アパートで水道管が破裂したら誰の責任?入居者と大家が取るべき対応

この記事では、アパートで水道管が破裂した場合の対応について解説します。

「賃貸アパートで水道管が破裂した…修理費は実費?」
「保険は使える?業者が来るまでどうすれば良い?」

このような悩みを解決するため、入居者と大家それぞれの対応と、応急処置の方法などを詳しく紹介しています。水道管破裂の再発を防ぐ対策も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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アパートで水道管が破裂したら誰の責任?

アパートで水道管が破裂したあと

アパートにおける水道管の破裂はすぐに修復すべきですが、修理責任の所在は状況によって異なります。入居者の責任になる場合と、管理会社や大家の責任になる場合、2つのケースを解説します。

基本的には入居者の責任

アパートの水道管が破裂したら、基本的に修理責任は入居者にあると考えられています。

冬場は凍結などで水道管が破裂する場合があります。水道管の凍結予防は入居者の責任とされ、水抜きなどの予防措置を怠った結果として起こる破裂については、入居者が責任を負うのが一般的。

また、水道管が凍結した場合に、熱湯をかけることで生じる急激な温度変化による破裂も、入居者の過失とみなされます。

管理会社・大家の責任になるケース

しかし、すべてのケースで入居者に責任があるわけではありません。入居時や冬季に入る前、水道管の凍結予防に関する適切な説明や、注意喚起をされていない場合、修理責任は大家や管理会社にあります

また、水道管の経年劣化による破裂は、一般的に管理会社や大家の責任とされています。入居者が個人で修理すると、修理費用の支払いが受けられないケースもあります。そのため、トラブル発生時は速やかに管理会社に連絡し状況を報告、指示を仰ぎましょう。

アパートで水道管が破裂したら保険の対象になる?

水道管の破裂が火災保険で補償されるかどうかは、保険の種類や特約によって異なります。一般的に、水道管の破裂自体は火災保険で補償されません。火災保険は火災をはじめ、自然災害など特定の事故による住宅の被害をカバーするものだからです。

しかし、例外として水道管の破裂による二次的な被害、例えば破裂した管からの水漏れによって家財が損傷した場合は、火災保険の「水濡れ(みずぬれ)」補償が適用されるケースがあります。水による損害を補償するもので、水道管の破裂を補償するものではなく、それに伴う被害に対しての保険適用となります。

水道管凍結修理保険とは

特定の火災保険契約では、特約として「水道管凍結修理保険」が設定されている場合もあります。この特約は、建物の水道管が凍結によって破損した場合に補償されるものですが、補償額に上限があり、また経年劣化などによる破裂は補償対象外となることが多いです。

さらに、一部の火災保険では「破損・汚損」補償が設定されており、水道管の破裂に対応している保険会社もあります。地域や契約の条件によって異なるため、特に寒冷地にお住まいの方は、冬季に向けて保険内容を確認し、必要な場合は特約を追加するなどの対策をしましょう。

水道管の破裂と火災保険については、以下の記事でも紹介しています。

アパートの水道管が破裂したときの対応

アパートで水道管が破裂する前

アパートで水道管が破裂した場合、入居者と管理会社・大家が取るべき行動を覚えておきましょう。それぞれのステップを説明します。

【入居者の場合】水道栓を閉める

水道管の破裂に直面した入居者がすべき行動は、水の流れを止めること。水漏れが拡大し、建物全体に被害をもたらす前に、冷静になって直ちに水道栓を閉めましょう。

これにより、水漏れによる追加の被害を最小限に抑えられます。次に、状況を管理会社や大家にも報告し、指示を仰ぎましょう。

【管理会社・大家の場合】空室・契約内容の確認

一方、管理会社や大家がすべき行動は、空室と契約内容の確認です。

空室がある場合、破裂箇所を増やさないためにも、凍結予防を施しておきましょう。また、入居者から破裂の報告を受けた場合、契約内容を確認し正しい情報を提供できるようにしてください。

