ボールタップが故障すると、水量を調整できなくなるため、手洗い管から水が止まらなくなったり、悪化するとタンクから水が溢れてしまうこともあります。
トイレのボールタップが故障?!交換方法と費用を一挙紹介
トイレがチョロチョロと水漏れする時、水がいつまでも止まらない場合は「ボールタップ」が故障している可能性があります!
自分で交換できるケースもありますが、中にはトイレ修理業者への依頼が必須のケースも。
そこで、今回はトイレのボールタップの仕組みや交換方法、交換時の注意点などをわかりやすく解説していきます。
あわせてトイレ修理業者に依頼した時の料金相場や業者選びのポイントについてもお伝えするので、ぜひご活用ください。
ボールタップとは?トイレタンクの中の仕組みを解説!
読者の方の中には「ボールタップってなに?」という方もいらっしゃるはず。
そこで、まずはボールタップの役割や、トイレタンク内部の仕組みを解説します。
トイレタンク内の「ボールタップ」とは?
ボールタップはトイレタンクの中の『給水設備』のことです。
ボールタップはタンク内で給水管とつながっており、先に浮き球が付いています。
この浮き球の位置でタンク内の水位を確認し、レバーで水が流れて水位が下がったときに、再度タンク内に水をためる役割を果たすパーツがボールタップです。
タンクに水がたまる仕組みは、以下のようになっています。
- タンクの水位が下がり、浮き玉も下に動く
- 浮き玉の動きによりボールタップの弁が開く
- 足りなくなった分のタンクの水が、手洗い管を通ってタンクにたまる
- 水位上昇に伴って浮き玉が上に動きボールタップの弁が閉まる
このようにボールタップは非常に大切なパーツなんですね!
ボールタップが故障すると起きる症状
ボールタップが故障すると、以下のような症状が起きます。
- 手洗い管の水が止まらない
- タンクから水が溢れる
- タンク内でチョロチョロと水漏れの音がする
- レバーを回しても水が流れない
そして、タンク内の水が十分にたまらないと、水を流すことができないため、トイレつまりを起こす可能性も!
ボールタップの故障で多いケース
ボールタップを交換するには、まずはどこが故障しているかを見極める必要があります。
ボールタップの故障で多いのは以下の3つのケースです。
- 浮き玉が上がらない
- 浮き玉の支持棒の故障
- バルブのパッキンが劣化している
この3つが当てはまらない場合は、ダイヤフラムの劣化やフィルターの目詰まりも視野に入れましょう。
自力でボールタップ交換する方法と注意点
ボールタップは自力で交換することもできます。
用意するのは以下です。
- 新しいボールタップ本体
- モンキーレンチ
- マイナスドライバー
止水栓を締める
まずは止水栓を締め、次のステップでタンクの水を流し切ってしまいましょう。
タンク内に水があると作業しにくい上、タンク内への給水が止まらないと水が溢れてしまうことがあるからです。
ウォシュレット付きトイレの場合は、ウォシュレット用の止水栓と間違えないように注意してください。
タンク内の水を抜く
次はタンクの蓋を外してから、レバーを回して水を抜きます。
タンクの蓋を垂直に持ち上げても外れない場合は、蛇腹管に付いているナットを反時計回りに回すと蓋が外れます。
蓋は陶器で出来ているため、壊れたりヒビが入ると修復が難しいため、落とさないよう注意しましょう。
ボールタップを取り外す
次はボールタップを取り外します。
タンクの外側にある給水管のナットをモンキーレンチを使って外します。
給水管が外れたら、ボールタップをタンクの内側に引っ張りながら外しましょう。
ナットが取り外しにくい時は錆取りスプレーを使うとスムーズに外れるはずです。
新しいボールタップを取り付ける
次は新しいボールタップをピストンバルブにはめ込みます。
その後、ボールタップをタンクの内側に取り付け、押さえながら給水管のツバ付きナットと袋ナットを取り付けましょう。
ボールタップがしっかりはまっていないと正常に作動しないので、ナットが締まったのを確認してください。
動作確認
ボールタップを取り付けたら、止水栓を開いてタンク内に給水しましょう。
タンク内に水が溜り、レバーを回して水が流れることが確認できたら完了です。
水が溜らない、流れない場合は、ボールタップの交換が正常に行われなかったか、ボールタップ以外のパーツが故障している可能性が高いでしょう。
