洗面所水漏れの対処法・応急処置は?【洗面台のチェック箇所から徹底解説】

この記事では、洗面所で水漏れを見つけた際の対処法を徹底解説します。

洗面所の床が濡れていたら、洗面台下を見てください。洗面台の下には、止水栓や排水パイプなどさまざまなシステムが設置されています。

濡れた箇所を乾かしながら、水漏れ箇所を確認しましょう。場合によっては、簡単に解消できます。

水漏れは放置すると、床材や洗面家具にもダメージを与えるため、迅速な対処を強くおすすめします。記事後半では、ご自分では対処できないケースの依頼料金もご紹介。水漏れ被害でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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洗面所・洗面台の水漏れ箇所を特定する6ステップ

洗面所の床が濡れているなど、水漏れを見つけたら以下の6ステップでチェックしてください。

  1. 蛇口・シャワーから水漏れしてないかを確認する
  2. 洗面台の下の収納を空にする
  3. 排水接続部を確認する
  4. 給水管・止水栓を確認する
  5. 排水ホースがずれていないか確認する
  6. 水を流してみて水漏れ箇所を確認する

各ステップを順に見ていきましょう。

ステップ1:蛇口・シャワーから水漏れしてないかを確認する

まずは、最も水漏れが生じやすい蛇口やハンドシャワーを確認しましょう。蛇口の種類によって、対処法が異なります。

洗面台に設置されている蛇口は次の3種類です。ハンドシャワーが、搭載されているものもあります。

  • シングルレバー水栓
  • ツーハンドル水栓
  • 単水栓

水が漏れているか確認するポイントは次の5ヶ所です。

  • スタウトの先(吐水口)
  • ハンドルの根本
  • スタウトと蛇口本体の接続部
  • 蛇口の設置箇所(給水管との接続部分)
  • ハンドシャワーのヘッドやホース

