パナソニック製エコキュートの凍結防止策を解説!エラーコードの対処法も紹介
本記事では、パナソニック製エコキュートの凍結防止策を徹底解説します。
多くのメーカーから販売されているエコキュートの中でも、パナソニック製にスポットを当てて3つのポイントをまとめました。また、凍結に関連するエラーコードと対処法も紹介しています。
そのまま実践できるよう分かりやすく解説していくので、パナソニック製エコキュートをお使いの方はぜひ参考にしてみてください。
パナソニック製エコキュートの凍結防止機能
パナソニックのエコキュートは、寒冷時でも安心して使用できるよう、凍結防止機能を備えています。特にフルオートタイプの機種では、外気温が0℃以下になると、自動的に浴槽の残り湯を循環させてふろ配管の凍結を予防する「凍結予防運転」機能が作動します。
また、給水・給湯配管の凍結を防ぐため、外気温が低下すると自動的に凍結予防ヒーターが作動し、配管内の水が凍るのを防止。これらの機能により、寒冷地でもエコキュートを安心して利用できます。
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パナソニック製エコキュートの凍結防止箇所【2つの破裂対策ポイント】
パナソニックのエコキュートには、寒さが厳しい環境でも安全に使用するための工夫が施されていると解説しました。
ここでは、凍結防止の対策箇所として、ふろ配管と給水・給湯配管にスポット当てていきます。凍結防止対策は自動運転や設定の変更で簡単に管理できます。
それぞれの配管の特徴と防止策について詳しく見ていきましょう。
ふろ配管
パナソニックのエコキュートは、ふろ配管を保護するための「ふろ凍結予防運転」を搭載しています。この機能は、外気温が約3℃を下回ると自動で作動し、浴槽に残された水やお湯を循環させることで配管内の凍結を防いでくれます。
さらに外気温が下がった場合も、タンク内のお湯を活用して配管の温度を維持するため、極寒の環境でも安心して利用できるでしょう。
ただし、浴槽に水を残しておかないと作動しません。万が一、浴槽が空の場合は自動運転がうまく作動しないため、少量の水を循環口から10cm以上張っておきましょう。
ただし、浴槽に水を残しておかないと作動しません。万が一、浴槽が空の場合は自動運転がうまく作動しないため、少量の水を循環口から10cm以上張っておきましょう。
機能が正常に働かない場合、「F12」などのエラーコードが表示される場合があります。エラーコードの対応については、後述で解説しているのでチェックしてみてください。
給水・給湯配管
給水・給湯配管も凍結のリスクが高い箇所ですが、パナソニック製エコキュートは外気温が0℃を下回ると、凍結予防ヒーターが自動で作動し、配管内の水温を一定に保ちます。
配管内の凍結が懸念される場合は、蛇口を少し開けて水を流し続ける方法も効果的。リモコンで湯温を「水」に設定し、1分間に200ml程度の水を流すことで配管内の温度を保てるので、覚えておきましょう。
パナソニック製エコキュートの凍結防止に!万能な対策7選【使い分けも】
寒い季節にエコキュートを安全に使用するには、凍結防止の対策が欠かせません。しかし、すべての対策を一度にする必要はなく、状況や地域に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
- 保温材・脚部化粧カバーを使用する
- 凍結防止用ヒーターを設置する
- 水を流し続ける
- 浴槽のお湯を落とさない
- エコキュート周囲の雪かきをしておく
- 霜があったら溶かす
- 寒冷地仕様のエコキュートに変える
例えば、短期間の冷え込みなら水を流し続ける方法で対応可能ですが、寒冷地ではヒーターの設置や寒冷地仕様のエコキュートがおすすめです。それぞれの対策と使い分けについて詳しく見ていきましょう。
保温材・脚部化粧カバーを使用する
エコキュートの配管は外気温の影響を受けやすいため、保温材や脚部化粧カバーを活用することで凍結を防げます。保温材は配管を覆い温度を保つ役割を果たし、脚部化粧カバーは冷たい風が直接当たるのを防いでくれます。
特に風の強い地域では、脚部化粧カバーが配管の劣化防止にも役立つでしょう。ホームセンターやメーカーから購入でき、設置後も簡単に追加できます。
凍結防止用ヒーターを設置する
凍結が予想される気温が続くときは、凍結防止用ヒーターが効果的です。外気温が0℃以下になると自動的に作動し、配管内の温度を維持します。
特に寒冷地では、ヒーターを導入することで手間をかけずに凍結対策が可能です。ただし、設置するには専門業者の協力が必要となるため、計画的に準備を進めましょう。
水を流し続ける
一時的な冷え込みが予想される場合は、水を少量流し続ける方法が簡単で効果的です。リモコンで給湯温度を「水」に設定し、蛇口を少し開けて1分間に200ml程度の水を流します。
この方法は短期的な冷え込みに適しており、水道代もそこまでかからないため手軽に取り入れられます。
浴槽のお湯を落とさない
フルオート機能を搭載したパナソニック製エコキュートでは、浴槽にお湯を張ったままにすることで凍結予防運転が自動で作動します。循環口から10cm以上の水量を保つ必要があるため、入浴後に水を足しておくと安心。
特に夜間の冷え込み対策に効果を発揮するはずです。
エコキュート周囲の雪かきをしておく
エコキュート本体や配管周辺に雪が積もると、熱が奪われて凍結のリスクが高まります。降雪が予想される地域では、周囲の雪かきを定期的に実施し、配管や室外機の通気を確保しましょう。
特にヒートポンプユニットの周囲に雪が詰まると、凍結だけでなく機能低下の原因にもなるので要注意!
