止水栓の水漏れ被害!適切な対処法とよくある5つの原因を解説

止水栓からの水漏れは、早急に対処しましょう。放置してしまうと家具や壁を傷める原因となってしまいます。

本記事では、止水栓の水漏れの原因から対処法について徹底解説していきます。記事後半では、業者にすぐ直してもらうべきケースについてもご紹介。水漏れ被害でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

Post Banner

止水栓の水漏れを放置するとどうなる?

水漏れを放置した

止水栓の水漏れを放置すると、床や壁の腐食、カビの発生、水道代の高騰を招きます。小さな水滴が継続的に漏れ続けることで、目に見えないところで建材が徐々に水分を吸収し、構造的な劣化が進行します。

また、わずかな漏水でも24時間365日続けば、月間の水道料金に大きく影響します。水漏れを発見したら、まず水道の元栓を閉めて漏水を止めましょう。

止水栓の水漏れ対処法【よくある5つの原因別】

止水栓の水漏れ対処法

水漏れの主な原因は、以下の6つです。

  • ナットがゆるんでいる
  • パッキンが劣化している
  • バルブが故障している
  • ニップル管が老朽化している
  • 止水栓本体が破損している

これらそれぞれの対処法について、以下で解説します。

ナットがゆるんでいる

止水栓の水漏れは、接続部分のナットの緩みが原因である場合があります。特に地震の後などに突然水漏れが始まる場合、振動によってナットが緩んでかもしれません。

確認方法は簡単で、グラグラと動くようであれば緩みが原因です。対処法は非常にシンプルで、まず水道の元栓を閉めてから、適切なサイズのモンキーレンチを使って緩んだナットを時計回りに締め直します。締めすぎると破損する恐れがあるため、適度な力加減が重要です。

パッキンが劣化している

止水栓の水漏れは、パッキンの経年劣化が主な原因の一つです。パッキンは約10年で硬化して性能が低下し、水漏れを引き起こします。

蛇口のパッキンは頻繁な使用で磨耗するのに対し、止水栓は使用頻度が低いため磨耗よりも経年変化による硬化が主な劣化原因となります。

パッキン交換の手順としては、まず元栓を閉めてから止水栓のハンドル部分を外します。次にスピンドルと呼ばれる部品を固定している袋ナットを取り外すと、三角パッキンが現れます。このパッキンを新品に交換することで水漏れを解消できます。

バルブが故障している

止水栓の水漏れは、バルブの破損が原因で起きることがあります。バルブは水の流れを制御する弁の部分で、特に開閉部周辺から水が漏れている場合は、このバルブ自体の故障や破損が疑われます。特に、長年の使用による摩耗や腐食がこの問題の主な原因です。

この場合の対処法は、破損したバルブを新しいものに交換することです。交換作業では、まず元栓を閉めて、古いバルブを取り外します。新しいバルブを取り付ける際には、接続部分にシールテープ(止水テープ)を時計回りに隙間なくしっかりと巻いてください。テープの巻き方が不十分だと再び水漏れが発生するため、慎重に作業を行いましょう。

ニップル管が老朽化している

ニップル管の老朽化が止水栓の水漏れを引き起こすことがあります。止水栓の設置場所や根元部分から水が漏れている場合、壁や床に止水栓を固定するために使用されるニップル管が経年劣化している可能性が高いです。

修理には止水栓とニップル管を一体で取り外し、新品に交換する必要があります。

しかし、古くなったニップル管はもろくなっており、取り外し作業中に折れてしまう場合があります。折れた部分が壁や床の中に残ると、新しいニップル管の設置が困難です。

残ったニップル管を除去するには「逆タップ」などの特殊工具が必要で、素人には扱いが難しいため、ニップル管の老朽化による水漏れは専門の修理業者に依頼した方が良いでしょう。

止水栓本体が破損している

止水栓本体の破損は築年数の古い建物でよく見られる水漏れの原因です。建物の年数が経過し、止水栓を長年使用してきた場合、金属疲労や内部腐食によって止水栓自体が損傷し、機能不全を起こすことがあります。

止水栓本体が破損した場合、パッキン交換やナットの締め直しなどの部分的な修理では水漏れを解消できません。完全な止水栓ユニットの交換が必要になります。

止水栓からの水漏れと間違えやすい4つのケース

水漏れを見つけた場合には、止水栓からの水漏れかどうかを確認しておきましょう。止水栓からの水漏れではない場合は、対処法が異なります。

以下で、止水栓からの水漏れと間違いやすいケースについて紹介するので、参考にしながら確認してみてください。

蛇口やレバーからの水漏れ

止水栓の水漏れと勘違いしやすいのが、蛇口やレバー部分からの水漏れです。特にハンドル周辺やスパウトの付け根からじわじわと水が漏れる場合、内部のパッキンやカートリッジが劣化している可能性があります。

修理の際は蛇口の種類を確認し、適切な部品と交換しましょう。

給水ホースや接続部の漏れ

給水ホースやその接続部からの水漏れも、止水栓の不具合と誤認されやすいポイントです。特にシンク下のホースが劣化したり、ナット部分が緩んでいたりすると、水滴が落ちて止水栓から漏れているように見えます。

