ベランダ・バルコニーの水漏れ対処法!応急処置や原因特定方法まで徹底解説

この記事では、ベランダやバルコニーの水漏れ原因と応急処置をお伝えします。

「上の階から天井をつたって、ベランダに水滴が落ちてくる!」
「窓やガラス扉から室内に水が入り込んできている?」
「雨水が流れる配管が壊れて、バルコニーに水が漏れている」
「自室ベランダの排水溝から水があふれて、漏れてしまっている」

といったベランダ周りの水漏れ被害でお悩みの方は、迅速な対応が必要です。

まずは、水漏れの応急処置をして、対処法を検討しましょう。修理費用が高額になる場合に活用したい、火災保険や助成金などの制度もご紹介。費用を抑えて対処したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Post Banner

ベランダ・バルコニーからの水漏れが疑われる症状【5つのケース】

ベランダやバルコニーからの水漏れは、わかりにくいのでどうしても発見が遅れがちです。水漏れかどうかから判断が難しいケースも少なくありません。

以下の症状を見つけたら、ベランダやバルコニーからの水漏れです。

  • ベランダの下の部屋の天井近くにシミがある
  • クロスがはがれかけている
  • ベランダの軒天井にシミがある
  • 軒下の塗装がはがれている
  • ベランダに水がたまって掃き出し窓に続く床が濡れている

どの部分に問題があるのかの確認が必要です。原因を突き止めて、適切な対応をしましょう。

ベランダ・バルコニーで水漏れが起きる原因

ベランダ

ベランダ・バルコニーからの水漏れの原因は、以下の通りです。

  • 排水管のつまり・劣化
  • ベランダ床の劣化
  • 笠木(かさぎ)の劣化
  • はき出し窓の劣化
  • ハッチのずれ・劣化

それぞれについて説明します。

排水管のつまり・劣化

大雨のときに、ベランダに水がたまらないように、ベランダには排水溝が設置されています。排水溝や排水管が詰まると、水が流れずベランダに水がたまってプール状態に。

水位が高くなるとはき出し窓の下部から水が室内に入り込んでくるので注意が必要です。

【ベランダの排水溝のつまりの原因】

  • 枯葉、木の枝
  • 土、砂
  • 洗濯物の糸くず
  • 洗濯バサミなどの破片
  • 風に飛ばされてきたゴミ

また、排水管の劣化によって、水漏れが起きるケースもあります。排水管の寿命は、15年~25年です。しかし、つまりが何度も生じると、排水管内の圧力が高まって、劣化が進みます。

