下の階まで水漏れ拡大!?被害の確認方法やとるべき行動を徹底解説【応急処置や責任の所在も】

この記事では、下の階への水漏れ被害拡大状況の確認方法や、緊急時の対処・応急処置について徹底解説します。

家の中で床が水浸しになっているのを確認したとき、下の階に水漏れしていないか不安になるでしょう。もしくは、下の階の住民から水漏れがあると連絡をもらうパターンも。

一刻も早く水漏れを解消するためにも、焦らず行動しましょう。対処法5つのSTEPから、記事後半では、誰がどこまでの責任をとるのかまで詳しくご紹介。階下への水漏れでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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下の階まで水漏れ拡大?被害状況の確認方法

下の階への水漏れを調査中

床や配管からの水漏れが発生すると、「もしかして下の階まで水が漏れてしまったのでは?」と不安になることもあるでしょう。集合住宅の階下があるケース、戸建てで階下があるケース、それぞれについて対処手順を紹介しますので、まずは落ち着いて被害状況を確認してみてください。

マンションやアパートなど集合住宅の場合、水漏れを発見した時点ですぐ階下の住人に連絡し、影響が出ていないか確認してもらいましょう。たとえ少量の水でも、建物が古かったり床の防水性が低いと下の階へ浸水するリスクがあります。

一方、2階建て以上の一戸建て住宅の場合は、階下に他人はいないものの自宅の下の階への被害をチェックしなくてはいけません。2階で水漏れが起きたら1階の天井や壁にシミや水滴がないか確認しましょう。

下の階まで水漏れ拡大?とるべき対処法5STEP【マンション・アパートの場合】

集合住宅で階下への水漏れが疑われるときは、被害拡大と近隣トラブルを防ぐためにスピーディかつ適切な対応が求められます。ここでは、マンション・アパートの場合に取るべき対処手順を解説します。

  1. 止水栓を閉める
  2. 下の階の住人にお詫び・説明
  3. オーナー・管理会社に連絡する
  4. 保険会社と連絡を取り合う
  5. 再度下の階の住人にお詫びする

順番に見ていきましょう。

1.止水栓を閉める

水漏れを発見したら、まず元栓や止水栓を閉めて水を止めるのが最優先です。原因不明の場合は家全体の水道の元栓を閉め、給水を一時的に止めましょう。

蛇口ごとの止水栓と、水道元栓の位置を図示

マンションでは玄関脇のパイプスペース内などに専用の止水栓があるのでチェック。止水作業と同時に、バケツを置いて漏れる水を受けたりタオルで拭き取ったりするなど応急処置し、家財道具が濡れないよう二次被害を防ぎましょう。

2.下の階の住人にお詫び・説明

止水できたら、速やかに階下の部屋を訪ねて状況を説明し、被害があれば謝罪します。

下の階で水漏れによる天井のシミや滴下がないか確認してもらいましょう。既にこちらで水を止める措置が済んでいれば、その旨も伝え「これ以上水は出ていない」ことを説明します。

今後の対応(管理会社への連絡や修理日程調整など)についても共有し、決まり次第あらためて報告する旨を伝えると相手も安心するでしょう。

3.オーナー・管理会社に連絡する

次に建物の管理会社やオーナーに連絡します。自己判断で先に業者を手配するのではなく、まず管理会社の指示を仰ぎましょう。管理会社に連絡すれば、修理業者の手配や今後の対応について説明してくれるはずです。

自分で修理業者を手配する流れになったら、できるだけ早く業者に連絡しましょう。修理日程が決まったら階下の住人にもその予定を報告します。

また、水漏れで電気設備や家電が濡れた可能性がある場合は、念のため電気業者にも点検を依頼してください。

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4.保険会社と連絡を取り合う

次に、加入している火災保険や個人賠償責任保険に水漏れ補償があれば保険会社にも連絡しましょう。

マンションの場合、管理組合加入の保険とは別に、自身で火災保険等に入っていれば水濡れに対する補償が付帯しているかもしれません。個人賠償責任保険に入っていれば、階下の部屋の修理費や家財の損害を保険でカバーできる可能性があります。

