トイレタンク手洗い器の交換費用・修理費目安を徹底解説!トラブル別の応急処置や自分での対処方法も

この記事では、トイレタンク上の手洗い器でトラブルが発生した際の交換・修理費用の目安について徹底解説します。

「タンク上の手洗いがガタつく」
「手洗い管から水が出ない・折れた」
「陶器が完全に割れている、一部欠けてしまった」

といったトラブルでお悩みの方も必見です。トラブルの状況別に、「修理で済むのか、それとも交換が必要なのか」から詳しく解説します。

記事後半では、自分で交換する際の部品の探し方や、具体的な手洗い器の外し方もご紹介。手洗い器の修理交換を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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トイレタンク手洗い器の交換費用・修理料金【トラブル別】

トイレタンクの手洗い器を交換すべきかどうか、トラブル別に見ていきましょう。手洗い器に以下のようなトラブルが生じた際の原因と対処法を紹介します。

以下トラブルの状況ごと解説しますので、該当するトラブルの対処法と費用相場をご確認ください。

手洗い器のヒビ・破損

トイレタンクのフタ部分に設置された手洗い器は、タンクと同じ陶器でできています。そのため、以下のような原因で、ヒビが入るなどの破損が起きてしまいます。

  • 重いものが落ちた
  • 熱湯をかけた
  • 地震の衝撃でヒビが入った

ヒビが入った状態でも手洗い器の利用は可能ですが、放置すると少しずつ破損が広がっていきます。

特に、冬場はトイレの気温が低くなり、ヒビの間に入り込んだ水が凍結します。凍結した水は膨張するため、さらに破損が進むので迅速な対応が必要です。

交換に必要な費用相場は、以下のとおりです。

作業内容 交換にかかる費用相場(部品価格込み)
手洗い器部分(ふた)のみの交換 10,000円〜30,000円
トイレタンク全体の交換 38,000円〜100,000円
便器を含め全体を交換しなくてはいけないケース 40,000円〜300000円

それぞれについて、どのような状況で交換が必要になるのかを説明します。

手洗い器部分(ふた)のみの交換

トイレタンクのメーカー・型番にぴったりのフタ(手洗い器部分)があれば、手洗い器部分のみの交換が可能です。

手洗い器部分のみの交換なら、タンクの着脱がないため、費用が抑えられます。トイレのフタの価格は3000円〜12000円。また、製造が終わっていても、オークションで安い部品を見つけることも可能な場合があります。

トイレタンク全体の交換

トイレのフタが製造中止になっているケースは、トイレタンク全体の交換が必要です。

また、トイレタンク手洗器が割れていると、タンクにも衝撃が伝わっている可能性があります。はっきりした破損が見られなくても、時間が経つとタンクにも破損部分が出てくる場合も。

また、古くなって色が黒ずんできていて、新しい手洗器部分と色が合わなくなっていると想定以上の違和感があります。2006年以前のタンクとの交換なら、節水性も大幅に異なるので、交換がおすすめです。

便器を含め全体を交換しなくてはいけないケース

便器とタンクが一体型のトイレの場合は、タンクのみの交換ができません。

また、以下のようなケースは、便器とタンク全体の交換がおすすめです。

  • トイレを設置して10年以上経過
  • 見積もりをして全体交換の方が安くなるケース

トイレの寿命は10年〜15年といわれています。10年を超えていたら、タンクだけではなく、便器にも不具合が生じ始める時期です。

別々に交換するより、まとめて交換した方がリーズナブルな上、選べるタイプが増える点がメリット。突然不具合が生じる心配もなくなるので、便器とタンクの交換を検討してみましょう。

手洗い管の水が出ない・折れた

手洗い管から水が出ない、または手洗い管が折れた場合は、手洗い器そのものの交換は不要です。

手洗い管の水が出ない場合の対応法

次の2点を確認、対応してください。

  1. 給水があるのか確認(止水栓は開いているか)給水があれば次のステップ
  2. ボールタップのフィルターの掃除をする

フィルターのある場所などは、以下の記事が参考になります。

フィルターの掃除をしても水が出ないなら、以下のタンク内部品の劣化が原因なので、交換が必要です。

  1. ボールタップ
  2. 浮き球
  3. 手洗い管ホース

それぞれの部品は、以下の画像を確認してください。

トイレタンク内の部品交換を業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。

ボールタップの交換作業 12,000円~15,000円
ボールタップ以外のタンク内部品交換作業 6,000円〜15,000円
便器着脱作業(必要な場合) 10,000円〜