ボールタップの交換を業者に依頼した方がよいケース4選
ボールタップの交換は自力でできることもありますが、中にはトイレつまり修理業者に依頼した方がよいケースもあります。
以下の4つのケースは自力での交換が難しいため、信頼できるトイレつまり修理業者に相談しましょう。
タンクから水漏れしている
タンクが水漏れを起こしている時は緊急事態です。
特に、集合住宅の場合は、下の階まで水が漏れてしまう可能性もあるためさらに事態は深刻です。
止水栓を締めて、コードを抜いた状態でトイレつまり修理業者に相談しましょう。
どこに問題があるかわからない
先にご紹介したボールタップの仕組みを読んでも、ボールタップのどこに問題があるのかわからない場合は、トイレ修理業者に相談した方がよいでしょう。
無為に時間が経過すると、被害の大きな水漏れなどに発展してしまうこともあるからです。
また、トイレの水が流れない場合は悪臭も発生するので、早い段階で専門家に相談することをおすすめします。
ボールタップを交換したが水漏れが改善しない
ボールタップや周辺のパーツを交換したにも関わらず水が止まらない、水漏れが解消しない場合も、トイレの水漏れ修理業者の出番です。
ボールタップが正常にセットされていない、もしくはそもそもボールタップが原因ではない可能性が考えられますが、この判断は専門知識がないと難しいからです。
トイレつまり修理業者であれば、即座に原因を特定して必要な作業を行ってくれるため、トイレが最短で元通りになりますよ!
必要な工具・部品がない
ボールタップの交換には、モンキーレンチや、マイナスドライバー、そして新しいボールタップが必要です。
しかし、一人暮らしをしている方など、家に必要な工具がないことも多いでしょう。
その場合は工具の購入から始める必要があり、すぐに対処できない上、工具の購入費用に見合った回数使わないことの方が多いです。
また、ボールタップはせっかく購入しても、サイズが合わないと交換したり、返品することになってしまいます。
忙しくて時間が取れない方は、水漏れ修理業者に依頼した方が、スピーディーかつ確実です。
ボールタップを交換するときの料金について
トイレ水漏れ修理業者の料金システム
トイレ修理業者の多くは「基本料金+作業料金」の形態を取っています。
これに加え、業者によっては早朝・深夜は追加料金が加算されることもあります。
基本料金および、早朝・深夜に作業する場合の追加料金などの相場は以下の表を参考にしてください。
基本料金 | 0~5,000円 |
早朝&深夜料金 | 0~3,000円 |
出張料金 | 0~3,000円 |
見積もり費用 | 0円 |
ボールタップ交換の料金相場
ボールタップ交換費用相場は、約8,000円~10,000円程度です。(部品料金込み)
これに加え、基本料金が加算されるため、トータルでは10,000円~15,000円程度が相場と言えるでしょう。
ボールタップ交換に加え、他のトイレ修理が必要な場合は以下の表を参考にしてください。
軽度のトイレつまり除去(ペーパーなど) | 5,000円~ |
中度のトイレつまり除去(専門器具使用) | 7,000円~ |
排水管の清掃(ワイヤー使用) | 5,000円~ |
排水管の清掃(薬品使用) | 10,000円~ |
排水管の高圧洗浄 | 15,000円~(戸建て)35,000円~(集合住宅) |
便器着脱作業 | 10,000円~ |
排水管調査(ファイバースコープ使用) | 20,000円~ |
排水枡の清掃(1ヶ所) | 2,000円~ |
タンクの脱着 | 10,000円~ |
※料金はあくまで目安です。実際の料金は各トイレつまり修理業者の見積もりを参考にしましょう。
ボールタップの交換を安く依頼するコツ
複数のトイレ水漏れ修理業者を比較・検討する
トイレ修理業者の多くは、無料で見積もりを作成してくれます。
複数の業者に見積もりを依頼すれば、結果的に一番安く依頼できる業者を見つけることができるのです。
ただし、トイレつまり修理業者の中には見積もりが有料、もしくは見積もり後のキャンセルが有料の業者もあるため、相談前に必ず確認しましょう。
気付いてから早いタイミングで依頼する
ボールタップの故障は放置すると、タンクから水漏れすることもあります。
そうすると他の部品の交換も必要になり、料金が高額になる可能性も!
