トイレ手洗い管が折れたときの応急処置と対処法!【賃貸の場合も】

この記事では、トイレの手洗い管(金具)が折れた場合の、応急処置や対処法を解説します。

トイレの手洗い管が故障した際、手を洗うのに使わなければそのままでも大丈夫と思いがち。

しかし、折れた箇所をきちんと処置しないと、さらなるトラブルの原因になるので、注意が必要です。ご自分で交換するやり方も説明するので、参考にしてください。

後半では賃貸にお住まいの場合の注意事項もあわせてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

Post Banner

トイレ手洗い管が折れたときの応急処置

シールテープで応急処置

タンクの上部に設置された手を洗うための手洗い管が、突然、折れてしまった際の応急処置を解説します。

ここで紹介するのは、あくまで応急処置です。応急処置だけで放置すると、すぐ不具合が再発します。応急処置を済ませたら、できるだけ迅速に、手洗い管を交換するようにしましょう。

手洗い管にヒビが入っている程度ならテープで補修

手洗い管がポキッと折れたのではなく、ヒビが入っている程度ならテープで補修できる可能性があります。

ただし、気をつけて作業しないと、ヒビが入っているのでそこからポキッと折れてしまうかもしれません。

それでは、応急処置法を説明します。

用意するもの

以下の2種類のテープを用意してください。

  • シールテープ
  • 粘着テープ

シールテープは、伸縮性があるので、手洗い管のヒビにもピッタリと馴染みます。

応急処置の手順

応急処置の流れをお伝えします。

  1. 止水栓を閉めて給水を止める
  2. 手洗い管のヒビが入っている箇所を確認する
  3. ヒビは入っている箇所をていねいに拭いて水気を取る
  4. ヒビの部分にシールテープを巻く
  5. さらに補強するために粘着テープを巻く

手洗い管が濡れていると、シールテープが馴染みません。止水栓を閉めて、乾いた布で拭き取りましょう。手洗い管のヒビから水が出続けていると、周囲の壁や床に壁のカビの増殖、壁紙・床素材の剥がれなどが生じてきます。

水の吐水方向を変えてカビ予防

水が飛び散ると、黒カビなどの原因になるので、水の吐水方向を変えておきます。手洗い管から水が出なくなるので、手洗いは洗面所等で行ってください。

  1. トイレタンクのフタを開ける
  2. 手洗い管とボールタップを接続している蛇腹状ホースを下側に動かす
  3. フタが開いた状態で、水を流してみる
  4. 水が飛び散らないか確認する

蛇腹状ホースは、ボールタップ側は動きやすい状態なので、接続箇所をつまんで動かします。水が飛び散らない状態になるまで、動かしてください。

トイレ手洗い管が折れた原因は?

原因

トイレの手洗い管は、金属製なので簡単には折れません。場合によっては、何十年も使っていますが、使い方が悪いと10年未満で折れてしまうことも。

トイレ手洗い管が折れる原因を知って、再度、折れてしまわないように気をつけましょう。

劣化

トイレの手洗い管は、特に寿命というのはなく、劣化はあまりしません。それでも強い圧力を与え続けていると、壊れやすくなってしまいます。

賃貸住宅や中古住宅なら、前に住んでいた人の使い方が悪くて劣化が進んだ可能性もあります。

手洗い管が劣化するような使い方をしていたら、つまりなどのトラブルも起きる可能性があるので、注意が必要です。

衝撃

トイレの手洗い管は細い金属管なので、衝撃を与えると折れてしまうことがあります。以下のような衝撃で、折れてしまったというケースがありました。

  • トイレタンク内を掃除するために、フタを開ける際に手洗い管をつかんで持ち上げた
  • 重いものをうっかり上から落としてしまった

衝撃を与えることのないよう、十分気をつけましょう。

トイレ手洗い管が折れたまま放置して大丈夫?

注意

トイレでは手を洗わないから手洗い管が折れたまま放置してしまおう、などと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。手洗い管で手を洗わないという理由で放置していると、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。

  • タンクとフタの間からの水漏れ
  • タンクの底からの水漏れ
  • カビが増える

以上のようなトラブルが起きるかもしれないので、できるだけ迅速にトイレ手洗い管を交換してください。

トイレタンクからの水漏れに関しては、以下の記事をご覧ください。

折れたトイレ手洗い管は自分で交換できる?

