水漏れ修理はどこに頼む？業者選びで失敗しないためのコツを徹底解説

この記事では、水漏れ修理をどこに頼むべきかについて徹底解説します。

初めて水漏れ修理を依頼する場合は特に、どこにすればいいのか迷うことが多いでしょう。

「役所や水道局が対応してくれるケースはないの？」
「修理業者を選ぶ際のコツや注意点は？」

といった疑問も解消していきます。悪徳業者とのトラブルも増える中、今回は、問合せ時に確認すべきことや安心の水漏れ修理業者選びまで丁寧にご紹介。水道修理の依頼先選びに、ぜひお役立てください。

水漏れ修理はどこに頼む？【水道局や役所の対応範囲は？】

水漏れ箇所によっては、水道局が無料で修理します。メーターボックスを境にして、道路側はお住まいの地域の水道局、住宅側は住んでいる人に修理責任があります。

敷地内でも、メーターボックスより道路側なら、水道局にすぐに連絡してください。

たとえば、仙台市なら水道修繕受付センター、福島市なら水道管路課、山形市なら上下水道部給排水センターと連絡先の名称が異なります。どこに連絡すればいいのかわからないときは、市役所に問い合わせてください。

メーターボックスより自宅側の水漏れは、住んでいる人が水道局指定工事店に修理を依頼して修理します。しかし、水道メーター自体が凍結などで壊れている場合は、水道局が交換してくれます。

集合住宅の場合

マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、水道メーターではなく専有部分かどうかで決まります。

登記上、専有部分なら、ご自分で修理が必要です。共有部分に関しては、管理組合にお知らせください。

専有部分の水漏れで、階下に被害を与えると賠償責任も生じるので、迅速な対応が必要です。

ただし、賃貸の場合は、管理会社か大家さんにご連絡ください。

水漏れ修理をどこに頼む？優良業者の見極めポイント4選

まず、以下の4つのポイントを確認して、問い合わせする業者を選びましょう。ネット上の情報で、確認できます。

• 水道局指定工事店に指定されている
• 地域密着型の業者の中から選ぶ
• サービスが充実している
• 実績豊富で口コミ高評価

それでは、それぞれの確認方法と注意点を解説していきます。

水道局指定工事店に指定されている

水漏れで依頼する業者は、水道局指定工事店に指定されていることが必須条件です。水道局や市役所の上下水道課のサイトにも「水道局指定工事店に依頼してください」と書かれています。

水漏れの原因が蛇口のパッキン交換程度で直るのならどの業者でも問題ありません。しかし、水道管に問題がある場合は、指定業者以外の対応は禁じられています。

万が一、非指定業者に依頼したことが水道局にわかったら、やり直しの工事が義務付けられるかもしれません。また、水漏れで水道代が高額になった場合の減免制度を利用できなくなります。