霜があったら溶かす
朝晩の冷え込みで霜がついた場合は、放置せず早めに溶かしてください。霜が残った状態では、配管内の温度低下が加速し、凍結しやすくなります。
霜を取り除くときは、ぬるま湯を使うと安全です。
寒冷地仕様のエコキュートに変える
寒冷地で頻繁に凍結の心配がある場合は、寒冷地仕様のエコキュートへの切り替えを検討しましょう。凍結防止ヒーターや特殊な保温機能が標準装備されており、極寒地でも通常通り使用できます。
初期費用はかかりますが、長期的な凍結リスクを軽減できます。エコキュートの凍結防止対策と設定については、以下の記事も参考にしてみてください。
パナソニック製エコキュートの凍結防止と関係するエラーコード
凍結予防対策をしていても、気温や使用状況によってはエラーが発生することもあります。パナソニック製エコキュートの代表的なエラーコードと意味、具体的な対処法を確認してみましょう。
「U22(断水異常)」が出た場合
エラーコード「U22」は、断水や凍結による配管の水流不足を示しています。主に断水が発生したときや、外気温の低下で配管内の水が凍結した場合に表示されます。
特に冬季は、蛇口から水が出ない状況でこのエラーが発生しやすくなります。
対処法は、まず断水しているか確認してください。断水であれば、水道が復旧次第、台所リモコンの「決定」または「確定」ボタンを押して解除できます。
凍結が原因の場合は、配管が解凍されるまで待つ必要があります。
「F12」「H94」が冬季に出た場合
「F12」や「H94」は、給湯機の配管やユニット内の圧力異常を検知したら表示されるエラーコードです。冬季に給湯配管が凍結し、水流が妨げられた場合に発生しやすいです。凍結した配管で無理に運転を行うと、安全装置が作動し、運転が停止する仕組みになっています。
エラーが発生した場合、まず貯湯ユニットの漏電遮断器を60秒以上「切」にしてから「入」に戻してください。その後、蛇口を少し開けて水を流し、配管の解凍を待ちます。
エラーが解除されない場合はメーカーか専門業者に連絡しましょう。予防策として、凍結防止用ヒーターを設置するか、配管周辺に保温材を追加で巻くことをおすすめします。
「F19(出湯温度異常)」が出た場合
エラーコード「F19」は、ヒートポンプユニット内で水流量が確保できず、加熱が異常に進んだ場合に表示されます。このエラーは、凍結による配管の閉塞が原因で発生するパターンが多いです。特に気温が極端に低下したとき、配管内の水が凍結して正常な水流が確保できない場合に見られます。
エラーが出たら、まず日中の気温が上がる時間帯を待って自然解凍を試みます。解凍後は、漏電遮断器を「切」にしてから「入」に戻し、エラーをリセットしてください。
凍結の再発を防ぐためにヒートポンプユニット周辺を雪かきしておきましょう。脚部化粧カバーで風を遮断すると、配管温度を保ちやすくなります。
パナソニック製エコキュートの凍結防止策を徹底しよう
本記事では、パナソニック製エコキュートの凍結防止策について解説しました。メーカーが推奨する方法と、全メーカー共通の一般的な凍結防止策についてもお分かりいただけたかと思います。
エコキュートは外気温が2℃以下になると、凍結リスクが一気に高くなると言われています。寒冷地にお住まいの方はもちろん、そうではない方も早めに対策を講じておきましょう。
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- パナソニック製エコキュートの凍結防止は自動でできる?
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外気温が約3℃を下回ると「ふろ凍結予防運転」が自動で作動します。また、外気温が0℃を下回ると「凍結予防ヒーター」が自動で作動し、配管内の水温を一定に保ってくれます。
- パナソニック製エコキュートが凍結したらどうすればいい?
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急ぎでなければ、日中自然解凍するのを待ちましょう。今すぐに対応が必要であれば、マルキンクリーンにまずはご相談ください。
- エコキュートの凍結防止は何度から意識すれば良い?
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外気温がマイナス4度程度で配管の凍結リスクが高まります。エコキュートにも関係するため、マイナス3〜4度になったら意識した方が良いでしょう。
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