
排水口の臭いが消えない原因と対処法|簡単な臭い取りの方法も紹介
この記事では、排水口の臭いが消えないときの対処法について解説します。
「掃除をしても排水口の臭いが消えない」
「臭いがでないための対策を知りたい」
といった、排水口のしつこい臭いでお困りの方も必見です。
キッチン・お風呂・洗面所・洗濯機などの場所別の対処法はもちろん、記事後半では、やってはいけないNG行為まで詳しくご紹介。ニオイ対策をされる際は、ぜひ最後までご覧ください。
排水口の臭いが消えない原因と対処法
排水口の臭いがなかなか消えないとき、その原因は一つではありません。考えられる原因としては以下が挙げられます。
- 排水口自体や内部の汚れがひどい
- 排水管の臭いがのぼってきている
- 排水ホースと床の隙間から臭いが漏れている
- 床下排水管に汚れが詰まっている
見た目はきれいでも、内部で汚れや詰まり、パーツの隙間、下水からの逆流などが起きている可能性があります。上記の主な4つの原因と、その対処法をご紹介します。
排水口自体や内部の汚れがひどい
最も多い原因は、排水口の内部に蓄積された汚れです。汚れは以下のような箇所に溜まりやすくなります。
- フタ
- ゴミ受け
- 排水トラップ
- 排水ホース
キッチンでは油汚れ、洗面所では石けんカスや髪の毛、お風呂では皮脂やカビなどが臭いのもとに。こうした汚れが長期間蓄積すると、悪臭だけでなく害虫の温床にもなります。
対処法としては、まずゴミ受けやトラップを取り外し、中性洗剤とブラシで丁寧に洗浄します。その後、重曹100gとクエン酸50g(またはお酢100ml)を投入し、熱湯を流して発泡洗浄を行うと、ニオイ成分が中和されて消臭効果が期待できます。
排水管の臭いがのぼってきている
以下のような原因で、排水管から臭いがのぼってくるケースもあります。
- トラップのズレ・劣化
- 封水が減っている
排水管に水を溜めておく「トラップ」に水がたまっていない、または蒸発してしまうと、排水管内部の臭いがそのまま室内に上がってきます。これは数日以上使っていない排水口でよく見られる現象です。
この場合は、コップ1杯程度の水を注いでトラップの封水を補充するだけで臭いが消えることがあります。封水がすぐに減る場合は、ヒビや破損などの異常がないかも確認しましょう。
排水ホースと床の隙間から臭いが漏れている
洗濯機などに多いのが、排水ホースと床の排水口の接続部に隙間ができ、そこから下水の臭いが漏れてくるケースです。特に防臭パッキンが劣化していると、臭気の逆流が発生します。
対処法としては、隙間を専用の防臭キャップやパテなどで塞ぐのが有効です。また、防臭パッキンの交換も検討しましょう。
市販されている「防臭ソケット」は取り付けも簡単で、臭い漏れの防止に効果的です。
床下排水管に汚れが詰まっている
表面的な掃除をしても臭いが取れない場合は、床下の排水管で汚れが詰まっている可能性があります。これは家庭内では対処しにくい部分で、髪の毛や油汚れ、石けんカスなどが蓄積していると、悪臭だけでなく排水の逆流リスクも高まります。
この場合は、高圧洗浄機による清掃を業者に依頼するのが最も確実です。特に築年数の古い住宅では、配管内部の劣化やスラッジ(ぬめり)による詰まりが起きやすいため、定期的なメンテナンスが重要です。
排水口の臭いが消えない時の箇所別対処法【キッチン〜洗濯機まで】
排水溝の臭いが発生するのは主に以下の場所です。
- キッチンシンク
- お風呂(床・浴槽)
- 洗面所
- 洗濯機
排水口の臭いは、発生場所ごとに原因が異なるため、場所別のアプローチが必要です。ここでは、上記4箇所について、それぞれの対処法をご紹介します。
キッチンシンク
キッチンの悪臭は、油汚れや食べかすの蓄積が主な原因です。特に配管内にこびりついた油は、洗剤でも取り切れず悪臭を放つことがあります。
処法としては、油を流さないよう普段から注意し、月1回程度は重曹+クエン酸での洗浄を実施するのがおすすめです。また、三角コーナーやゴミ受けはこまめに掃除し、ぬめりの発生を防ぎましょう。
お風呂(床・浴槽)
お風呂の臭いは、排水口のヘアキャッチャーやその下のヌメリが原因です。石けんカスや皮脂汚れは細菌の温床となり、悪臭を放つようになります。
ヘアキャッチャーを外して、排水口のトラップやゴムパッキンまで徹底洗浄しましょう。さらに、カビ防止として市販の浴室用洗剤で定期的に除菌を行うと効果的です。
洗面所
洗面所では、オーバーフロー部分(洗面台の縁の穴)に汚れがたまり、そこから悪臭が発生するケースが多くあります。オーバーフローには専用ブラシや細いノズルを使って水を流し込み、内部の汚れを押し出すのが有効です。
洗面ボウルのトラップ部分も一度分解して清掃すると、臭いが大幅に軽減されます。
洗濯機
洗濯機の排水口では、洗剤カスやカビが臭いの原因になります。特にドラム式の場合、内部に水がたまりやすく、雑菌が繁殖しやすい構造です。
洗濯機クリーナーで内部洗浄を定期的に行い、排水ホースと床の隙間を密閉しましょう。また、排水フィルターの清掃も忘れずに行うことが大事です。
排水口の臭いが消えないからといってやってはいけないNG行為3つ
排水口の臭いが消えない場合にやってはいけないこととして、以下が挙げられます。
- 強力すぎる洗剤を使用する
- 素材に合わない洗剤を使用する
- 置くタイプなどの消臭剤でごまかす
排水口の臭いをどうにかしようと、つい手軽な方法に頼りたくなりますが、逆効果になる行動も少なくありません。それぞれやってはいけない上記3つの注意点について解説します。
NGその1:強力すぎる洗剤を使用する
