トイレタンクの手洗い管(金具)交換費用・修理料金の目安は?【トラブルを自分で解決する方法も解説】
この記事では、トイレ手洗い管(手洗い金具)の交換費用・修理費用の目安について徹底解説します。
- 「手洗い管の水が止まらない・水が出ない」
- 「金具の黒ずみが取れないので取り替えたい」
- 「手洗い管が破損している」
といったそれぞれのケースで、「修理で済むのか、どこまで交換が必要なのか」から詳しく説明します。一見、手洗い管のトラブルに見えても、手洗い管の交換では解消できないケースもあり、原因の特定が必須です。
記事後半では、手洗い管交換費用を極力抑える方法や、ご自身で交換する方法にも触れますので、手洗い管のトラブルでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
トイレタンクの手洗い管交換・修理費用【トラブル別】
トイレタンクの手洗い管で起こるトラブルは、主に次の5つです。
- 手洗い管から水が出ない
- 手洗い管の水が止まらない
- 手洗い管の汚れが取れない
- 手洗い管ががたつく
- 手洗い管が破損してしまった
基本的には、手洗い管そのもののトラブルであるケースはほとんどありません。ボールタップなどトイレタンク内の部品交換で、トラブルが解消されます。
作業費用の相場は、以下のとおりです。
ボールタップの交換作業 | 12,000円~15,000円 |
ボールタップ以外のタンク内部品交換作業 | 6,000円〜15,000円 |
便器着脱作業(必要な場合) | 10,000円〜 |
手洗い管の交換 | 5,000円〜 |
手洗い器部分(ふた)のみの交換 | 10,000円〜30,000円 |
トイレタンク全体の交換 | 38,000円〜100,000円 |
手洗い管が破損した場合のみ、交換が必要です。手洗い器やタンクの交換を提案される場合もありますが、じっくりと検討してから決めてください。以下、5つのトラブルごとに、原因の詳細と対処法をご紹介します。
手洗い管から水が出ない
トイレの手洗い管から水が出ない原因は、以下のことが考えられます。
- 止水栓が閉まっており、給水されてない
- 手洗い管のフィルターの目詰まり
- ボールタップの劣化・故障
- 浮き球の劣化・故障
- ダイヤフラムの劣化・故障
- 給水ホースの破損
- 給水管のつまり
止水栓を確認し、フィルターを掃除してみましょう。それでも水が出ない場合は、タンク内部品の故障なので、交換が必要です。
タンク内部品の故障ではないなら、給水管のつまりが考えられます。給水管のつまりは排水管のつまりと異なり、自分での対応は難しいので水道修理業者に依頼します。
ただし、給水管のトラブルは、水道局指定工事店しか対応できないので、注意が必要です。
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手洗い管の水が止まらない
手洗い管の水が止まらない原因は、以下のことが考えられます。
- 鎖が絡まっている・切れている
- 浮き球の劣化・故障
- ボールタップのパッキンの劣化
- ボールタップの劣化・故障
- オーバーフロー管の劣化・故障
トイレタンクのフタを開けて、鎖の状態を確認し、問題なければ部品交換です。しかし、どの部品に原因があるのかを特定するのは、経験がないと難しいかもしれません。
以下の記事で、水が止まらない原因について解説しています。トラブルの原因特定のために、参考にしてください。それでもわからない場合は、水道修理業者に相談しましょう。
手洗い管の汚れが取れない
手洗い管が黒ずんでいたら、以下の方法で除去できます。
- クエン酸水パックをする
- 水垢落としスティックでこする
- クリーニング業者に依頼して徹底的に汚れを落としてもらう
黒ずみは黒カビ、頑固になった水垢です。酸性のクエン酸で日頃からお掃除していれば除去できますが、こびりついて時間が経過した水垢はクエン酸では落とせない場合も。