クレジットカードや自動車保険に特約で付いているケースもあるため確認しましょう。自室の被害に対しても、水漏れ原因によっては火災保険の水濡れ補償で保険金がおりるケースがあります。

5.再度下の階の住人にお詫びする

応急処置と各所への連絡が済んだら、後日あらためて階下の住人宅へお詫びに伺いましょう。

その際は今後の修理予定や対応方針を説明し、被害に対する補償は保険で対応予定であることなども伝えておくと相手も安心です。誠意ある対応で近隣との関係を良好に保ちましょう。

下の階まで水漏れ拡大?一戸建ての場合の対処法3STEP

下の階への水漏れをチェック中

一戸建て住宅で2階から1階への漏水が起きた場合も、基本的な対応は集合住宅と同じです。ただし他人への直接的被害はなく自宅内の問題となるため、管理会社等への連絡は不要な代わりに自分で業者手配する必要があります。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水漏れ修理業者に連絡する
  3. 業者到着までに掃除・応急処置しておく

一戸建ての場合の対処法3STEPを紹介します。

1.止水栓を閉める

まずは止水栓を閉めて給水を止めるのが先決です。

原因箇所が蛇口やトイレなど特定できている場合でも、迷ったら家全体の水を止めてしまう方が安心です。

水を止めたら床に溜まった水を雑巾で拭き取る・バケツで受けるなどして被害が広がらないよう応急措置しましょう。同時に窓を開けるか換気扇を回し、室内の湿気を逃がしておくとベストです。

2.水漏れ修理業者に連絡する

止水後は、できるだけ早く水漏れ修理のプロに連絡して来てもらいましょう。地域の水道局指定業者リストから信頼できる水道修理業者を探し、緊急で駆け付けてもらえるよう依頼します。

24時間対応の業者であれば夜間や休日でも対応してもらえるので安心。被害状況によっては保険会社にも連絡し指示を仰ぎましょう。

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3.業者到着までに掃除・応急処置しておく

修理業者を待つ間に、できる範囲で室内の後片付けや応急処置を進めます。床や家具が濡れていれば拭き取り、濡れた家具・家電は安全な場所へ移動させましょう。

天井から水が滴っている場合はその下にバケツを置き、床にビニールシートや新聞紙を敷いて被害範囲を限定しましょう。漏れた水が他の部屋に流れ出していれば速やかに拭き取り、床下に染み込まないようにします。

下の階まで水漏れ拡大!よくある3つの原因

下の階へ水漏れが発生する原因は主に3つです。

  • 水回り設備のトラブル・破損
  • 天井や壁からの雨漏り
  • 住民の不注意・故意過失

順番に解説していきます。

水回り設備のトラブル・破損

水道管が凍結・破裂しやすい箇所の図示

上の階の部屋で発生した水漏れの多くは、給排水設備の劣化や破損、接続ミスなどによるものです。例えば、洗濯機の給水ホースが外れて防水パンから水があふれ出し、そのまま階下に漏れてしまうケースがあります。

よくある水漏れの場所と事例を見てみましょう。

水漏れが起こりうる場所 事例
トイレ 給水管や排水管の劣化・破損、タンクや配管継ぎ目のパッキン劣化、便器のひび割れ、トイレ詰まりによるあふれ
トイレの水漏れ対処詳細はコチラ>>
お風呂 排水口の詰まりによる逆流、排水パイプの外れ、床下の防水シール劣化、浴槽からの水あふれ(栓の閉め忘れ等)
お風呂の水漏れ対処詳細はコチラ>>
洗面所 給水管・排水管のゆるみや破損、配管と床の隙間のシーリング不良、洗面ボウルからの水漏れ(ひび割れ・オーバーフロー穴の詰まり)
洗面所の水漏れ対処詳細はコチラ>>
キッチン シンク下の排水ホース外れ、配管ジョイントのゆるみ、蛇口の水漏れ(パッキン劣化等)、食洗機や浄水器接続部からの漏水
キッチンの水漏れ対処詳細はコチラ>>
洗濯機 給水ホースの外れや接続部の緩み、排水ホース外れや破損、防水パン排水口の詰まりによるあふれ
洗濯機の水漏れ対処詳細はコチラ>>
エアコン エアコンの結露水を排出するドレンホースの詰まり・外れ、室内機からの結露水漏れ(フィルター汚れや傾き)、屋根置き室外機からの雨水侵入