スタウトとは、蛇口のパイプ状の水が流れる箇所のことです。

蛇口を設置して10年以上なら、内部部品が摩耗している可能性があります。水漏れ箇所が特定できれば、劣化している部品もわかります。

ステップ2:洗面台の下の収納を空にする

洗面台の下の収納にいろいろなものを収納していると、どこからの水漏れかわかりにくいので空にしてチェックしてください。

蛇口からの水漏れと特定していても、洗面台下の収納内部が濡れている可能性があります。必ず一旦、物置内を空にしましょう。

水漏れがあれば雑巾、バケツを設置します。収納の床面などが濡れていたらよく乾かしてください。

ステップ3:排水接続部を確認する

洗面台の下には、排水パイプと排水トラップが設置され床につながっています。排水トラップと洗面台、または、排水トラップと排水パイプの接続部分を確認してください。

  • 排水トラップの接続部分のナットの緩み
  • 排水トラップの接続部分のナット内のパッキンの劣化
  • 髪の毛などの汚れが蓄積・圧迫して接続部から水漏れ

つまりが原因で排水管が圧迫されて、水漏れが生じてるケースも多い傾向です。

ステップ4:排水ホースがずれていないか確認する

排水ホースは、床面の穴から排水管に接続されています。排水ホースは簡単に外れてしまうことがあります。

ずれていたら、差し込み直してください。その際、防臭ゴムや防臭カバーの設置を忘れないようにしましょう。

収納部にモノを入れすぎると、排水ホースがずれやすくなるので、注意が必要です。内部はある程度余裕をもって、収納するようにしてください。

ステップ5:給水管・給湯管・止水栓から水漏れがないか確認する

乾いた布で給水管・給湯管・止水栓を拭いてみて、濡れていたら水漏れが生じているかもしれません。

特に、止水栓を閉めても給水が止まらない場合は、止水栓に何らかのトラブルが生じています。給水管や止水栓のトラブルは、すぐに水道局指定工事店に相談してください。

ステップ6:水を流してみて水漏れ箇所を確認する

接続部のナットの緩みや排水ホースのずれがなく、どこから水漏れがあるのかわからない場合は、水を流してみましょう。

水を流した際に、濡れた箇所からの水漏れです。ヒビや穴が空いていないか、確認してください。

洗面所の水漏れの応急処置

洗面所・洗面台で水漏れを見つけたら、被害が広がらないように以下の3ステップで応急処置をしましょう。

  1. 給水を止める:止水栓を閉める
  2. 濡れた箇所を乾かす
  3. 水漏れが明らかなヒビなどがあれば補助テープを巻く

それぞれについて、わかりやすく説明します。

止水栓を閉める

洗面所の止水栓を閉めて、給水を止めます。止水栓は、洗面ボウル下の物置内に設置されていることがほとんどです。

止水栓には、以下の2種類があります。

  • マイナス溝タイプ
  • ハンドルタイプ

いずれの止水栓も、時計回りに回せば、給水が止まります。もし、止水栓を閉めても、給水がとあらない場合は、止水栓そのものに問題がある可能性があります。

以下の場合は、止水栓ではなく、水道メーター横に設置してある水道の元栓を閉めてください。

  • 止水栓を閉めても水が止まらない
  • 止水栓の場所がわからない
  • 止水栓が古くなって動かない

動きにくい止水栓を無理やり回すと、給水管が壊れてしまいます。給水管の修理は、高額になるので、絶対に無理をしないようにしましょう。

濡れた箇所を乾かす

濡れている箇所を放置すると、カビが生じます。また、水漏れ箇所を特定するためにも、乾いた雑巾でよく拭き取りましょう。

水が汚れていれば、排水管からの水漏れ、透明な水なら給水管からの水漏れの可能性が大です。濡れた箇所の掃除は、水漏れ箇所を想定にも有効です。

シャワーホースや排水ホールからの水漏れは補修テープを巻く

シャワーホースや排水ホースのヒビや穴を見つけたら、防水テープで補修しましょう。一時的に水漏れが治ったら、ヒビ・穴が水漏れの原因です。

防水テープの中でも、特におすすめはシリコーン自己融着テープです。でこぼこのあるパイプや曲がった部分にもフィットして、長期間に渡って水漏れをカバーします。

以下の記事で、シャワーホースからの水漏れが起きた際の対処法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

ただし、テープでの補修は、あくまで応急処置です。できるだけ、迅速に交換するようにしてください。特に凍結が生じると、ヒビや穴が広がる可能性があります。

【蛇口の種類別】洗面所・洗面台の水漏れ対処法

蛇口の種類ごとに、水漏れ対処法を解説します。蛇口の水漏れの原因は、内部部品の劣化がほとんどです。

蛇口のメーカー・型番を確認して、同じサイズの内部部品を用意して交換しましょう。作業する際は、必ず止水栓を閉めて、給水を止めてください。

シングルレバー混合栓

シングルレバー混合栓は、修理の難易度が最も高い水栓です。シングルレバー混合栓は、レバー型の1本のハンドルを、左右に動かすことで水温を調節します。

症状 対処法
ナットの緩み 締め直し
ハンドルと本体の隙間からの水漏れ
吐水口からの水漏れ
カートリッジ交換
本体の設置部分からの水漏れ 蛇口付け根のパッキン交換
蛇腹ホースからの水漏れ 蛇腹ホースの交換

以下の記事で、混合栓から水漏れがポタポタするケースの修理方法を説明しているので、参考にしてください。

ツーハンドル混合栓

ツーハンドル混合栓は、お湯と水の2つのハンドルで温度調節します。

ツーハンドル混合栓は、シングルレバー混合栓より構造がシンプルです。そのため、道具を使いこなしている方なら比較的簡単に修理できます。

症状 対処法
ナットの緩み 締め直し
ハンドルと本体の隙間からの水漏れ スピンドルと三角パッキンの交換
吐水口からの水漏れ コマパッキン(ケレップ)の交換
スパウトと本体の設置部分からの水漏れ 水栓本体との接続部分にあるUパッキン
壁付け部分からの水漏れ シールテープの巻き直し
蛇腹ホースからの水漏れ 蛇腹ホースの交換