ベランダ床の劣化

ベランダやバルコニーの床は、防水加工が施されています。しかし、老朽化や劣化で防水加工がはがれると、水が染み込むようになり水漏れが始まります。

【ベランダやバルコニーの床が劣化する原因】

  • 紫外線
  • 設置されているもの
  • 設置されているものからの水漏れ

ベランダ園芸をして、鉢植え・プランターを設置していると、重さと水漏れの影響で劣化しやすくなります。

また、以下のような機器類が壊れて水漏れするのも、劣化の原因です。

  • エアコンの室外機
  • 洗濯機
  • 給湯器

晴れていても床が濡れていたら、原因を特定して対処が必要です。根本的な原因を解消しないと、水漏れ修理をしても再発します。

笠木(かさぎ)の劣化

手すりのフチに被せている板状のものが笠木です。デザイン的な目的以外に防水性を高める役割があります。

笠木はビスで固定し、ビスの周辺はシーリング材を充填して防水しています。シーリング材の劣化や笠木本体の劣化で水漏れが始まります。

はき出し窓の劣化

特に屋根のないバルコニーでは、はき出し窓の劣化が起きやすい傾向です。

【はき出し窓から水漏りが起こる原因】

  • 窓枠のコーキングの劣化
  • 引き違い部分の隙間
  • 窓枠とガラスの隙間を埋めていたビート材の劣化
  • 窓枠周辺の外壁の劣化

風がふくと窓がガタガタと音がするのは、隙間ができている証拠です。

ハッチのずれ・劣化

ハッチは正式には、避難器具用ハッチと呼ばれます。ベランダにある四角いフタがハッチで、非常時にはフタを開けて下に降りて逃げるシステムです。

【ハッチからの水漏れの原因】

  • ハッチ周辺の防水処理の劣化
  • 地震などの衝撃によるハッチの変形・ずれ

防水加工のやり直しやハッチの交換が必要です。

ベランダ・バルコニーの水漏れが起きたときの応急処置

ベランダやバルコニーで水漏れが起きたら、被害が広がらないように以下の応急処置を施してください。

  • はき出し窓周辺の家具類を移動する
  • ブルーシートでおおう
  • 掃き出し窓の周辺や壁のひび割れにテープを貼る
  • 排水口のつまりを解消する

それぞれについて、解説します。

はき出し窓周辺の家具類を移動する

はき出し窓の周辺に家具や家電製品が設置されていたら、濡れないように移動しましょう。

特に家電製品は、濡れると壊れたり感電したりするので、注意が必要です。

ブルーシートでおおう

ブルーシートで、ベランダ全体をおおいます。ベランダの床だけではなく、手すりも全部、ブルーシートで包みましょう。

全体を包むほど大きなブルーシートがない場合は、少なくとも水が入り込む箇所をカバーしてください。

はき出し窓の周辺や壁のひび割れにテープを貼る

掃き出し窓の周辺、引き違い部分の隙間や外壁のヒビ割れに、防水性のあるテープを貼って水漏れを止めます。

テープは、ビニールテープなどで大丈夫ですが、できれば防水補修テープなど水に強いテープがおすすめです。

以下の記事で、テープの選び方を解説しています。お近くで購入できる店があれば、参考にしてください。

排水溝のつまりを解消する

ベランダに水がたまっている状態なら、以下のような方法で、排水溝のつまりを解消しましょう。

  • 枯葉などを手で除去する
  • ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使う

ただし、液体パイプクリーナーは効果がありません。液体パイプクリーナーで溶かせる詰まりは、油汚れや毛髪などです。

以下の記事で、ベランダのつまり解消法を解説しているので、参考にしてください。

ベランダ・バルコニーの水漏れ修理はどこに頼む?【持ち家/賃貸】

ベランダやバルコニーから水漏れが生じた際に、どの業者に相談すべきか迷ってしまう場合に、以下の表を参考にしてください。

壁・窓など
ベランダ設備の不具合
排水管・給湯器等
水まわりの破損・つまり
持ち家
┗戸建て
┗分譲マンション
工務店・リフォーム会社 水道修理業者
賃貸
┗戸建て
┗アパート/マンション
管理会社もしくは大家さん

分譲でも賃貸でも、マンションのベランダやバルコニーは各戸で管理、維持して私物も置いていますが、契約上は共用部分です。

そのため、管理会社が修理を請け負うケースも少なくありません。ただし、排水溝の詰まりは、管理不足が原因のケースが多いため、住んでいる人が責任を持って対処します。

ただし、排水管やハッチの劣化が原因なら管理会社が負担することがほとんどです。以下の場合は、まずは管理会社に連絡してください。

  • 原因がわからない
  • 外壁・笠木・ハッチ・排水管の劣化

以下の記事で、マンションの水漏れが起きた際に費用を負担すべきなのは誰なのかを解説しているので参考にしてください。

賃貸のケース(アパート・マンション/戸建て2F以上)

賃貸にお住まいの場合の責任の所在は、以下を参照してください。

  • 水漏れの原因が排水管の劣化などなら大家さんが修理
  • 排水口に枯葉などがたまって不具合が生じたのなら入居者の責任
  • 階下に被害を与えた場合は、個人賠償責任保険の利用も含め、弁償

入居者が修理しなければならない場合も、すぐに修理業者に依頼せずに管理している人への相談が必要です。

以下の記事で賃貸のケースをわかりやすく解説しています。

分譲マンション・戸建て持ち家のケース

戸建て持ち家なら、ご自分での対応が必要です。

分譲マンションの場合は、箇所によっては管理会社が請け負います。ベランダの床の劣化は、他の入居者とも相談してマンション全体で工事を依頼できるかもしれません。

階下への倍賞問題が生じた場合も、管理会社を通した方がトラブルにならないでしょう。

修理をする場合は、地域密着型の業者がおすすめです。点検や相談、見積もりは無料の業者がほとんどなので、まずは相談してください。

\宮城・福島・山形対応!/

>>頼れる水道業者から今すぐ無料見積りを請求する

ベランダ・バルコニーの排水管トラブルによる水漏れなら水道修理業者へ

戸建てベランダ・バルコニーの排水管トラブルによる水漏れなら水道修理業者に相談しましょう。

水漏れの原因がわからない場合も、まずは水道修理業者への相談がおすすめです。

ほとんどの水道修理業者は、見積もり無料で即日対応が可能で、すぐに点検します。

排水管トラブルの修理料金の目安は、以下の通りです。

作業項目 料金相場
軽度のつまり 8,000円~15,000円
排水溝・排水パイプの部品交換 3,000円~10,000円
排水パイプの交換 20,000円〜
トーラー使用の排水管掃除 10,000円〜15000円
高圧洗浄機使用の排水管掃除 15,000円~
雨水枡の掃除 1カ所につき2000円〜
雨水枡の交換 35,000円〜45,000円