頑固な水垢には、水垢落としスティック(水垢スティック)が効果的です。
水垢落としスティックでこする際に、力を入れすぎると手洗い管が折れたり、曲がったりするので注意してください。
手洗い管の汚れが取れないほどなら、他の箇所も汚れが付着しているのではないでしょうか。この際、ハウスクリーニング業者に徹底してトイレ掃除をしてもらいましょう。
料金は業者によって異なりますが、概ね10,000円前後です。一度、プロの業者に綺麗にしてもらうと、その後の掃除も楽になり、掃除をするモチベーションにもつながります。
手洗い管ががたつく
手洗い管がガタつくのは、タンクのフタに固定しているナットが緩んでいるのが原因です。フタを開けて、ナットを締めなおしましょう。
手で動かせる範囲で締め付け、最終的にウォーターポンププライヤーで仕上げます。
手洗い管が破損してしまった
手洗い管が折れてしまった場合は、交換が必要です。手洗い金具が折れる原因としては、次の3つが考えられます。
- 衝撃(上から重いものが落ちてきた)
- 掃除中に手洗い管に余計な力を入れてしまった
- 経年劣化で脆くなっていた
経年劣化で手洗い管が折れた場合、その他の部品も劣化が進んでいる可能性が高いです。トイレを設置して15年程度経っていたら、手洗い管に続いて次々と不具合が起きる可能性もあるので、タンクの交換もおすすめです。
その他の原因であれば、手洗い管だけの交換が適切です。手洗い管が古く同じモデルがない場合、手洗い器(タンクのフタ部分)やトイレタンクの交換を提案される場合もあります。しかし、設置されていたものとデザインが異なっても、接続部分のサイズが同じなら交換できます。他の部品の劣化状況もみつつ、金具だけの交換も検討してみてください。
また、トイレタンクと便器が一体型のトイレの場合は、タンクのみの交換ができない点も考慮しましょう。タンク全体を交換した方が料金を抑えられるケースも少なくなく、長い目で見てどの選択が適切かは、ケースバイケースと言わざるをえません。安心して任せられる、プロとの相談が重要です。
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手洗い管が折れた場合の、応急処置や対処法については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
トイレタンク手洗い管の交換費用を抑えたい!自分で取り替える方法
手洗い管の交換は、あまり難しい作業ではありません。道具が自宅に揃っており、適切な部品を購入できれば、ご自分でも問題なくできるでしょう。
以下の流れで手洗い管の交換をしてください。
- 適切な手洗い管を購入する
- 止水栓を閉める
- タンクのフタを開ける
- 手洗い管を交換する
- タンクのフタをして動作確認する
交換に当たって、以下を用意してください。
- ウォーターポンププライヤー(2本必要な場合がある)
- タオル
- マイナスドライバー(止水栓を閉めるため)
それでは、各プロセスを説明ていきます。
1.適切な手洗い管を購入する
メーカー・型番が書かれているシールが、トイレタンクに貼られています。メーカー・型番を確認して、手洗い管をメーカーの公式サイトで購入してください。
値段はメーカーによって異なりますが、概ね1,000円前後です。
2.止水栓を閉める
トイレの止水栓は、給水管をたどると見つかります。タンクの脇や床に設置されていることが、ほとんどです。
止水栓は、次の3種類です。
- ハンドル式
- ドライバー型
- 内ネジ式
ドライバー型と内ネジ式は、マイナスドライバーが必要です。いずれの止水栓も時計回りに回すと、給水が止まります。
今までに止水栓を使ったことがない場合は、動きにくくなっているかもしれません。無理に力を入れると、給水管を破壊してしまいます。無理せずに、水道メーター横にある元栓を閉めましょう。
3.タンクのフタを開ける
手洗い管が折れているので、手洗い金具と排水ホースがつながっていない可能性があります。接続されていない場合は、フタを持ち上げるだけで簡単に開きます。