壁に設置された蛇口は、設置面にシールテープが設置されています。シールテープが劣化して水漏れがあるなら、蛇口を取り外してシールテープの巻き直しが必要です。

以下の記事でテープの選び方や巻き方をわかりやすく、図解しているので参考にしてください。

単水栓

単水栓は、水のみ(または、お湯のみ)に対応した蛇口です。例えば、洗濯機に多く利用されています。

症状 対処法
ナットの緩み 締め直し
ハンドルと本体の隙間からの水漏れ 三角パッキンの交換
吐水口からの水漏れ コマパッキン(ケレップ)の交換
スパウトと本体の設置部分からの水漏れ 水栓本体との接続部分にあるUパッキン
壁付け部分からの水漏れ シールテープの巻き直し

以下の記事を参考にして、自分で修理できるか、業者に依頼すべきか判断してください。

【発生箇所別】洗面所・洗面台の水漏れ対処法

蛇口以外では、以下のような箇所からの水漏れが起こりがちです。

  • 洗面ボウル
  • 排水パイプ
  • 給水管・止水栓

それぞれの水漏れ対処法を、説明していきます。

洗面ボウルからの水漏れ

シンクと排水トラップの接続部分のナットの締め直しをして、水漏れが止まらない場合はパッキンが劣化しているので、交換しましょう。

ナットそのものが劣化しているなら、ナットの交換も必要です。

洗面ボウルにヒビや穴があれば、ボウル本体の交換します。ボウルの交換はご自分での対応は難しいので業者に依頼してください。

業者が交換するまでは、仮補修テープで補修しておけば洗面所の使用が可能です。水回り専用に売られている仮補修テープを選びましょう。

ホームセンターや通販サイトで600〜1500円程度で販売されています。急な水漏れ等に利用できるので、常備しておくと便利です。

排水パイプからの水漏れ

排水パイプからの水漏れの原因は、以下のことが考えられます。

  • 排水パイプの劣化
  • 排水パイプとトラップの繋ぎ目の緩み
  • 床下排水管のつまり
  • 排水パイプのずれ

排水パイプがずれて床の穴にきちんと差し込まれていなかったら、差し込み直しましょう。

排水パイプを分解して、つまりを除去したり、パイプ交換したりも可能です。しかし、汚水が広がりますし、組み立てのやり方が悪いとさらに水漏れが悪化するので注意してください。

つまりを解消すれば、水漏れも治る可能性があります。液体パイプクリーナーやラバーカップを試してみましょう。

洗面所のつまりの対処法を、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

給水管・止水栓からの水漏れ

給水管の接続部や止水栓からの水漏れは、パッキンの劣化が原因です。場合によっては、給水管・止水栓の交換が必要になる場合も。

給水管の接続部や止水栓のパッキン交換は、失敗すると水漏れがさらに悪化する可能性があります。給水管周辺の修理は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