ボールタップはご自分でも交換できます。以下の記事を参考にしてください。

手洗い管が折れた

手洗い管が折れた場合は、手洗い管のみの交換が自分でもできます。トイレタンクのメーカーと品番を確認して、対応できるできる手洗い管を購入すればそんなに難しい作業ではありません。

以下の記事を参考にしてください。ただし、手洗い管の交換は業者に依頼しても1万円前後なので、道具類の用意がない方は、依頼した方がスムーズです。

手洗い器から水があふれる

手洗い器から水が溢れるのは、タンクに水が十分に溜まっても水が止まらないことが原因です。手洗い器の交換する必要はありません。

タンク内部品の不具合が原因なので、交換すれば解消できるはずです。

  • ボールタップ
  • オーバーフロー管
  • 手洗い管ホース

止水栓を閉めてタンク内の部品をチェックしてみましょう。明らかに劣化している部品があれば、交換します。

ただし、どの部品に不具合があるのかは、経験がないと見分けがつきません。水道修理業者に点検・修理依頼がおすすめです。

下の記事でトイレタンクの構造を説明しています。システムを知れば、不具合のある箇所を特定しやすくなります。

>> 宮城・福島・山形エリアのトイレトラブルなら!プロに相談してみる

トイレタンク手洗い器でトラブルが発生した際の応急処置

トイレタンク手洗い器にヒビが入ったら、以下の方法で応急処置が可能です。

  • 接着剤・パテを使う
  • 防水ダクトテープを使う

ヒビがある程度なら、接着剤やパテを使いましょう。完全に割れている場合は、防水ダクトテープを巻いて動かないようにしておけば、数日は問題ありません。

ただし、水が流れる手洗い器は、修復してもすぐに不具合が生じる可能性があります。不具合が起きる前に、迅速な修理が必要です。

下記の記事は、便器の応急処置方法を説明しています。同じ陶器でできているので、手洗い器の修理も同じ方法で応急処置を施せます。

トイレ手洗い器を交換費用を抑えて自分で交換する方法【簡単3ステップ】

トイレ手洗器は、トイレのフタの開け方を知っている方なら、簡単に交換可能です。

  1. 交換するトイレタンクのメーカー・型番を確認する
  2. トイレタンクのフタを開ける
  3. トイレ手洗い器を交換する

以下、各ステップごと詳細を解説します。

1.交換するトイレタンクのメーカー・型番を確認する

トイレタンクのメーカーと型番を確認して、手洗い器を購入します。メーカーの公式サイトで探しても見つからないときは、電話で問い合わせましょう。

手洗い器は、販売する頻度の低い部品なのでサイトに掲載されていない場合があります。

対応している手洗い器でも、大きさが微妙に違う可能性があります。その場合は、発泡パッキン(製品に付属している)を設置して調整する作業が必要です。

2.トイレタンクのフタを開ける

トイレタンクのフタの開け方を知っておくと、簡単な調整などもできて便利です。

  1. フタを持ち上げる
  2. 給水ホースを接続しているナットを反時計回りに回す
  3. 手洗い管がついたままの状態でフタを開ける

ナットは手で回せます。軍手かゴム手袋をした方が力を入れやすいのでおすすめです。

3.トイレ手洗い器を交換する

以下の手順で設置します。

  1. 取り外した手洗い器を作業しやすい場所に置く
  2. 手洗い管を手洗い器から取り外す
  3. 新しい手洗い器に手洗い管を設置する
  4. 仮にタンクにのせてみて、発泡パッキンで調整する
  5. 改めてタンクにのせて、給水ホースと接続する

給水ホースと接続する前に、ガタツキがないか確認してください。

トイレ手洗い器は交換費用がかかっても業者依頼がおすすめ【3つの理由】

トイレ手洗い器の交換は、以下の3つの理由から水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 交換・修理の判断からお任せできる
  • 交換が必要でもすぐトイレが使えるようになる
  • 独立した手洗い器の設置も頼める(簡易リフォーム)

それでは、一つずつ見ていきましょう。

交換・修理の判断からお任せできる

業者に見てもらえば、交換が本当に必要かどうかの判断をしてもらえます。

また、交換可能な手洗い器が自分では見つけられず、タンク全体を交換しなくてはいけないと思っていても、業者なら適切な手洗い器を見つけてくれる場合も。

プロの修理業者に相談すれば、最善の方法を見つけてもらえる可能性が高まります。

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交換が必要でもすぐトイレが使えるようになる

自分で交換するとなると時間がかかりますが、プロのスタッフなら、短時間の作業が可能です。交換部品の調達も、ご自分でするよりスムーズです。

そのため、作業を始めたその日のうちにトイレが使えます。

独立した手洗い器の設置も頼める(簡易リフォーム)

