サンポールはトイレつまりに効果がある?正しい使用法と効き目について
この記事では、トイレつまりにサンポールが効果あるか?という疑問について解説します。
結論から言えば、サンポールは軽度のトイレつまりに効果が期待できます。しかし、サンポールでは十分に解決できない可能性もありますので、本記事を参考に適切にサンポールを使用してください。
記事後半では、サンポールでもトイレのつまりが解消できない場合の対処法についてもご紹介。トイレつまりでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
サンポールはトイレつまりを解消できるのか?
サンポールは、酸性の強力な洗剤であり、トイレの汚れや尿石の除去に効果を発揮します。しかし、すべてのトイレつまりに有効というわけではなく、つまりの原因によっては解消できないケースもあります。
むしろ、誤った使い方をすると、さらに状況を悪化させてしまうこともあるため、つまりの原因をしっかりと見極めるのが重要です。
サンポールで解消できるトイレつまり
トイレつまりに関して、サンポールは、尿石が原因のつまりにのみ効果を発揮します。
尿石は、尿に含まれるカルシウムやマグネシウムが排水管内で固まり、蓄積されることで発生します。この尿石が長期間にわたって付着し続けると、排水管の内部が狭くなり、水の流れを妨げてつまりの原因となるのです。
酸性洗剤であるサンポールには、尿石を分解して除去する作用があります。
尿石の主成分であるカルシウムはアルカリ性の性質を持っているため、同じアルカリ性の洗剤では十分に溶かすことができません。しかし、酸性のサンポールを使用することで、尿石との化学反応が起こり、こびりついた汚れを効果的に分解できます。
また、尿石と同様にトイレのアンモニア臭もアルカリ性であるため、サンポールを使うことで悪臭の原因を取り除けることがあるでしょう。サンポールはトイレのつまり解消やニオイの軽減にも効果的な洗剤と言えます。
ただし、つまりに関して、サンポールの効果が期待できるのは尿石によるつまりに限定されるため、他のつまりには効果がないことを理解しておく必要があります。
サンポールで解消できないトイレつまり
サンポールで解消できないトイレつまりは、以下の通りです。
- トイレットペーパーや排泄物のつまり
- 異物のつまり
サンポールは尿石によるつまりには効果を発揮しますが、それ以外の原因で発生するトイレつまりにはほとんど効果がありません。特に、トイレットペーパーや排泄物、異物のつまりは、サンポールを使用しても改善しないため、別の対処法を検討する必要があります。
トイレットペーパーや排泄物のつまり
トイレットペーパーや排泄物は通常、水に溶けて流れるため、トイレの排水管を詰まらせることはほとんどありません。しかし、大量に流した場合や、排泄物・大便が極端に硬く大きい場合は、排水途中で引っかかり、つまりを引き起こす場合があります。
トイレの水流には限界があるため、一度に大量のトイレットペーパーを流すと、水に溶けきらずに排水管の中で詰まってしまうケースがあるのです。こうしたつまりには、サンポールを使用しても溶かすことができず、効果は期待できません。
軽度のつまりであれば、時間を置くことで自然に解消することもありますが、解決しない場合はラバーカップ(スッポン)やお湯を使った方法が有効です。
異物のつまり
トイレに誤って異物を落とし、それが原因で詰まることも少なくありません。特に、スマートフォンやハンカチ、小さなおもちゃ、生理用品、ペットシートなどの水に溶けない異物が便器内に落ち、それを気づかずに流してしまうと、排水管の奥で詰まりを引き起こす可能性があります。
こうした異物によるつまりは、サンポールでは溶かすことができず、むしろ誤った対処をするとさらに奥へ押し込んでしまうリスクがあります。
異物を落とした場合は、すぐに取り出すか、ラバーカップやワイヤークリーナーを使って引き出すのが適切な方法です。奥深くに詰まってしまった場合は、無理に取り出そうとせず、専門業者に依頼するのがおすすめです。
サンポールでトイレつまりを解消する方法
サンポールでトイレつまりを解消する方法や手順については以下の通りです。
- 環境を整える
- 便器の水を減らす
- サンポールをかける
- ブラシでこする
- 水を流す
サンポールは、尿石が原因のトイレつまりに対して効果的な洗剤です。長期間蓄積された尿石によって排水の流れが悪くなった場合、正しい手順でサンポールを使用することでつまりを解消できます。
それぞれの手順について解説します。
準備するもの
サンポールは強力な酸性洗剤のため、使用時には適切な保護具を準備しましょう。以下の道具を揃えて、安全に作業を行いましょう。
- ゴム手袋(皮膚への付着を防ぐため)
- ゴーグルや眼鏡(目に飛び散るのを防止)
- マスク(揮発する塩酸の臭いを吸い込まないため)
- トイレ掃除用ブラシ(こびりついた尿石をこすり落とす)
- トイレットペーパー(薬剤を浸透させるためのパック用)
- 新聞紙やシート(便器周りを養生し、液体の飛び散りを防ぐ)
サンポールは、便器以外の壁や床に付着すると変色や腐食の原因になります。そのため、作業前にしっかりと養生を行い、周囲への飛び散りを防ぎましょう。
1.環境を整える