ホースの状態を確認し、必要に応じて締め直しや交換を行いましょう。

配管接続部分のゆるみ

配管の接続部分がゆるんでいると、継ぎ目から水が漏れることがあります。これも止水栓の水漏れと見間違えやすいポイントです。

特に振動や経年劣化によってナットが緩んでしまうことが多いため、レンチを使って適度に締め直してみてください。

根元部分の水漏れ

止水栓の根元ではなく、床やシンク下の隙間から水がにじみ出る場合、配管の老朽化やシーリングの劣化が原因の可能性があります。

このケースでは、止水栓自体には問題がないことも多いため、原因を特定するためによく観察し、専門業者に相談しましょう。

止水栓の水漏れ対処をすぐ業者依頼すべきケース

業者

止水栓の水漏れは、応急処置では対処できない場合があります。特に以下のケースでは、すぐに修理業者へ依頼してください。

  • 自力で修理しても水漏れが直らない場合
  • 止水栓の破損が大きい場合
  • 水道管の劣化や他のトラブルが生じた場合

それぞれですぐに業者へ依頼すべき理由について解説します。

自力で修理しても水漏れが直らない場合

パッキン交換やナットの締め直しを行っても水漏れが止まらない場合、内部部品の損傷や経年劣化が進んでいる可能性があります。無理に修理を続けると悪化することもあるため、速やかに専門業者へ依頼し、適切な修理や交換を行いましょう。

止水栓の破損が大きい場合

止水栓の本体がひび割れたり、根元部分が破損していたりする場合は、部品交換では対応できません。このまま使い続けると、水漏れが悪化して周囲に被害が広がる恐れもあります。

破損が確認できたら、早急に業者に相談しましょう。

水道管の劣化や他のトラブルが生じた場合

止水栓だけでなく、水道管の劣化やサビ、周辺の配管に亀裂が見られる場合は、部分的な修理では根本的な解決になりません。

水漏れの原因が広範囲に及んでいる可能性があるため、専門業者に点検を依頼し、すみやかに適切な修理や交換を行う必要があります。

宮城・福島・山形エリアの水道修理を相談してみる>>

止水栓の水漏れを業者に依頼する際の相場料金

止水栓の水漏れを業者に依頼する際の料金は、基本料金と作業料金に分かれます。基本料金の相場は、以下のとおりです。

基本料金 0~5,000円
出張費 0~3,000円
早朝・深夜割増料金 0~8,000円
見積もり料金 0円~

作業料金の相場は、以下のとおりです。

パッキン交換 8,000~1万円
ニップル菅・バルブ等部品交換 1万3,000~1万8,000円
止水栓交換 9,000~2万4,000円
止水栓調整 6,000~1万5,000円

なお、止水栓以外の水漏れ修理の料金相場については、以下の記事もご確認ください。

止水栓の水漏れ応急処置

止水栓の水漏れ応急処置は、止水栓を閉めることで解決する場合がほとんどです。以下に各場所の止水栓の位置をまとめたので、参考にしてください。

キッチン シンク下の収納スペース内
トイレ 床または壁でタンクから辿って確認
タンクレスの場合は便器内に設置されている場合がある
洗面台 洗面台下の扉を開けた中
浴室 水栓本体
給湯器 給湯器本体に接続している配水管

止水栓の水漏れ再発防止策3選!適切なメンテナンスで被害予防

メンテナンス

止水栓の水漏れ再発を防ぐために、予防策を覚えておきましょう。以下の方法で、止水栓からの水漏れを予防できます。

  • パッキンを定期的に交換する
  • 止水栓の周囲を整理し、点検しやすくする
  • 長期間使っている場合は早めに交換を検討する

それぞれの具体的な確認ポイントを解説します。

パッキンを定期的に交換する

止水栓の水漏れの多くは、内部のパッキンの劣化が原因です。

ゴム製のパッキンは長年使用すると硬化し、隙間から水が漏れることがあります。そのため、数年に一度は点検し、ひび割れや変形が見られたら早めに交換しましょう。

止水栓の周囲を整理し、点検しやすくする

シンク下などに収納が多いと、止水栓の異常を見逃しがちです。周囲を整理してスペースを確保し、定期的に水漏れやサビをチェックできる環境を整えましょう。

早期発見ができれば、大きな水漏れ被害を未然に防げます。

長期間使っている場合は早めに交換を検討する

止水栓は長年使い続けると、部品の劣化や内部の腐食が進みます。特に10年以上経過したものは、水漏れのリスクが高まるため、早めの交換を検討しましょう。

止水栓の水漏れは早めに対処しよう

止水栓の水漏れは、自身でも対処できる場合があります。しかし、破損が大きい場合や水道管が破裂している場合においては業者でなければ対処できません。

業者に依頼しなければ直らないケースであれば、『宮城・福島・山形エリア対応!地域密着業者のマルキンクリーン』へご連絡ください。水回り全般の工事・修理をおこなっていますので、止水栓の水漏れにも対応しています。

24時間365日対応していますので、急なご依頼でも駆けつけます。

>> 今すぐ無料で見積もりをとってみる(宮城・福島・山形エリア対応)

FAQ止水栓の水漏れに関するよくある質問
止水栓から水漏れするとどうなりますか?
床が濡れたり、カビが生えたり、木材が腐食したりするなどの二次被害につながる可能性があります。
止水栓は経年劣化しますか?
経年劣化し、錆やひび割れが発生します。10年経過している場合は、交換時期です。
止水栓の水漏れで、どのような場合は業者に依頼すべきですか?
止水栓や水道管の劣化や破損が激しい場合には、すぐに業者へ相談してください。

\お気軽にご相談ください!/

    お名前(名字だけでOK)必須

    電話番号 必須

    個⼈情報保護⽅針に同意して

    24時間365日対応! 出張・お見積もり無料! ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。 

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891

    ならWEB限定3,000割引中!

    0120-365-891
    ※深夜帯(22時~5時)は出張費・見積費をいただく場合があります。