ウォシュレットが故障した?考えられる原因と対処法をご紹介
「あれ、ウォシュレットの調子が悪いな?」と思ったことはありませんか?ウォシュレットが故障するとトイレするのも大変ですし、生活にも支障をきたしてきます。そこで今回はウォシュレットの故障を疑うべき症状や、対応策についてご紹介します。
故障かも?疑うべきウォシュレットの症状
ウォシュレットの故障を疑うべき症状には、大きく分けて以下の4種類があります。
- 水漏れしている
- 電源を入れても作動しない
- 便座が暖まらない
- 水の温度調節ができない
それぞれ具体的にどのような症状なのか1つずつ見ていきましょう。
水漏れ
まず1つ目に考えられるのが、「水漏れ」です。ノズルやリモコン、ウォシュレットの横などから水漏れしている場合は、故障を疑った方が良いでしょう。
水漏れをそのままにしておくと床がびちょびちょになったり、浸水して床が腐敗してしまう可能性があるのですぐに対応する必要があります。
まずはトイレの止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めることで水漏れを止めることができます。そしてウォシュレットの電源を抜いて、すぐに修理業者に連絡してください。
もしノズルに汚れが詰まっているなら、掃除してもう一度ウォシュレットを起動させてみてください。
もう一度起動させたときに水漏れが止まったのであれば、ノズルの汚れが原因なのでもう大丈夫だと言えるでしょう。
電源を入れても作動しない
「電源を入れているのに、ウォシュレットが動かない」という場合はトラブルが発生している可能性があります。例えばウォシュレットのリモコンを押してもノズルが奥に引っ込んでいるままだったり、シャワーが出なかったりなどですね。
もし、ウォシュレットが作動しないのであれば以下の4つを確認してみましょう。
- リモコンの電池
- 電気のブレーカー
- ウォシュレットの電源
- ウォシュレット本体の運転スイッチ
4つを確認してみて、もしリモコンの電池を入れ替えたり、ブレーカーを入れ直ししてみたりしてウォシュレットが直ったら大丈夫です。
しかし、上記の4つのポイントをチェックしても何も問題がないのであれば、ウォシュレットが故障している可能性が高いです。
便座が温まらない
トイレをしようと思ったときに「冷たい!」と感じたことはありませんか?暖房機能がついているはずなのに便座が冷たかったら故障しているのではないかと疑いますよね。
故障だと決めつける前に、まずは電源がしっかり入っているかを確認してみてください。
また、長時間便座に座り続けていませんか?
よくトイレの中でスマホを触ったり、漫画や新聞などを読んでいたりする方が多いですが、便座が冷たくなったのはもしかしたら暖房機能がオフになったからかもしれません。
上記の2つのポイントに当てはまらないのであれば、便座の設定温度を確認してみてください。「切」や「低音」「節電モード」になっている場合は、便座が温まらなかったり、少ししかぬくもりを感じないようになっています。
もし、上記のどの理由にも当てはまらないのであればウォシュレットの故障を疑いましょう。
水の温度調節ができない
水の温度調節ができなくなった場合は、まずは電源のプラグを入れ直してみましょう。入れ直したら電源プラグに付いている漏電保護ボタンを押してみてください。
それ以外にも節電モードや音声設定温度を確認してみて、異常がない場合はウォシュレットが故障している可能性がありますね。
ウォシュレットの寿命
ウォシュレットも消耗品ではあるので、長く使い続けるうちに劣化していきます。ウォシュレットが故障してしまったのは、寿命が来たからかもしれません。
ウォシュレットは冷蔵庫やテレビなどと同じ電化製品です。電化製品は経年劣化が起きるので、耐用年数は比較的短い傾向にあります。
もちろん商品によってウォシュレットの寿命に違いはあるのですが、基本的には設置してから7〜10年程度が寿命だと言われています。
もし、ウォシュレットを設置してから7年以上の月日が経っているのであれば、経年劣化による故障を疑いましょう。
部品があるのであればそのまま修理して使うことが可能ですが、10年以上過ぎている場合は部品の生産が終わっている可能性もあります。
部品の生産が終了すると残念ながら修理することが難しくなるので、買い替えが必要になってくるでしょう。
ウォシュレットが故障した場合が、設置してからどれだけの月日が経っているかも確認してみてください。
その上で修理業者と相談し、部品がまだ製造されているか、製造されていない場合はどの機器に買い換えるかなどを話し合う必要があります。
ウォシュレットが故障した際の対処法
「ウォシュレットが急に壊れて困っている」という場合はどのように対応したら良いのでしょうか?ウォシュレットは毎日使用するものですから、壊れたらすぐに対応しなければいけません。
新しいウォシュレットに買い換える
1つ目の対処法は新しいウォシュレットに買い換えることです。7年以上の月日が経っているのであれば、修理したとしてもまたすぐに壊れてしまう可能性があります。
次に修理するときは部品の製造が終了していて、結局買い替えが必要になるケースも考えられるでしょう。
また、ノズルに汚れが詰まることで水漏れを起こすこともあるのですが、新しい種類には自動掃除機能などが付いているものも多いです。
自分でわざわざ掃除しなければいけないので手間を省くことができるのも大きなポイントだと言えるでしょう。
さらに、省エネ機能が備わっているものもあります。最新のウォシュレットに買い換えることで毎月の電気代を一万円以上を抑えることもできるのです。
古いウォシュレットを使っているとエネルギーの消費率が多く、電気代や水道代が高くなることもあります。
毎月高い電気代や水道代を払ったり、こまめに修理代を払ったりするよりは、新しいウォシュレットに買い換えた方が家計に優しいと言えるでしょう。
業者に依頼する
シュレットが故障してしまった場合は、業者に連絡しましょう。正しい知識と技術を持った専門スタッフが修理してくれるので、短時間で問題を解決してくれます。
ウォシュレットを自分で修理するのは危険!