以下の記事では、トイレの止水栓のパッキン交換を説明しています。ご自分で交換可能かどうかの判断にお役立てください。

洗面所・洗面台の水漏れの再発防止策

洗面所・洗面台の水漏れを解消したら、また起きないように再発防止をしておきましょう。

  • 洗面台下を定期的に掃除・チェックする
  • 洗面台のつまりが起きないようにする
  • 定期的にパッキン交換する

洗面台下の掃除やチェックしやすいように、モノを詰め込みすぎないようにしましょう。

時々、収納物を全部取り出して掃除すると、不要なものや買い置きして忘れているものを見つけられるので、おすすめです。

また、排水パイプのつまりも水漏れの原因です。つまりが起きないよう、髪の毛やゴミに注意してください。

排水口に使い捨ての貼り付けるタイプのヘアーキャッチャーを設置すると掃除の手間も省けます。

洗面所の水漏れ修理の費用相場

洗面所の水漏れ修理を、水道修理業者に依頼した場合の費用相場をご紹介します。以下の場合は、業者への相談がおすすめです。無理せずに、水道修理業者に依頼してください。

  • 自分での対応に不安がある
  • 水漏れの原因がわからない
  • 水漏れ量が多く、対応が難しい
  • 交換部品の購入に不安がある

作業別の修理料金の相場は、以下のとおりです。

作業内容 費用目安
パッキン交換 4,000~8000円
カートリッジ交換 15,000~23,000円
排水ホースと排水管の接続部調整 3,000円~5,000円
排水ホース交換 5,000円~10,000円
排水トラップ交換 10,000円~20,000円
シングルレバー混合栓交換 20,000~40,000円
2ハンドル混合栓交換 20,000~50,000円
単水栓交換 12,000円~24,000円

上記の作業料金以外に、業者ごとに以下のような料金が加算されます。作業には関係ない料金なので、問い合わせ時に確認可能です。

項目 費用目安
基本料金 2000〜5,000円
出張費 0〜4,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0〜8,000円
見積もり料金 0円
契約後のキャンセル料 時期により見積もり料金の0〜100%
(契約による)

ナットの締め直しなど簡単な調整なら、基本料金のみで対応してくれる業者もいます。見積もりは無料なので、まずは見積もりをしてもらってください。

最低3社以上の業者に相見積もりをして、適正価格で運営している業者を選びましょう。

あまりにも安い料金を提示する業者は、悪徳業者という可能性もあります。、じっくり契約内容を確認してから、契約してください。

以下の記事で水道修理の料金について、さらに詳しく、わかりやすく解説しています。あわせてご覧ください。

洗面所の水漏れを放置するリスク

洗面所の水漏れをそのままにすると、湿気が生じてさまざまなトラブルの原因になります。

湿気が増えて、以下のようなトラブルが生じるリスクがあるので、できるだけ迅速な対応が必要です。

  • カビが発生する
  • 悪臭が気になる
  • シロアリが発生する
  • 壁紙や床材が剥がれる
  • 床下の木材が腐食する
  • 水道代が上がる

水道料金が高額になると、自治体によっては減免制度を採用しています。しかし、放置している時期が長いと、減免制度を利用できなくなるので、注意が必要です。

また、住宅にダメージを与えると、リフォームに高額の費用がかかってしまいます。

洗面所・洗面台からの水漏れでお困りなら

洗面所・洗面台の水漏れが起きる原因と対処法をご紹介しました。

接続部の緩みなど簡単な修理は、ご自分でもできる可能性があります。しかし、少しでも不安な場合は、水道修理業者に相談してみてください。

どの業者に相談すればいいのか迷っている方は、『宮城・福島・山形エリア対応!地域密着業者のマルキンクリーン』のような地域密着型の業者がおすすめです。

水漏れは放置せずに、迅速な対応が必要です。マルキンクリーンは、年中無休で24時間対応していますので、お気軽にご相談ください。

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FAQ洗面所・洗面台の水漏れに関するよくある質問
洗面所の水漏れを見つけたときにまず何をすべきですか?
まずは、止水栓を閉めてください。時計回りに回せば、給水が止まります。
洗面台の水漏れの原因はなんですか?
洗面台の水漏れの原因としては、以下のことが考えられます。 ・蛇口内部の部品の劣化 ・蛇口本体の劣化 ・排水パイプなどの接続部のパッキンの劣化 ・ボウルのひび割れ ・給水管・止水栓のパッキンの劣化
洗面所の水漏れ解消で、自分でできることはありますか?
ナットの緩みがないか確認してください。締め直すだけで、水漏れが解消する場合もあります。

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