上記以外に、基本料金や出張費、休日の割増料金などが業者によって加算されます。必ず見積もりを取って、料金の合計金額を確認してから依頼しましょう。

ベランダ・バルコニーの水漏れ修理費用は全額負担?適用できる3つの補償・助成

ベランダやバルコニーの水漏れ修理は、高額になるケースがあります。利用できる補償や助成の利用がおすすめです。

以下を利用できないか、確認してください。

  • 火災保険
  • 瑕疵担保責任
  • 自治体の助成金

それぞれについて、さらに詳しく解説します。

火災保険は「自然災害によるもの」と特定されれば使える

住んでいる人の使い方が悪かったのではなく、自然災害が原因での水漏れなら火災保険を適用できることがほとんどです。

40年越えの古い住宅でも可能性があります。経年劣化ではなく、自然災害であると専門家が特定すれば保証されるので、専門家に特定を依頼してください。

また、火災保険に水濡れ(みずぬれ)補償が含まれていれば、給排水設備の故障や隣家(階下)への補償も受けられます。

以下の記事で火災保険に関してわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

築10年以内なら雨漏り修理は瑕疵(かし)担保責任でカバー

瑕疵担保責任とは、売主や施工主が損害賠償や契約解除をするというものです。築10年以内なら、売主が修理する義務があります。

外壁修理等は自治体の助成金を利用する

福島県会津若松市や白河市など、外壁修理の補助金が出る自治体があります。

また、戸建てで瓦屋根に問題があってベランダの水漏れがある場合は、瓦屋根耐風改修補助金を交付する宮城県亘理町のような自治体もあるので、確認しましましょう。

ベランダ・バルコニーの水漏れ再発を予防する方法

ベランダやバルコニーの水漏れ修理をしたら、再発しない対策が必要です。

定期的な排水口の清掃

排水口が枯れ葉などで詰まらないように、少なくとも月1回の掃除が必須です。

また、台風など暴風雨のあとは、枯れ葉がさまざまな箇所から飛んでくるので、排水口にゴミが入っていないかチェックしましょう。

排水溝に砂利やゴミが入らない工夫

排水溝に砂利や土、ゴミが入らないように、ネットを設置してください。網状のものを差し込むタイプやネット状のものが、ホームセンターや通販サイトで1,000円〜3000円で購入できます。

購入する際は、必ずベランダ用を選んでください。お風呂用などは簡単に風で吹き飛ばされてしまいます。

水漏れする機器類を放置しない

ベランダやバルコニーに以下のような器具を置いているなら、水漏れなどのトラブルがないかチェックしましょう。

  • 給湯器
  • エアコン室外機
  • 洗濯機
  • 蛇口・シンク

雨が降らないのに、ベランダの床が濡れているときは確認が必要です。

定期的なメンテナンスを業者に依頼

定期的にメンテナンスを業者に依頼すると確実です。

マンションの場合は、管理組合に定期的なメンテナンスを提案してみましょう。

また、個人で点検を依頼したい場合も、マンション共用部火災保険の「水漏れ原因調査費用」が利用できる可能性があります。マンションの管理組合に確認してください。

ベランダ・バルコニーの水漏れでお困りなら

ベランダやバルコニーからの水漏れの原因と対処法を解説しました。

ベランダやバルコニーの水漏れを放置すると、住宅へのダメージが心配です。また、マンションなど集合住宅にお住まいなら、階下への影響もあります。

できるだけ迅速な対処が必要です。水漏れの原因は、排水溝や排水管のトラブルが多くみられます。

まずは水道修理業者にトラブルの原因と対処を相談してください。

宮城・福島にお住まいの方は、宮城・福島・山形対応!地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』が力になります。

年中無休・24時間、対応しているのでいつでもご相談可能です。点検・見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

>>無料で見積もりを取ってみる

FAQベランダやバルコニーの水漏れに関するよくある質問
ベランダやバルコニーからの水漏れの原因はなんですか?
ベランダやバルコニーからの水漏れの原因は、排水管のつまりや劣化が主な原因です。その他、外壁やはき出し窓などの老朽化などもあげられます。
ベランダやバルコニーの排水溝のつまりを液体パイプクリーナーで解消できますか?
できません。液体パイプクリーナーは、お風呂やキッチン用に油汚れや毛髪、皮脂などを溶かす成分が主流です。ベランダの排水溝は、枯れ葉や土・砂などなので、液体パイプクリーナーでは溶かせません。
ベランダの排水管つまりを業者に依頼するといくらかかりますか?
水が少しずつでも流れるような軽微なつまりなら1万円以内で解消できます。しかし、全く流れない状態なら、高圧洗浄や排水管の交換が必要になる場合もあります。まずは見積もりを取ってみましょう。

\お気軽にご相談ください!/

    お名前(名字だけでOK)必須

    電話番号 必須

    個⼈情報保護⽅針に同意して

    24時間365日対応! 出張・お見積もり無料! ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。 

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891
    ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。