トイレ手洗い管は簡単な構造なので、手洗い管そのものだけのトラブルならご自分での対応が可能です。

ただし、トイレ手洗い管が折れた際に、手洗い管以外も壊れてしまってないかの確認が必要。トイレタンク本体は陶器製なので、衝撃で割れている可能性があります。

もし、トイレタンクの陶器部分が割れていたらタンクの交換が必要です。割れたタンクをそのままにすると、大量の水漏れが始まるかもしれません。迅速な対応が必要なら、地元密着型の業者にすぐ相談してください。宮城・福島エリアでお困りの方は、『マルキンクリーン』へまずはご相談を。

ここからは、トイレタンクが割れていない場合に、手洗い管をご自分で交換する方法をご紹介します。

手洗い管の交換のために用意するもの

手洗い間を交換する前に、以下のものを用意してください。

  • 新しい手洗い管
  • ウォーターポンププライヤー
  • タオル

タオルは、手を拭くために用意します。新しい手洗い管は、タンクに適合したタイプが必要です。

手洗い管のメーカー名と品番を確認

トイレタンクに適合した手洗い管を購入するために、まず、トイレタンクのメーカーと品番を確認します。

タンクの品番が書かれたシールが、タンクに貼られているはずです。タンクの前面の上部か側面を確認してください。

タンクの品番がわかったら、メーカーの「お客様サポート」に問い合わせて適合部品を確認しましょう。

手洗い管の交換手順

ポキッと折れている場合は、手洗い管の一部がボールタップとの接続箇所に残っているはずです。残っている箇所の取り外しから、作業を始めます。

  1. ボールタップとの接続箇所に残っているネジ上の部品を手でひねって取り外す
  2. 固くて取り外せない場合は、潤滑油を注ぎ、ウォーターポンププライヤーを使って取り外す
  3. タンクの穴に新しい手洗い管を差し込む
  4. タンクのフタの裏側、穴の下からスリップワッシャー、ナットを設置する
  5. 手で回してある程度接続したら、ウォーターポンププライヤーで固く締める
  6. タンクのフタに手洗い管を設置したら、ボールタップの蛇腹ホースと接続する(手でネジを閉める)
  7. 手洗い管を設置したフタをタンクにのせる

最後にレバーを操作して、水が手洗い管から流れ水漏れがないか確したら終了です。

トイレの手洗い管をもう折らない!【2つの再発防止策】

トイレの手洗い管の交換をしたら、再発しないよう注意しましょう。再発しないための注意点は以下の2つです。

  • 重い物が上から落ちないようにする
  • トイレ手洗い管をつかんで力を入れない

手洗い管の上に重いものが落ちないように、タンクの上に設置した棚には重いものを置かないようしましょう。

タンクの上に突っ張り棒タイプの棚を設置しないことも重要です。棚は固定された棚とし、地震が起きても落ちないよう設置してください。

また、タンク内の掃除でフタを開けるときは必ず陶器部分を持ち上げ、うっかり手洗い管をつかんで持ち上げないでください。手洗い管の掃除の際も、力を入れすぎないようにしましょう。

トイレ手洗い管が折れて交換!業者依頼の費用相場は?

