
ドラム式洗濯機から水漏れ!原因と対処法、被害を抑える応急処置を徹底解説
この記事では、ドラム式洗濯機からの水漏れの原因と対処法を解説します。
水漏れ箇所を特定すれば、ほぼ原因がわかるため、対処可能です。故障箇所によっては、ご自分での対処がおすすめできない場合も少なくありません。
洗濯機の修理を依頼するのは、どこが良いのかもお伝えするので参考にしてください。まずは、ご紹介する応急処置をして、水漏れ箇所を見つけていきましょう!

ドラム式洗濯機からの水漏れが起きたときの応急処置
ドラム式洗濯機からの水漏れを見つけたら、被害が広がらないように水を止めることが必須です。
電源を切って蛇口を閉める
最初に電源を切って、蛇口を閉めます。最初に蛇口を閉めると、洗濯機が壊れてしまう可能性があるので、注意が必要です。
蛇口を閉めても、給水が止まらないなら、蛇口本体の故障の可能性があります。その場合は、水道の元栓を閉めます。
水道の元栓は、メーターボックス内に設置されています。メーターボックスの設置場所は、戸建てなら敷地内の地面に、マンションなら玄関扉横の小さな扉内です。
以下の記事で水漏れの応急処置について、わかりやすく説明しているので参考にしてください。
水漏れ箇所を特定する
濡れた箇所を拭き取って、水漏れ箇所を特定します。水漏れ箇所がわかると、原因を判断しやすくなります。
ただし、給水を止めても、すぐに水漏れが止まるわけではありません。水が止まるまで、しばらく待つ必要があります。
乾かしてアルコール消毒
乾いた雑巾やタオルで濡れた床を拭き取ったあとで、雑菌が増えないように消毒用エタノールスプレーを吹きかけます。
滅菌しておけば、カビなどの繁殖を抑えられて、安心です。消毒用エタノールスプレーは、薬局・ドラッグストアで購入してください。100均にも除菌スプレーが売っています。
自宅に消毒用エタノールスプレーがない場合は、オキシドールやウォッカのような純度の高いアルコールで代用可能です。
ドラム式洗濯機の水漏れ箇所別の原因と対処法
ここでは、ドラム洗濯機の水漏れ箇所ごとの原因と対処法を解説します。
もし、水漏れ箇所が蛇口なら、以下の記事を参考にしてください。原因によっては、ご自分での対応が可能です。
蛇口のつぎて
蛇口と給水ホースを接続するつぎてからの水漏れは、接続の仕方の不具、または、接続部のパッキンの劣化が原因です。
つぎての接続し直し
つぎてを一旦外して、接続し直します。ワンタッチつぎての場合、対応する蛇口が決まっています。蛇口がつぎてにあっているかも確認しましょう。
つぎての汚れを落とす
つぎてをうまく接続し直せないのは、つぎてのサビや汚れがあるからかもしれません。汚れをよく除去してください。サビが発生していたら、つぎての交換が必要です。
つぎてのパッキン交換
給水栓つぎてのパッキンの劣化やキレツ、変形を確認しましょう。パッキンが劣化していたら、交換が必要です。
給水ホースと洗濯機の接続部分
給水ホースを引っ張ってみましょう。簡単に抜けるようなら、きちんと接続されていません。
給水ホースを接続し直す
給水ホースのつめをつぎてにひっかけます。ナットで接続している場合は、つぎてが水平になるように調整して締め直しましょう。
給水ホースの交換
給水ホースが劣化して水漏れがあるなら、給水ホースの交換が必要です。給水ホースは、ドラム式洗濯機のメーカー公式通販サイトやメーカー販売店で購入できます。
給水ホースの長さが足りない場合は、あわせて延長用給水ホースも購入しましょう。
洗剤ケース
洗剤ケースに汚れが流れてケース奥にある弁を詰まらせると、水漏れが生じます。洗剤や柔軟剤のかたまりが流れて行かないように注意が必要です。
粉末洗剤や重曹を投入すると、かたまりができやすくなります。
洗剤ケースを洗う
洗剤ケースを外して、洗剤などのかたまりを取り除き、洗剤ケースを水ぶきして設置し直します。
ドア
ドラム式洗濯機のドアからの水漏れは、洗濯物の入れ過ぎや入れ方が悪いことが原因です。また、古くなったドラム式洗濯機なら、パッキンの劣化も考えられます。
洗濯物が挟まっていないか確認
ドアに洗濯物を挟んでしまうと、水漏れが生じます。水漏れだけではなく、ドアのパッキンを破損する可能性があるので、洗濯物を確実に洗濯槽に入れるようにしましょう。
パッキン交換
パッキンの寿命は、7年〜10年です。使用回数にもよりますが、7年を超えていたらパッキンの交換が必要です。
パッキンは、必ずメーカーの正規品を購入しましょう。パッキンは、製品に合ったものを選ばないと、交換しても水漏れが直りません。