また、管理会社や大家は契約している火災保険の内容を把握し、水道管凍結・破損に関する補償が含まれているかを確認しましょう。

アパートで水道管破裂(凍結)の再発を防ぐ3つの対策

アパートで水道管の破裂や凍結を防ぐいくつかの対策があります。簡単に実施でき、入居者自身でも取り組めるため、覚えておきましょう。

  • 少量の水を流しっぱなしにする
  • 水道管内の水抜きをする
  • 保温材で水道管を保温する

特に寒冷地においては、これらの予防策を施すことで、冬季における水道管のトラブルを大幅に減らせるでしょう。

水道管の破裂・凍結対策については、以下の記事も参考にしてください。

少量の水を流しっぱなしにする

凍結のリスクが高い状況では、蛇口から少量の水を絶え間なく流し続けることで、水道管内の水の凍結を防げます。水道管に不凍栓がない場合に、特に効果的な方法でしょう。

ただし、水を流し続けるのは水道料金の上昇につながるため、少量で問題ありません。また、寒波が予想される短期間に限定して実施すると良いでしょう。

以下の記事では、水道管が破裂した場合の水道代について解説しています。

水道管内の水抜きをする

水道管内の水抜きは、凍結を防止する根本的な方法です。長期間不在になる場合や、寒波時に効果的です。

不凍栓を閉じた後、蛇口や水抜き弁を開いて水を排出し、作業完了後にこれらを閉じます。ただし、不凍栓の種類や位置、操作方法は各アパートや水道設備によって異なります。

水抜きのやり方については、以下の記事も参考にしてください。

保温材で水道管を保温する

水道管が剥き出しで外気にさらされている場合、保温材を巻きつけることで温度低下を抑制し、凍結を防止できます。市販の発泡スチロールや、手元にある厚手のタオルや毛布を用いて水道管を保温しましょう。

寒くなる前に、特に外部に露出している水道管に保温材を施すことで、冬場の水道管凍結・破裂のリスクを大幅に軽減できます。

アパートの水道管が破裂するのはなぜ?【3つの原因】

アパートで水道管が破裂したときの対応

アパートで水道管が破裂する原因は、主に以下の3つです。

  • 経年劣化での破裂
  • 凍結による破裂
  • 振動での破裂

破裂の原因を知ることで対策に役立ちます。一つずつ見ていきましょう。

経年劣化での破裂

水道管が破裂する原因の一つは、経年劣化です。長年にわたる使用と時間の経過により、水道管は徐々に劣化し、やがて破損するリスクが高まります。古い建物や長年メンテナンスがされていない水道設備では、破裂の可能性が格段に高くなります

水道管の材質や設置環境によっても耐久年数に差があり、これらの要素が経年劣化のスピードを左右します。

凍結による破裂

水道管の凍結も破裂につながります。低温状態が続くと水道管内部の水が凍り、その結果、氷による体積の増加が水道管を圧迫。通常、水は凍ると体積が増大し、これが水道管に過剰な圧力をかけて破裂に至るケースが見られます。

気温がマイナス4度以下になると、水道管の凍結リスクが高まるので注意しましょう。以下の記事では、水道管凍結時の修理費用について解説しています。

振動での破裂

地震などの自然災害による振動も、水道管の破裂の一因として挙げられます。地震の揺れは水道管にダメージを与え、細かなひびを発生させます。

震度の大きい地震でなくとも、地震のたびに水道管にダメージが蓄積し、最終的に破裂する可能性があります。そのため、地震の多い地域では水道管の耐震性に注意を払い、必要であれば管理会社や大家に確認してもらいましょう。

アパートの水道管が破裂したら業者に連絡しよう

今回はアパートで水道管が破裂した場合に、誰が修理費用を負担するのか解説しました。

一般的に入居者負担になるケースが多いですが、水道管の破裂を発見したらまずは大家や管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。また、水道管を破裂させないためにも、特に冬季は水道管の保温対策を忘れずにしてください。

水道局指定工事店『マルキンクリーン』では、水道管の修理に対応しています。最短30分で駆けつけますので、まずはお問い合わせください。

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FAQアパートの水道管破裂に関するよくある質問
アパートの水道管が破裂したら修理費用はどれくらい?
屋内の水道管であれば2万円前後、隠れた水道管の場合は3〜5万円程度を見込んでおきましょう。手持ちの現金がない場合、クレジットカード払い対応業者の利用がおすすめです。
アパートの水道管が破裂したサインは?
破裂していれば、床が水浸しになるなど、どこかで症状が現れていることが多いでしょう。また、水を使っていないのに水道メーターが動いていれば、水道管が破裂している可能性があります。
水道管の修理にはどれくらい時間がかかる?
軽度な水漏れなどであれば1〜2時間、破損の状態次第では半日程度かかる場合があります。

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