一方、早い段階で依頼すれば、修理は必要最小限で、料金も安く抑えることができるのです。
また、集合住宅は水漏れが下の階に及ぶ可能性もあるため、やはり早い時点でトイレつまり修理業者に依頼するのがおすすめです。
割引制度がある業者を選ぶ
トイレつまり修理業者に安く依頼したいなら、割引制度に注目しましょう。
中には基本料金が無料になる業者もあるんですよ!
これだけで数千円は安くなるので、かなりの節約になります。
他にも、リピーター割引、紹介割引などお得に利用できる割引も多数!
割引制度を実施している業者はHPに記載されているので、相談前に確認しましょう。
トイレ水漏れ修理業者を選ぶポイント
トイレ水漏れ修理業者ならどこでもよいというわけではありません。
中には料金トラブルが頻発する業者や、技術力が低い業者も少なくないのが現状です。
そこでここでは、トイレ水漏れ修理業者を選ぶときのポイントを4つご紹介するので、ぜひ業者選びの参考にしてください!
明朗会計
トイレ水漏れ修理業者を選ぶ時に一番大切なポイントは「明朗会計」であることです。
明朗会計の業者とは、料金システムが明瞭で作業前に見積もりを作成してくれる業者です。
業者によって料金システムは異なるものの、優良業者であれば必ずHPに料金システムや実例を掲載しています。
そして、優良業者は必ず作業前に無料で見積もりを作成します。
見積もりはトイレの状態を作業員が確認して作成するため、基本的に後で追加料金が発生することはないのです!
一方、料金システムが不透明な業者や見積もりを作成しない業者は、格安を売りにしていても、支払い時に想定外の料金になる可能性もあるため注意が必要です。
対応の早さ
トイレ水漏れ業者は対応が早い業者を選びましょう。
ボールタップの故障に加え、水漏れや異臭などが発生している場合は、対応の早さはより大切なポイントになります。
一般的に「最短○○分で到着」など、対応時間の目安を記載しているトイレ水漏れ修理業者は対応が早い傾向にあります。
中にはわずか数十分で作業員が駆けつけてくれる業者もあるので、緊急の依頼にぴったりでしょう。
また、24時間365日対応しているトイレ水漏れ修理業者を選べば、早朝や深夜でも相談に乗ってもらえるため安心ですよ!
十分な実績がある
トイレ修理業者を選ぶ時は実績が十分な業者を選びましょう。
なぜなら、創立してから十分な実績がある業者や、年間受注件数が多いトイレ水漏れ修理業者は、技術力もコスパも高い優良業者が多いのです。
もちろん、創立して間もないトイレ水漏れ修理業者であっても、技術力が高く健全な経営をしている業者はありますが、HPだけで判断するのは難しいものです。
ネットでトイレつまり修理業者を選ぶのが不安な方は、業者の過去の実績を重視すれば、満足いく業者選びができますよ!
水道局指定工事店である
トイレ修理業者の中には「水道局指定工事店」に指定されている業者があります。
水道局指定工事店に指定されるためには、有資格者が常駐していることが絶対条件です。
そのため、水道局指定工事店は一般的に技術力が高いといえます。
そして、水漏れ修理やリフォーム工事はケースによっては国の補助制度を利用することができますが、その際には、水道局指定工事店の見積書や領収書が必要です。
ボールタップの交換だけでなく、水漏れ修理やリフォーム工事の予定もある方は、水道局指定工事店が断然おすすめです。
口コミ評価が高い
トイレ修理業者を選ぶ時は口コミが高い業者を選ぶと失敗しません。
口コミは実際にその業者を利用したユーザーの生の声、HPには記載されていない情報もたくさん含まれるからです。
Google、SNS、ランキングサイト、HPなどで簡単にチェックできるので、できるだけ多くの媒体の口コミに目を通し総合的に判断するとよいでしょう。
ボールタップの交換でお悩みなら
今回は、トイレのボールタップを交換する方法やかかる費用についてお伝えしました。
ボールタップを自力で交換するのが難しいと感じたら、『マルキンクリーン』にお任せください!
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