糸くずフィルター
糸くずフィルターからの水漏れは、設置の仕方が悪いことが原因です。汚れが溜まっているために、ずれが生じた可能性があります。
糸くずフィルターを設置し直す
糸くずフィルターを取り外して、汚れを取り去り、設置しなおします。つまみをしっかり回して、確実に取り付けてください。
床
床が濡れている場合は、排水設備に問題があります。ドラム式洗濯機は重量があり、排水口が見えにくいので掃除を怠りがちです。
排水ホースやエルボを確認しましょう。排水管のつまりによって、水が逆流しているのかもしれません。ドラム式洗濯機を移動して、排水口周辺をチェックしましょう。
エルボを付け直す
排水ホースと排水口を接続するL字型のエルボがずれているのかもしれません。一旦外して、接続しなおしましょう。
接続し直す際に、汚れを古い歯ブラシ等でこそげ落とします。汚れが原因で、ずれているのかもしれません。
排水トラップを清掃する
糸くず等が排水トラップに溜まっていると、詰まりが生じて水漏れが起きます。排水口に設置している部品を取り外して、排水トラップを洗浄しましょう。
液体パイプクリーナーを注いで、排水管のつまりも除去しておくと安心です。
排水ホースの交換を依頼する
排水ホースからの水漏れなら、排水ホースの交換が必要です。正規品で2,000円前後で、メーカーの公式通販サイト、メーカー取扱店で購入できます。
本体との接続の仕方が難しいので、交換に不安がある方は、業者に相談してください。
結露がないか確認する
エルボや排水口、排水ホースに問題がない場合は、結露の可能性があります。洗濯機の内部温度と気温の差が激しいと、結露が生じて洗濯機の下が濡れてしまう場合があります。
よく拭いて、換気をよくして結露対策をして様子を見ましょう。
洗濯機本体の故障なら業者に依頼する
水回りのトラブルや結露ではないなら、洗濯機本体の故障が考えられます。原因がわからない場合も含め、業者に相談してください。
ドラム式洗濯機の水漏れ修理の依頼先と費用目安
ご紹介した対処法を試しても、ドラム式洗濯機の水漏れが解消できないなら、無理をせずに業者への相談がおすすめです。
作業料金をご紹介します。
トラブル箇所の作業内容 | 費用目安 |
---|---|
パッキン・ニップルなどの部品交換 | 5,000円~10,000円 |
給水・排水ホースの修理 | 6,000円~10,000円 |
給水・排水ホースの交換 | 12,000円~30,000円 |
排水口のつまり解消 | 12,000円~17,000円 |
排水管の高圧洗浄 | 25,000円~50,000円 |
業者によって、基本料金・出張費などが加わります。
水漏れ修理の依頼先は、主に以下の3つです。
- 水道修理業者
- 洗濯機メーカー
- 洗濯機を購入したお店
それぞれの特徴や費用のシステムを解説します。
水道修理業者
水道修理業者は、ドラム式洗濯機の水漏れの原因を特定し、見積もりを無料で作成します。そのため、まずは水道修理業者への依頼がおすすめです。
水道修理業者なら、適切なアドバイスが期待できます。また、排水管のつまり等が原因の場合は、水道修理業者にしか対応できません。即日対応可能な業者が多い点も魅力です。
ただし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。あわてて悪徳業者を選んでしまうと、高額請求や手抜き工事の被害に遭ってしまうことになります。
以下の記事で、水道修理業者の選び方を解説しているので、参考にしてください。
メーカー
ドラム式洗濯機の保証期間を確認して、保証期間ならメーカーの修理サービスの利用がおすすめです。
購入したお店で、延長保証(長期保証)加入をしているかどうかの確認も必要です。以下の点を問い合わせ時にお伝えください。
- 製品の型式
- 水漏れしている箇所や状況(エラー番号・点滅回数)
メーカーの修理サービスなら、安心して任せられます。
ただし、保証期間を過ぎている場合は、出張診断料がかかるので、注意が必要です。
例えば、シャープの場合は、以下のような記載があります。
出張診断料は、出張距離によって料金が変わります。
出張距離20km以内は、5,500円(税込)となります。
(20kmを超える場合は10km毎に550円(税込)加算。上限は、8,250円(税込)。ただし離島は除く)
点検して、原因が洗濯機の本体ではない場合は、対応しません。修理をしない場合も、出張診断料の支払いは発生するので、確実に本体以外の故障かどうかを確認してから依頼しましょう。
