求でおかしい」

いきなり水道料金が高くなったのは水漏れや水道管の破損など何かしらの理由があります。この記事では、そんな、たいして水道を使ってないのに高い請求が来た際に考えられる理由と解決策を解説します。

まずはどこに連絡すべきか？お金は戻ってこないの？などの疑問も解決しますので、請求額でお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

水道料金が使ってないのに高いのはなぜ？5つの原因

「そんなに使った覚えがないのに水道代が高い」と感じたとき、水道の使いすぎだけが原因とは限りません。目に見えないところで水が流れ続けていたり、地域や季節の変化によって請求額が変動する場合もあります。

ここでは、水道料金が高くなる5つの原因について順番に見ていきましょう。

どこかで水漏れしている

まず最初に確認したいのは水漏れの可能性です。蛇口やトイレなど見える場所だけでなく、壁や床下、配管のつなぎ目など目に見えない部分で水が漏れているケースは少なくありません。

特に集合住宅では、自室以外の配管トラブルが自宅の水道料金に影響を及ぼすケースもあります。メーターをチェックして全ての水を止めた状態でも動いているようであれば、漏水の疑いが濃厚です。

水道管が破裂・破損している

気温の低い冬場や、地震・台風などの自然災害のあとは、水道管が破損してしまうリスクが高まります。凍結による膨張や、経年劣化した配管のひび割れなど、目に見えないトラブルが水の無駄な流出につながります。

築年数が古い家や、金属管を使用している場合は要注意！

定期的な点検を怠ると、思わぬ高額請求の原因になります。

水道メーターが故障している

稀ではありますが、水道メーターそのものに不具合が起こることもあります。通常、水道メーターは8年ごとに交換されるルールですが、まれに初期不良や物理的な破損で正しく計測できなくなることがあります。

使用量に対して明らかに請求額が合わないと感じたら、検針票の記録と使用状況を照らし合わせ、水道局に問い合わせてみましょう。

地域性・季節が関係している

水道料金は住んでいる自治体によって異なります。引っ越したばかりで請求額が高くなったと感じた場合、その地域の水道基本料金や従量料金が影響している可能性があります。

また、夏場のプールや冬の長風呂など、季節による生活習慣の変化も水道料金に直結します。

水の使い過ぎ・出しっぱなしにしていた

うっかり水を止め忘れてしまっただけでも、数千円単位で請求額が増える場合があります。例えば、屋外の水道を使ったあとに蛇口を完全に閉めなかった、トイレタンクの部品が故障して水が流れ続けていた、といったケースです。

特に普段あまり使わない場所の蛇口や設備は要注意で、定期的に確認しておくと無駄な出費を防げます。

水道料金が使ってないのに高いのは水漏れ？簡単チェック方法

水道料金が急に高くなったとき、最初に疑うべきは水漏れだと解説しました。普段目につかない場所の漏水は気づきにくい上に、知らぬ間に大量の水が使われてしまっているケースもあります。

ここでは、自宅でできる簡単な水漏れチェックの方法を4つステップで解説します。

1. 水道メーターの位置を確認する
2. 蛇口を全て閉める
3. 水道メーターのパイロットを確認する
4. 水漏れ箇所をチェックする

順番に見ていきましょう。

1.水道メーターの位置を確認する

まずは自宅の水道メーターがどこにあるかを確認しましょう。戸建て住宅であれば敷地内の地面に埋め込まれたメーターボックスにあり、玄関近くや駐車場の道路側に設置されているのが一般的です。

集合住宅では、玄関付近にあるパイプスペースの中に設置されているパターンが多く、扉の中を開けて確認できます。

古いアパートなどでは、建物の1階外周に並べて設置されている場合もありますので、部屋番号を手がかりに自宅のメーターを見つけましょう。

2.蛇口を全て閉める

次は家中の蛇口をすべて閉めます。キッチンや洗面台、トイレ、風呂場、外の水道など、水を使うすべての場所で水が出ていない状態にします。

洗濯機や食洗機などの自動機器も、通水を一時的に止めておくとより確実です。完全に水が止まった状態を作ることで、漏水の有無を明確に確認できます。

3.水道メーターのパイロットを確認する

蛇口を全て閉めた後に、水道メーターの蓋を開けて内部を確認します。「パイロット」と呼ばれる小さな銀色または赤色のコマ状の部品がメーター内左側にあるのでチェックしましょう。

水が使われている間だけ回転する仕組みのため、家中の水を止めているのにパイロットが回っている場合は、どこかで水が漏れているサインです。この時点では、漏水の可能性があるかどうかを確認するだけで、具体的な場所までは特定できません。

4.水漏れ箇所をチェックする

漏水の可能性があると分かったら、次は水回りの目視確認です。トイレの便器内で静かに水が流れ続けていないか、蛇口やシャワーの根本から水がじわじわ出ていないか、止水栓やパッキンの劣化が見られないかチェックしましょう。

以下の表に、水漏れしやすい箇所と部屋ごとにまとめました。

とくに見落としやすいのが、洗面台の下や庭の水栓まわりなど、普段意識しない場所です。また、外構部分では晴れの日でも地面が湿っていたり、水たまりができている場合は地下の配管で漏水が起きている可能性もあります。

確認が難しい、場所の特定ができない場合は迷わず水道修理の専門業者に相談するのがベストです。

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水道料金が使ってないのに高い！原因別の連絡先一覧

水道料金が使ってないのに高い場合、原因によって連絡するべき場所が異なります。以下の表で、原因別の連絡先をまとめました。

原因	連絡先
水漏れ／水道管の破裂・破損	一戸建ての場合→水道修理業者 賃貸住宅の場合→大家・管理会社
水道メーターの故障	水道修理業者
水道の使いすぎについて身に覚えがない	自治体の上下水道局
原因が全くわからない	水道修理業者（無料相談あり）

賃貸住宅でなければ、基本的に水道修理業者に連絡すれば次にすべき行動が分かります。相談、現地調査、見積もり無料の業者も多いので、少しでも水漏れの可能性があるなら水道修理業者に連絡しましょう。

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水道料金が使ってないのに高い場合は減免制度を【高額支払の対処法】

水をあまり使っていないはずなのに、思わぬ高額請求が届いたときは「減免制度」の利用を検討しましょう。これは、漏水が原因で水道料金が急増した場合に、一部の金額を減額または免除してもらえる制度です。

申請は基本的にどの自治体も共通の手順なので、以下を参考にしてください。

1. 水道局または管理会社に連絡
2. 漏水箇所の修理を実施
3. 必要書類を準備
4. 所定の申請書に記入し提出
5. 審査・減免が決定

制度の有無や条件は自治体によって異なるため、まずは公式HPや窓口で確認してみましょう。

水道料金が使ってないのに高い場合はすぐに行動して改善を！

本記事では、水道料金が使ってないのに高くなった原因と解決策について解説しました。原因別の各所連絡先についてもお分かりいただけたかと思います。

水道の使い過ぎでなければ、どこかでトラブルが発生している可能性が高いです。水漏れや水道管の破損が原因であれば、修理しないことには水が漏れ続け水道料金が高いまま。今すぐ修理し、これ以上無駄な支払いは避けましょう。

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