水道局指定工事店とは何か知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

地域密着型の業者の中から選ぶ

水漏れなど水回りのトラブルの相談は、地域密着型の業者がおすすめです。地域密着型の業者なら、お近くに営業所があり、すぐに対応してくれるでしょう。

地域密着型の業者は、基本的に以下のような特徴があります。

• 迅速な対応
• 親身な対応
• 相談しやすいスタッフ
• リーズナブルな料金

地域密着型の業者は、一般的に広告費を抑えるなどコストをかけないようにして、安い料金を実現している場合がほとんどです。

水道局指定工事店に指定されている地域密着型の業者なら、安心して任せられます。

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サービスが充実している

水道局指定工事店なら、信頼できますが、サービスは各業者ごとに異なるので、確認する必要があります。

公式サイトや問い合わせの電話で、以下の点を確認しましょう。

• すぐに駆けつける
• 料金体系がわかりやすく明朗会計
• 決済方法が豊富
• アフターサービスの充実
• 電話対応が親切

公式サイトを見てもどこに書いているのかわからない場合は、電話で問い合わせ時にきいてみましょう。

どのような質問にもごまかすことなく、ていねいに答えてくれる業者なら、社員教育もきちんとしている信頼できる業者です。

実績豊富で口コミ高評価

水道修理業者の公式サイトで、実績を確認しましょう。まず、会社概要のページで、設立・創業年を見ると、実績年数がわかります。

公式サイトの最初のページに施工実績数を記載していたり、施工事例の写真や利用者の口コミを掲載していたりすると、具体的な実績がわかります。

また、ネット上の口コミも参考にしてください。料金のトラブルやすぐに再発したという口コミが多い業者は、依頼しないほうがいいでしょう。

ただし、口コミの中には、信頼できないものも含まれています。できるだけ多くの口コミをチェックして、総合的に判断してください。

水漏れ修理をどこに頼むか悩むなら【先に必ず応急処置を！】

水漏れ修理をどこに頼むか考えている間にも、水漏れは続きます。まずは、応急処置により水漏れの被害がこれ以上広がらないようにして、じっくり業者を選びましょう。

水道の元栓を閉める

まずは、水道の元栓を閉めて、給水を止めましょう。給水がなければ、水漏れを止められます。水道の元栓は、水道メーターの横に設置されています。

• 戸建ての元栓：敷地内の地面に「量水器」、または「止水栓」などと書かれたフタの中
• マンション：玄関扉の横に設置された小さな扉にメーターボックス（MB）、またはパイプシャフト（PS）の表記