以下の記事では、パナソニックの洗濯機の出張修理サービスについて解説しているので、参考にしてください。
ドラム式洗濯機を購入したお店
ドラム式洗濯機を購入したお店にも、修理依頼できるケースがあります。
ただし、洗濯機を購入したお店が直接修理に来るわけではなく、メーカーの出張サービスが対応します。
販売店の延長保証サービスを契約している場合は、メーカーのサービスに問い合わせずに、必ず購入したお店を通じて依頼してください。
ホームセンターで購入した場合も同様です。ホームセンターでは、蛇口修理にしか対応していません。洗濯機の蛇口に不具合がある場合は、以下の記事を参考にしてください。
ドラム式洗濯機の水漏れ予防法3選
ドラム式洗濯機の水漏れを解消したら、再発しないように以下のことを心がけてください。
- 洗濯物を入れすぎない
- こまめなメンテナンス
- 定期的な排水口・排水管の清掃
水漏れを防止するだけではなく、ドラム式洗濯機の故障も予防できます
それでは、順に見ていきましょう。
洗濯物を入れすぎない
ドラム式洗濯機に、洗濯物をぎゅうぎゅう詰めに入れないようにしましょう。詰め込んだとしても、洗濯槽の容量の7割程度にとどめてください。
詰め込みすぎると、以下の理由から水漏れが始まりやすくなります。
- ドアに洗濯物が挟まって、水漏れが起きる
- 糸くずが大量に出て、糸くずフィルターの汚れが蓄積する
- 洗剤が溶けにくく、溶けなかった洗剤がつまりの原因になる
そもそも、洗濯物を入れすぎると、水流が生じないため、汚れを落としきれません。汚れが落ちないため、洗っても悪臭が残ってしまう可能性があるので、洗濯物の入れすぎには十分注意してください。
こまめなメンテナンス
詰まりやすい箇所、汚れやすい箇所を月に1度の頻度でメンテナンスしましょう。少なくとも2ヶ月に1度のメンテナンスは、必須です。
- ドアのパッキン周辺
- 糸くずフィルター
- 洗剤ケース
- 乾燥フィルター
- 洗濯槽
洗濯槽の掃除は、クリーナーを入れて、洗浄モードまたは、標準のコースをセットするだけです。
定期的な排水口・排水管の清掃
排水口・排水管の清掃を月に1度行うようにすると、排水管のつまりを予防できます。
- ドラム式洗濯機の電源を切り、蛇口を閉める
- 排水口からホースを取り外す
- エルボ・排水トラップを取り外して、水洗い
ドラム式洗濯機は重量があって移動も難しいので、協力者のいるときに清掃しましょう。
掃除機で洗濯機の周辺に蓄積する毛髪や糸くず、ホコリを吸い取っていきます。以下の記事で、洗濯機の排水口の清掃の仕方をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。悪臭の防止にも、有効です。
ドラム式洗濯機の水漏れが直らないなら
ドラムし洗濯機の水漏れの解消法を解説しました。
意外に簡単に解消できる場合もありますが、水漏れが続いてお困りの方もいらっしゃるでしょう。ご紹介した方法で水漏れが解消しない場合は、無理にご自分で直そうとせずに、業者に相談した方が安心です。
給水装置や排水口等に不具合がある場合やどこに問題があるのかわからない場合は、地域密着型の水道修理業者なら、すぐに対応できます。
業者選びに迷ったら、宮城・福島・山形エリア対応!地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』にご相談ください。
対応エリアなら、最短30分で伺います。年中無休で24時間稼働していますので、お困りの際はすぐにご連絡ください。
- ドラム式洗濯機から水漏れしたときの応急処置は?
-
給水を止めて、水漏れ被害を抑えましょう。電源を切って、蛇口を閉めます。濡れている箇所をよく乾かして、アルコール消毒でカビが生えないようにしておくと、安心です。
- ドラム式洗濯機のドアから水漏れする原因は?
-
以下の理由が考えらえます。 ・ドアに洗濯物が挟まっている ・パッキンの劣化 洗濯物を入れすぎると、ドアに挟まりやすく、パッキンの劣化を早めます。洗濯物を入れ過ぎないようにしましょう。
- ドラム式洗濯機の排水ホースを自分で交換できますか?
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ご自分での交換を推奨していない機種があります。交換できるタイプでも、本体との接続などが比較的難しいので、業者への依頼がおすすめです。
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