修理費用

トイレ手洗い管の交換が折れた場合に、水道修理業者に依頼した際に必要な料金目安をご紹介します。

もし、手洗い管が折れただけではなく、タンクも壊れていたらタンクの交換が必要です。

作業内容 費用目安
手洗い管交換 5,000円〜
ボールタップ交換 8,000~11,000円程度
トイレタンク交換 100,000円~120,000円

作業料金とは別に、業者ごとに取り決められた基本料金が加算されます。以下のような料金は、作業とは関係ないため、電話での問い合わせ時に確認しておくと安心です。

項目 料金目安
基本料金 0~5,000円
早朝・深夜料金 0~3,000円
出張料金 0~3,000円
見積もり費用 0~2,000円

見積もり費用は、基本的に無料で行っている業者がほとんどです。しかし、点検に時間がかかると有料になる場合もあるので、問い合わせ時に確認しておきましょう。

1社に絞り込んで契約する前に、見積もり無料の複数の業者に相見積もりをして、希望に合った業者を選んでください。

費用相場については、以下の記事も参考になります。

賃貸でトイレ手洗い管が折れたらどうする?【適切な対処法】

賃貸住宅にお住まいで、トイレ手洗い管が折れたら、適切な対応をしないとトラブルになる可能性があるので注意が必要です。

ここでは、賃貸住宅でトイレ手洗い管が折れてしまったときの適切な対処法をお伝えするので、参考にしてください。

管理会社や大家さんに連絡

トラブルが起きたら、すぐに管理会社か、大家さんに連絡しましょう。大家さんが直接管理している賃貸住宅にお住まいの場合は、大家さんに連絡します。

賃貸契約書を確認すると、トラブルがあった際にどうしたらいいか記載されています。トラブルのあった場合の連絡先も書いているので、確認してください。

手洗い管が折れた状況を、できるだけ詳しく伝えましょう。以下のような必要事項を言い忘れがないよう、メモしておきましょう。

  • いつ手洗い管が折れたか
  • どのような状況で折れたか
  • 現在の状況

ご自分に非がないようなケースなら特に、できるだけ具体的に折れた理由を伝えることをおすすめします。

入居者が修理代を支払うケースは?

入居者が修理代を支払うケースは以下のとおりです。

  • 入居者の不注意でトイレの手洗い管が折れた
  • 管理会社や大家さんに無断で、修理業者に依頼した

経年劣化やもともとヒビがわずかにあったために脆くなっていた場合は、大家さんに支払い義務があります。

ただし、賃貸契約で特約があると、常に入居者が支払わなくてはいけないことも。賃貸契約書で特約がないか、確認してみてください。

賃貸物件で水回りのトラブルが起きた際は、誰に修理責任があるのかの確認が重要です。以下の記事も、ぜひ参考にしてみてください。

大家さんが修理してくれないときの対処法

大家さんや管理会社に連絡して修理を依頼したのに、そのまま放置されている場合はどうしたらいいのかを説明します。

特に管理物件が多い場合、忘れ去られているケースもあるので、再度連絡してみましょう。その際、水漏れがあり、住宅の他の設備にも被害が出そうなど、トラブルが重症化しつつある点を伝えましょう。緊急性のあるトラブルなら、迅速に対応してくれるはずです。

具体的に日時設定をしましょう。「次の日の⚪︎時に電話をするので、それまでに修理業者が来る日時を決めておいてください」と伝えておくと、確実です。

どうしても修理をしてくれない場合は、国民生活センターに相談してもいいでしょう。家賃の減額請求ができる可能性もあります。

トイレの手洗い管が折れたらまずは相談を

トイレの手洗い管が折れた場合の対処法を紹介しました。ご自分でも交換可能なので、道具が揃っていたらやってみましょう。

しかし、時間がない方や少しでも不安がある方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。宮城・福島エリアでお困りの方は、ぜひ『マルキンクリーン』にご相談ください。

マルキンクリーンは水道局指定工事店ですので、その他のトラブルが見つかった時も安心です。地域密着型の業者で、休日や深夜でもすぐに伺えます。まずはご相談ください。

>>無料で見積もりを取ってみる

FAQトイレの手洗い管が折れたときによくある質問
折れたトイレの手洗い管をそのままにしていても大丈夫ですか?
折れたトイレの手洗い管をそのままにすると以下のようなトラブルになる可能性があります。 ・タンクとフタの間からの水漏れ ・タンクの底からの水漏れ ・カビが増える できるだけ迅速な対応が必要です。
トイレの手洗い管の交換は、自分でできますか?
タンクの型番がわかって適合できる手洗い管を用意すれば、自分でも交換できます。 しかし、力を入れすぎてタンクを割ってしまうリスクもあるので注意が必要です。タンクを壊して交換すると費用が高額になってしまうので、交換に自信がない方は、業者への依頼がおすすめです。
賃貸に住んでる場合、折れた手洗い管の交換は誰がしますか?
手洗い管が折れた原因が劣化によるものなら、大家さんに修理義務があります。 どちらにしても、まずは、管理会社か大家さんに連絡して相談してください。

\お気軽にご相談ください!/

    お名前(名字だけでOK)必須

    電話番号 必須

    個⼈情報保護⽅針に同意して

    24時間365日対応! 出張・お見積もり無料! ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。 

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891
    ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。