「自分で修理できないの?」と疑問に思っていることも多いでしょう。しかし、自分でウォシュレットを修理するのはとても危険です。
ウォシュレットは電化製品なので、もちろん電気が通っています。細かい部品もたくさんあるので下手に手を出すと漏電や感電、火災などのトラブルを引き起こす可能性があるのです。
ノズルの先端部分に汚れが詰まっていたり、電源を入れ直す程度であれば自分で対応することは可能ですが、細かい部品が故障している場合は残念ながら自分で対応することは難しいでしょう。
自己判断で部品を触るのではなく、少しでも不安に感じたらすぐに業者に相談することが大切です。
ウォシュレットの故障を防ぐ予防法
ウォシュレットは毎日使用するものだからこそ、なんとか長持ちさせたいもの。新しく買い替えたり、修理したりするとなれば、大きな費用も必要になりますからね…。
少しでもウォシュレットの寿命を伸ばすためにも、最後に故障を予防する方法をご紹介しておきます。こまめに対策をして、ウォシュレットの故障を防ぎましょう。
こまめにノズルを掃除する
こまめにノズル部分を掃除しておくようにしましょう。ノズルも毎日使うことで汚れが溜まってきます。
特にノズル部分には尿石や水垢などが付きやすくなるので、放っておくと頑固な汚れがこびりつくことになります。尿石や水垢は本当に頑固なもので、一度こびりつくとなかなか落とすのが大変です。
週に1回程度でもいいので、ノズル部分に汚れがついていたらトイレットペーパーや雑巾などで拭き取ってあげてください。
たったこれだけでも汚れがこびりつくのを防ぐことができますよ。
ノズルの出口部分の掃除
ノズルの出口部分もしっかり掃除しておくことが大切です。比較的新しめの種類であれば、ノズル掃除機能が付いているものがあります。
自動洗浄機能がついているなら、設定をオンにすれば自動で洗浄してくれます。
自動洗浄に加えてトイレットペーパーや雑巾などで汚れを拭き取ることで、さらにきれいにすることができますよ。
掃除機能が付いていないタイプの場合は、出口部分を外して掃除する必要があります。
- ノズルを引き出す
- トイレ用の洗剤を塗布したトイレットペーパーや雑巾などで拭き取る
- ノズルを戻す
ノズルは繊細な部品なので、丁寧に扱うようにしてください。
強引に引っ張るとノズルが折れたり故障したりする可能性があるので、注意しましょう。
ノズルのシャワー部分の掃除
最後はノズルのシャワー部分の清掃です。シャワー部分にも汚れがつきやすいので、こまめに掃除することが大切です。
- ノズルを丁寧に引き出す
- シャワー穴や先端部分を使い古した歯ブラシでやさしく擦る
- トイレ用の洗剤で汚れを軽く拭き取る
- ノズルを戻す
力を入れすぎると余計に汚れが詰まる可能性があるので、「やさしく丁寧」にすることがポイントですよ。
まとめ
今回はウォシュレットの故障の原因や対処法などについてまとめていきました。
ウォシュレットは電化製品で細かい部品も多いので、故障した場合はすぐに業者に連絡するようにしましょう。
また、少しでもウォシュレットの寿命を延ばすためにもノズル部分の清掃をこまめに行うように心がけてみてくださいね。