手洗い器なしのフタにして、別途、独立した手洗い器を設置を依頼できます。タンクと便器を交換しなければならない場合は、タンクレストイレへのリフォームも可能です。

さまざまな提案をしてもらえるので、見積もりを取って比較検討してください。型番によっては、便器とタンク全体を交換してもタンクのみの交換と費用が変わらないケースもあります。

最近の便器は掃除しやすい機能が付いている点も見逃せません。

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トイレタンクの交換費用をかけるなら簡易リフォームもあり?【手洗い器はどうする?】

トイレタンクや便器を交換するなら、手洗い器を別途設置することも検討してみましょう。場合によっては、トイレタンク・便器の交換と比較して、費用がほとんど同じという可能性もあります。

手洗い器をどうするか検討中の方に、独立型の手洗い器とタンク一体型手洗い器のメリット・デメリットを表にしたので、参考にしてください。

独立型
手洗い器
タンク一体型手洗い器
メリット ・おしゃれな手洗い器を選べる
・石鹸で手を洗える・
・高齢者や幼児も手を洗いやすい
・水が飛び散らない
・スペースの有効利用が可能
・水の有効利用が可能
・水の流れで不具合を見つけやすい
デメリット ・スペースがないと設置できない
・配管工事が必要
・掃除がしにくくなる可能性
・石鹸で手を洗えない
・水がハネやすい
・小さな子供が手を洗いにくい

独立型手洗い器にする場合は、従来の手洗い器部分を手洗い器のないフタにします。タンクレストイレに交換すると、独立型手洗い器を設置するスペースが生まれます。

タンクレストイレはデザイン性が高く、節水できる点が魅力です。以下の記事で、タンクレストイレのメリット・デメリットを解説しているので、参考にしてください。

また、従来は大がかりな配管工事が必要でしたが、各トイレメーカーでは、トイレの給排水システムを利用する手洗い器を紹介しています。配管工事をしなくても、独立型の手洗い器を設置できるようになりました。

賃貸で手洗い器の交換が必要な場合の対処法

元々、わずかにヒビが入っていて、突然割れてしまったという場合は、一般的には大家さんに修繕義務があります。

一方、以下のようなケースは、入居者に修理代の支払い義務が生じます。

  • 入居者の不注意でトイレの手洗い器が割れた
  • 勝手に、修理業者に依頼した

勝手に修理業者への依頼は、トラブルの原因です。修理代を請求できなくなるだけではなく、原状回復義務から、元の状態にするように要求されるかもしれません。

ただし、物件によって賃貸契約が異なります。どのような場合も、入居者が支払わなくてはいけないケースもあるので、契約書を読み返してみてください。

いずれにしても、まずは管理会社、または大家さんに相談しましょう。以下の記事では、賃貸にお住まいで修理をどうしたらいいのかを詳しく説明しています。

トイレの手洗い器の交換を検討中なら

トイレの手洗い器を交換する際の料金や交換方法を解説しました。

トイレの手洗い器はご自分での交換も可能です。しかし、型番がない場合は、設置が難しく、ガタつきが生じてしまうかも。

業者に依頼すれば、ぴったりの使いやすい手洗い器に短時間で交換できます。アフターサービスや相談のしやすさでは、地域密着型の水道業者がおすすめです。

業者選びに迷っているなら、ぜひ『マルキンクリーン』にご相談ください。マルキンクリーンは、宮城・福島・山形エリアに特化した地域密着型の水道修理業者です。

年中無休で24時間稼働しているので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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FAQトイレタンクの手洗い器交換費用に関するよくある質問
トイレ手洗い器の交換は自分でできますか?
はい、交換部品があれば可能です。トイレタンクのメーカーと型番を確認して、メーカーにタンクに対応する手洗い器(フタ)があるか問い合わせてください。
トイレ手洗い器が割れた際の応急処置は?
防水ダクトテープを巻いておきましょう。その後、できるだけ早く手洗い器を交換してください。
トイレ手洗い器交換を業者に依頼した場合の費用目安は?
手洗い器部分(ふた)のみの交換であれば10,000円〜30,000円、トイレタンク全体の交換が必要になると、38,000円〜100,000円が相場です。

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