応急処置や各所に連絡を済ませたら、上記の場所をチェックしてみると水漏れが見つかるかもしれません。

宮城・福島・山形の水道トラブルをマルキンクリーンに相談する>>

天井や壁からの雨漏り

水漏れは室内設備だけが原因とは限りません。建物の経年劣化や防水不良による雨漏りが発生し、その水が室内に入り込んで階下に漏れるケースもあります。

例えば屋根や外壁に隙間ができて雨水が侵入し、上階の天井裏に溜まった水が下の階まで染み出すことがあります。

台風や集中豪雨の後に天井にシミが現れた場合は、雨漏りの可能性が高いでしょう。

マンションでも最上階で雨漏りが発生すれば、その下の階の天井まで被害が及ぶ恐れも。また、バルコニーの排水溝が詰まって雨水があふれ、壁の隙間から浸水し階下へ漏れる例もあります。

住民の不注意・故意過失

意外と多いのが、人為的なミスや過失による漏水です。

「浴槽にお湯を張っているのを忘れて溢れさせてしまった」「キッチンのシンクに水を出しっぱなしにしたまま離れてしまい、排水口から水が溢れ出た」などのケースです。

故意に水を溢れさせるようないたずらや悪意による漏水も稀にありますが、こちらは論外として、防げる不注意による事故を起こさないことが重要です。些細な行動でも漏水につながる可能性があるため、水を扱う際は十分注意しましょう。

下の階への水漏れは早急にプロ依頼!即動くべき3つの理由とは?

下の階へ水漏れが起きたら、自己判断で対処できる範囲は限られます。被害を最小限に留めるにはプロの力が不可欠でしょう。

ここでは、早急に水道修理専門業者へ依頼すべき理由を3つ解説します。

被害が拡大し続ける

水漏れトラブルは時間との勝負です。漏れた水は放っておけばどんどん広がり、下の階のみならずさらにその下の階まで達することすらあります。

建物の壁内に染み込んだ水分は構造材を傷め、カビの発生や木材の腐食を招きます。電気配線に水が達すると漏電やショートの危険も高まるでしょう。

一刻でも早く水を止めて原因を特定・修理しないと、被害範囲が拡大し続けてしまいます。

原因箇所を修理しないといけない

水漏れは原因となった箇所そのものをきちんと修理しない限り再発します。床や壁の水を拭くだけでは根本解決になりません。

例えば、劣化した給水管に穴が開いた場合、その部分の配管交換が必要ですが専門知識と工具がないと困難です。素人が修理しても完全に直せず、再び漏れてしまうリスクがあります。

プロの業者であれば漏水箇所を特定し、適切な部品交換や補修工事を実施してくれます。再発防止のためにも、原因箇所の確実な修理はプロに任せるのが得策です。

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素人では原因追及が難しい

水漏れの怖いところは、発生箇所と漏れ出す場所が必ずしも一致しない点です。水は建材の隙間を伝って思わぬ所から滴るため、素人目には「どこが壊れているのか分からない」ことが多々あります。

壁の中や床下で起きている漏水を正確に突き止めるには、経験豊富なプロの知見や専門機材が必要。「原因不明だけどとりあえず様子見」は禁物で、プロに調査を依頼しましょう。

下の階に水漏れが拡大した際の責任は誰に?4パターンの費用負担者

集合住宅の水道管修理の費用負担について修理箇所による違いを図示

下の階に水漏れが起きた場合、修理費用や損害賠償費用を誰が負担するのかは原因によって異なります。主なパターンを4つ見てみましょう。

https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/ms_shinchiku/ms_knowhow/mansion_mizumore/#tboc3

原因が共用部の場合→管理会社・オーナー

マンションやアパートなどで、建物の共用部分(共有設備)に原因がある漏水なら、管理責任は建物の管理会社やオーナー側にあります。例えば天井裏の共用配管からの漏水や、上階ベランダの防水層不良による漏水など、居住者の専有部分以外が起因のケースです。