戸建てのメーターボックスが開けにくい時は、マイナスドライバーを使います。フタの隙間部分にマイナスドライバーを入れてテコの原理で開けてください。

メーターボックス内の水道の元栓は、時計回り（右回り）に回せば、給水が止まります。給水を止めると当然水が使えなくなるので、迅速な対応が必要です。

濡れている箇所を乾かす

給水を止めたら、濡れている箇所を乾かします。どの部分から濡れているのか、どの箇所からの水漏れなのかを、確認しましょう。

その際、ナットの緩みなどを確認してください。トイレタンクなどに接続された給水管のナットが緩んでいるだけなら、締めなおすだけで水漏れが直るかもしれません。

水道代で水漏れがあると気づいたら

水漏れ箇所がはっきりわからなくても、壁や床下で水漏れが起きている場合があります。水道料金が急に高くなったらどこかで水漏れしているのかもしれません。

水漏れの有無を確認する方法は、以下の通りです。

1. 住宅内の蛇口をすべて閉める
2. メーターボックス内の水道メーターを確認する
3. 水道メーターのパイロットが動いていれば水漏れの可能性がある

洗濯機や食洗機など水を使う機器類も、使用していないことを確認してください。

水漏れ箇所がわからないときは、水漏れ箇所の点検から依頼する必要があります。

【賃貸住宅】管理会社か大家さんに連絡

賃貸住宅の場合は、すぐに大家さん、または、大家さんが管理を管理会社に委託しているなら、管理会社に連絡してください。

勝手に修理を依頼すると、トラブルになる可能性があります。賃貸の場合は、決まった業者にメンテナンスを依頼している場合が多いためです。

水漏れの原因が入居者にない場合は、大家さんが修理費用を払うケースがほとんどです。しかし、勝手に修理を依頼すると、修理費用を払ってもらえなくなるかもしれません。

また、うっかり悪徳業者に依頼して、高額請求されたり水漏れが悪化したりすると大変です。悪化したら、さらに修理費用を支払わなくてはいけなくなります。

水漏れ修理をどこに頼むか決めた際の確認事項【まずは問合せを】

ネット上の情報で、信頼できそうな業者をピックアップしたら、まずは電話で問い合わせをして以下を確認してください。

• 見積もり料金がどこまで無料か
• いつ来てくれるか
• 休日や深夜の割増料金はあるか

問い合わせの際の説明の仕方にも注目しましょう。ていねいにきちんと答えてくれる業者なら、安心です。

質問する内容について、さらに詳しく説明します。

見積もり料金がどこまで無料か

ほとんどの水道修理業者は、公式サイトで見積もり無料と記載しています。ただし、完全に無料ではない場合があるので、注意が必要です。

点検に時間がかかると有料になる場合があります。また、見積もり無料と言いながら、見積書の発行をしない業者もいるので、その点の確認もしておきましょう。

見積書に作業項目ごとにきちんと記載して、どのような作業をするのか、それぞれの作業がいくらくらいかかるのかを記載して、ていねいに説明してくれる業者は信頼できます。

相見積もりをする場合にも、不要な作業がないか、作業料金が高すぎる項目がないかを比較・検討できるので、無料で見積書を発行してくれる業者がおすすめです。

いつ来てくれるか

水漏れは放置すると、床材や壁にダメージを与えます。迅速に対応してくれる業者が、おすすめです。

問い合わせ時に、「いつ来てくれるのか」をきいて、その日のうちに来てくれる業者に依頼しましょう。問い合わせ後に、作業スタッフから「◯時に伺います」と連絡が入る業者は、信頼できます。

地域密着型で運営している小規模経営の水道業者ですと、たまたまスタッフが不在ということもあります。それでも、翌日になると言われたら、別の業者に問い合わせましょう。

休日や深夜の割増料金はあるか

業者によって、作業には関係なく料金が加算される場合があります。特に気をつけたいのは、休日や深夜、早朝の割増料金です。

多いケースでは、5,000円以上も追加する業者もいるので、問い合わせ時に確認してください。加算される時間を確認して、加算されない時間に依頼するか、割増料金のない業者に依頼しましょう。

また、駐車できるスペースがないと、駐車場代を請求する業者もいます。駐車代などの出張費も確認しておくと安心です。

水漏れ修理を頼んではいけない業者【悪徳業者の特徴】

最後に、絶対に頼んではいけない業者の3つの特徴を解説します。

• 格安の見積もり金額を提示する
• 見積書を発行しない・内訳がはっきりしない
• 契約を急ぐ

以上のような業者は、ほとんどの場合、悪徳業者なのですぐに断りましょう。ひとつずつ、説明していきます。

格安の見積もり金額を提示する

あまりに安い料金を提示する業者は、信用できません。ポストなどに「1,000円で水漏れ修理」などと書かれたチラシを入れている業者は、悪徳業者がほとんどです。

作業後に高額請求したり、手抜き工事をしたりといったトラブルが起きています。適正価格で運営している業者がおすすめです。

不安があれば、複数の水道修理業者に相見積もりを依頼すると、適正価格がわかります。以下の記事で、水道修理の料金について説明しているので、参考にしてください。

見積書を発行しない・内訳がはっきりしない

無料で見積もりをすると言いながら、口で「〇〇円」と言うだけの水道修理業者は信用できません。見積書の発行を有料にしている業者もいます。

見積書を発行しないと、作業後に高額請求する可能性があるので、必ず書面で見積もりを提示してもらいましょう。書面による見積もりがないと、作業後に、「言った」「言わない」といったトラブルになってしまいます。

具体的にどのような作業をして、いくらかかるのかを説明できない業者は信頼できません。

契約を急ぐ

見積もり後にもう少し検討したいと思っているのに、契約を強要する業者は注意が必要です。

「すぐ修理しないと大変なことになる」と、脅して契約を急がして、他の業者と比較しないようにする業者の脅しに乗ってはいけません。

特に水漏れが水道管の場合は、修理代が高額になるので、じっくり検討して適正価格で必要な箇所のみの修理をする業者を選びましょう。

信頼できる業者は、契約を急かせることはありません。ぼったくり業者の見極め方や優良業者を選ぶコツを以下の記事で説明しています。参考にしてください。

水漏れ修理をどこに頼むか迷ったら

水漏れ修理でどこに頼むか、業者選びのコツを紹介しました。

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