サンポールの主成分である塩酸は、揮発性があり強い臭いを発します。密閉された空間で使用すると、気分が悪くなったり、刺激臭で目や喉を傷める可能性があります。
そのため、作業を始める前にトイレの換気扇を回したり、窓を開けて空気の循環をよくしておくことが重要です。
2.便器の水を減らす
サンポールの効果を最大限に発揮させるためには、便器内の水を減らしておきましょう。水が多いと薬剤が薄まり、尿石に十分な効果を発揮できなくなります。
給油ポンプや紙コップを使って便器内の水を減らし、通常時の封水の量程度まで調整してから使用しましょう。
3.サンポールをかける
便器内の水を減らしたら、尿石の溜まりやすい部分にサンポールを回しかけます。
- 便器内に50ml~100mlほど注ぐ
- 見えている尿石部分に2プッシュ(約20ml)かける
- ふち裏や水面付近の黄ばみが気になる箇所にも塗布する
尿石が頑固にこびりついている場合は、「パック法」を試すのも効果的です。トイレットペーパーを尿石のある部分に敷き、その上からサンポールをたっぷりとかけることで、洗剤が浸透しやすくなります。
通常の使用では5分程度放置すれば十分ですが、頑固な汚れの場合は30分~1時間放置すると効果が高まります。
4.ブラシでこする
放置後はトイレブラシで尿石をこすり落とします。便器の表面を傷つけないように、優しく力を加えてこすりましょう。
特にふち裏や水の溜まる部分は汚れが溜まりやすいため、念入りに掃除することがポイントです。
5.水を流す
最後に、トイレの水を流してサンポールをしっかりと洗い流します。サンポールを便器内に長時間放置すると、陶器の劣化を招く可能性があるため、必ず十分な量の水で流しましょう。
この方法を定期的に実践すれば、尿石の蓄積を防ぎ、トイレのつまりを予防できます。
ただし、トイレの詰まりが改善しない場合は、別の方法を試すか専門業者に相談することをおすすめします。
サンポールでトイレのつまりを解消する際の注意点
サンポールでトイレのつまりを解消する際の注意点は以下の通りです。
- 塩素系洗剤と混ぜない
- 定められた用法や容量を守る
- 直接サンポールの液に触れない
サンポールを使用してトイレのつまりを解消する際には、正しい使い方を守らないと健康被害やトイレ設備の損傷につながる恐れがあります。特に、酸性洗剤であるサンポールの特性を理解し、適切に使用することが重要です。
ここでは、サンポールを使用する際の注意点を解説します。
塩素系洗剤と混ぜない
サンポールは酸性の洗剤であり、塩素系洗剤と混ざると化学反応を起こし、有毒な塩素ガスを発生させます。このガスを吸い込むと、気分が悪くなったり、頭痛、呼吸困難などの症状を引き起こす可能性があります。
最悪の場合、意識を失うこともあるため、絶対に塩素系洗剤と混ぜないよう注意しましょう。
トイレ掃除の際、前回使用した洗剤が残っている場合は、しっかり水で洗い流してからサンポールを使ってください。
定められた用法や容量を守る
サンポールは強力な洗剤ですが、多く使えばその分効果が高まるわけではありません。過剰な使用は人体への影響を引き起こすだけでなく、トイレの配管や便器を傷める原因にもなります。
メーカーが推奨する使用量を厳守し、安全に使うことを心がけましょう。
また、サンポールは金属類と接触すると腐食を引き起こすため、便器の金属部品に付着しないよう注意が必要です。
直接サンポールの液に触れない
サンポールには塩酸が含まれており、皮膚に直接触れると刺激が強く、炎症やただれの原因となることがあります。また、目に入ると粘膜を傷め、最悪の場合は視力低下や失明の危険性もあります。
使用する際は必ずゴム手袋やゴーグルを着用し、皮膚や目への接触を防ぎましょう。
万が一、手や目に付着した場合は、すぐに大量の水で洗い流し、症状が悪化する場合は速やかに医療機関を受診してください。
サンポールでもトイレのつまりが解消できない場合
サンポールは尿石によるつまりには効果的ですが、それ以外のつまりにはほとんど効果がありません。特に、トイレットペーパーの詰まりや異物の詰まりにはサンポールを使用しても改善しないため、無理に使い続けるのは逆効果です。
サンポールを使用しても詰まりが解消しない場合は、ラバーカップやワイヤークリーナーを試すか、専門業者に依頼するのが安全な選択肢です。
しかし、誤った使い方をすると健康被害やトイレの破損を引き起こす可能性があるため、使用方法を正しく理解し、安全に扱うことが大切です。
尿石によるトイレつまりはサンポールで解消できることも
尿石によるトイレのつまりであれば、サンポールを適切に使えば解消できます。それ以外のトイレつまりはサンポールでは効果が出ないので、専門の業者に依頼するなどしてください。
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- サンポールで尿石は溶けますか?
-
尿石を溶かすことは可能です。
- サンポールでどのようなトイレつまりも改善できますか?
-
すべてのつまりの原因には対応していません。
- サンポールは長時間放置しても問題ありませんか?
-
長時間放置してしまうと、金属の配管などを傷める可能性があります。
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