賃貸物件であれば貸主であるオーナー側が修理費や階下への補償をします。

原因が専用部・住人のミスの場合→住人

上階の専有部(居住者の部屋内部)に原因がある漏水や、入居者の不注意による水漏れ事故の場合、基本的には居住者が費用を負担します。賃貸であれば入居者、分譲であればその部屋の所有者が責任を負い、階下への損害も含めて賠償する流れです。

実際は多くの方が火災保険の個人賠償責任特約に加入しているため、保険で階下への損害賠償金がカバーされるケースも多いでしょう。自分の部屋の修理費についても、水漏れの原因次第では火災保険の補償範囲となります。

いずれにせよ、専有部内の問題は基本的に自己責任となる点を覚えておきましょう。

原因が貸主が所有しているものの場合→管理会社・オーナー

賃貸住宅の場合、室内の設備でも貸主(オーナー)側が設置・所有しているものが原因で漏水することがあります。天井埋込のエアコン(貸主設備)のドレンホース詰まりによる水漏れ、給湯器の経年劣化による漏水などは、入居者には防ぎようがない故障です。

貸主設備や建物の瑕疵が原因の場合、修理費や損害賠償は貸主側の負担となります。

借主である入居者に過失がない以上、通常は貸主の火災保険等で対応されるべき事案です。ただし、賃貸借契約の内容による部分もあるため、貸主・借主間でしっかり話し合いましょう。

入居者の責任外の故障で階下漏水が起きた場合、基本的にはオーナーや管理会社が中心となって対処します。

分譲マンションの場合

分譲マンションでは、専有部分と共用部分のどちらに原因があるかで負担者が変わります。基本的な考え方は上記と同様ですが、当事者がいずれも区分所有者(マンションの住人同士)となる点が賃貸とは異なります。

原因が専有部分内にある場合は、漏水を起こした側の住戸の所有者が自分の責任で自室の修理を実施し、階下への補償も負担するのが原則です。

一方、原因が共用配管など共有部分にあると判明した場合は、管理組合が責任を負って修繕し、加入しているマンション保険で対応するのが一般的です。

実際は管理組合が加入するマンション総合保険で共用部が原因の損害を補償し、専有部起因の損害は各戸の火災保険(個人賠償責任特約)で賄う形になるでしょう。

下の階への水漏れはこんな住宅で起きやすい!5つの再発防止策

水漏れ事故は築年数の古い住宅や、過去に漏水経験のある住宅で起きやすい傾向があります。

古いマンションでは給水管・給湯管が老朽化し、小さな穴から漏水するケースが増えてきます。

また、防水施工が不十分な物件や日頃のメンテナンスが行き届いていない住まいもリスクが高まります。そこで、階下漏水の再発防止として以下5つを覚えておきましょう。

  • 定期点検を受ける
  • 水回りを日常的にチェック・清掃する
  • 老朽化した部品は早めに交換する
  • 水の使い方に注意する
  • 早期発見・早期対処を徹底する

古い部品はすぐに取り替える、定期点検を受けるだけでも水漏れのリスクは大幅に減らせますよ。

https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/ms_shinchiku/ms_knowhow/mansion_mizumore/#tboc3

下の階への水漏れは早急に修理業者へ依頼を!

本記事では、下の階に水漏れが起きた場合の対処法や原因、責任の所在について解説しました。

マンションやアパートの場合、まずは下の階の住民へのフォローと応急処置が最優先です。それからオーナーや修理業者、保険会社など各所に連絡し、冷静に対応しましょう。

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FAQ下の階への水漏れに関するよくある質問
下の階に水漏れが起きたと連絡が来たけど原因が分からない…
まずは止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。次に管理会社やオーナーに連絡し、指示を仰ぎます。修理の流れが決まったら、階下の住人に改めて連絡してください。
下の階に水漏れが起きたらまず何をすべき?
賃貸住宅、一戸建て、いずれも止水栓を閉めてこれ以上被害が拡大するのを防ぎます。その次に管理会社やオーナーに連絡するか、自分で修理業者を呼ぶかで対応が分かれます。
下の階に水漏れが起きたら修理費用はどれくらいかかる?
宮城・福島・山形エリア対応の水道局指定工事店マルキンクリーンは、3,300円〜修理対応しています。現地調査と見積もりは基本的に無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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