市販のパイプクリーナーには強力な成分が含まれており、頻繁に使うと排水管を傷めてしまうことがあります。また、塩素系と酸性洗剤を併用すると有毒ガスが発生する危険もあります。
使う際は、使用頻度を月1回程度に抑え、使用方法を守りましょう。それ以上の対処が必要な場合は、無理にDIYを続けるのではなく、専門の清掃業者に相談することをおすすめします。
NGその2:素材に合わない洗剤を使用する
陶器製や樹脂製の排水口には、研磨剤入りの洗剤や強アルカリ性洗剤が不適なケースもあります。素材を傷つけることで、逆に汚れが付着しやすくなり、臭いが再発しやすくなります。
洗剤を選ぶ際は、素材との相性を事前に確認し、家庭用の中性洗剤や専用クリーナーを選ぶようにしましょう。
NGその3:置くタイプなどの消臭剤でごまかす
芳香剤や置くだけの消臭剤は、表面的な臭いをごまかすだけで、根本的な原因にはなりません。むしろ臭いの原因が悪化していく場合もあります。
原因が特定できない、対処しても臭いが消えない場合は、プロの業者に相談して排水管全体の診断や洗浄を受けるのが安全です。専門知識と専用機材を持つ業者なら、見えない場所まで徹底的にケアできます。
排水口の臭いが消えない!悪化・再発を防ぐためにできる4つの対策
排水口の臭いが消えない場合や、悪化・再発を防ぐためにできる対策としては以下が挙げられます。
- 食べかすや油を流さない
- ゴミ受けにアルミホイルを入れる
- クエン酸スプレーをかける
- 排水管の高圧洗浄
排水口の臭いは、一度取り除けても油断するとすぐに再発してしまうのが厄介な点です。とくにキッチンや洗面所では、日々の使い方によって汚れがすぐに蓄積されるため、悪化や再発を未然に防ぐ「習慣づけ」が重要になります。
以下では、誰でも簡単に取り入れられて効果的な4つの再発防止策をご紹介します。
食べかすや油を流さない
最も基本的で効果的な対策が、「そもそも汚れを排水管に流さない」ということです。食べかすや調理後の油は、時間の経過とともに排水管内で固まり、ヌメリや詰まり、悪臭の原因になります。
たとえ熱湯で流したとしても、排水管の奥で再び固化してしまうため、予防が第一です。油は調理後にキッチンペーパーや新聞紙で拭き取り、可燃ごみとして処分するのがベストです。
食べかすについては、三角コーナーや水切りネットを活用し、小さなゴミも見逃さず回収することで、汚れの流出を防げます。
ゴミ受けにアルミホイルを入れる
意外と知られていない裏技ですが、ゴミ受けに丸めたアルミホイルを入れるだけで雑菌の繁殖を抑えられるという方法があります。これは、アルミニウムが水に反応して金属イオンを発生させ、抗菌効果をもたらすためです。
使い方は簡単で、直径3〜5cmほどのアルミホイルボールを2〜3個ほど作り、排水口のゴミ受けにポンと入れるだけ。定期的にぬめりや臭いが発生していた場所も、これだけで長持ちする清潔な状態を維持できます。
1〜2週間に1度、新しいものに交換するのがおすすめです。
クエン酸スプレーをかける
日常的なメンテナンスとして最も手軽にできるのが、クエン酸スプレーの活用です。クエン酸には、排水口に蓄積しがちなアルカリ性の汚れやアンモニア臭を中和する作用があり、消臭と除菌の両方に効果があります。
作り方は簡単で、水200mlに対してクエン酸小さじ1を混ぜたスプレーを作成し、週に2〜3回、排水口やゴミ受け、シンク周りに噴霧します。仕上げにぬるま湯でさっと流しておくと、臭いがこもりにくくなります。自然素材で安全性が高く、小さなお子様やペットがいるご家庭にもおすすめです。
排水管の高圧洗浄
見た目にはきれいでも、排水管の奥には少しずつ汚れが溜まり続けています。こうした目に見えない場所の汚れこそが、慢性的な臭いや詰まりの温床になっていることがあります。
そのため、1年に1回程度を目安に、専門業者による高圧洗浄を依頼するのが効果的です。
専用のホースで高圧水流を使って管内を一気に洗浄するため、家庭用の掃除では届かない場所まで徹底的にクリーニングできます。費用は1万円〜2万円ほどが相場ですが、長期的に見ればコスパの良い予防策と言えるでしょう。
排水口の臭いが消えない状況が改善しないなら…
本記事では、排水口の臭いが消えない場合の対処法について解説しました。自分で対処できる場合もありますが、排水ホースや排水管となると、業者に依頼しなければなりません。
もし業者に依頼する場合は、その地域に特化した業者がおすすめです。なぜなら、地域特有の構造、環境などに詳しいうえに、すぐに対応してくれるからです。
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- 排水口の臭いが消えない原因は何ですか?
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「排水口自体や内部の汚れがひどい・排水管の臭いがのぼってきている・排水ホースと床の隙間から臭いが漏れている・床下排水管に汚れが詰まっている」などの原因が考えられます。
- 排水口の臭いを消すには何をすれば良いですか?
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まずは、ご自身で清掃するところから始めてみてください。
- どんな場合に業者に依頼すれば良いですか?
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どれだけ掃除をしても臭いが消えない場合は、業者に相談しましょう。
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