その場合は、排水ホースに手洗い管の一部が残っているので、ナットを反時計回りに回して外します。外しにくいときは、ウォーターポンププライヤーを使いましょう。
2本のウォーターポンププライヤーを使って、一方を固定するとスムーズです。
フタは陶器製なので、うっかり落とすと割れてしまいます。両手でしっかり握って、タオルの上などに置き、衝撃を与えないように注意してください。
4.手洗い管を交換する
以下の流れで、手洗い管を手洗い器(タンクのフタ)に設置します。
- タンクの手洗い管を設置する穴に新しい手洗い管を差し込む
- タンクのフタの裏側からスリップワッシャー、ナットをセットする
- ナットを手で締める
- ウォーターポンププライヤーでさらにナットを締め付ける
- 給水ホースに接続して、ナットを手で締める
ウォーターポンププライヤーでナットを締め付ける際、力を入れすぎるとタンクのフタを破損してしまいます。がたつきがなくなる程度に締めましょう。
5.タンクのフタをして動作確認する
タンクのフタをそっとタンク本体にのせます。がたつきがないか、確認しましょう。
止水栓を開けて、水を流して動作確認して、問題なければ完了です。
トイレタンクの手洗い管交換を業者依頼した方がいいケース5選
以下のようなケース、特に自分での作業に不安があるなら、水道修理業者への依頼がおすすめです。
- ウォータポンププライヤーを持っていない(気軽に借りる人がいない)
- タンクに貼られたシールが汚れていて、型番の特定が難しい
- 正しい手洗い管を購入できるか不安がある
- 作業する時間がない
- 今まで一度もDIYの経験がなく、できるかどうか不安がある
業者依頼するメリットはいくつもありますが、代表的なものは以下の5つです。
- 部品(新しい手洗い器)を探す手間が不要
- 設置に時間がかからない
- 確実に設置してくれる
- トイレタンク内などの他のトラブルになりそうなところを教えてもらえる
- 手洗い管が汚れないための簡単なメンテナンス方法を教えてもらえる
信頼できる水道修理業者を知っていると、ちょっとした問題が起きたときもすぐに相談できるので安心です。無理して自分でなんとかしようとせず、安心して任せられる業者に相談するのが一番でしょう。
>> 宮城・福島・山形エリアのトイレトラブルなら!まずはプロに相談してみる
トイレタンクの手洗い管交換費用を抑える方法
トイレタンクの手洗い管の交換費用を抑える、3つの方法をご紹介します。
- 余計な費用が出ないようにする
- アフターサービスのある業者を選ぶ
- 相見積もりをする
それぞれについて、説明します。
余計な費用が出ないようにする
水道修理業者によっては、作業料金のほかに以下のような料金がかかります。
料金項目 | 料金目安 |
---|---|
基本料金 | 3,000円〜5000円 |
出張費 | 0円〜4,000円 |
早朝・深夜・休日の割増料金 | 0円〜8,000円 |
見積もり料金 | 0円〜 |
キャンセル料金 | キャンセルする時期による |
見積もり料金は無料の業者がほとんどですが、点検に時間がかかると有料になるケースがあります。どこまで無料なのか、問い合わせ時に確認しておくと安心です。
特に気をつけたい料金は、早朝・深夜・休日の割増料金です。業者によって大きく異なり、高額な業者は一律8,000円も加算します。
また、早朝・深夜と呼ばれる時間帯も業者によって異なるので、問い合わせ時に割増料金が加算される時間帯を確認しておきましょう。
- 割増料金のかからない時間帯に依頼する
- 割増料金を加算しない業者に依頼する
作業内容に関係ない料金は、問い合わせ時に確認可能です。
アフターサービスのある業者を選ぶ
アフターサービスは、万が一、作業後にすぐに再発した場合にすぐに無料で対応してくれるサービスです。
アフターサービスがなくても安い修理業者の方が、現時点では料金を抑えられるかもしれません。しかし、アフターサービスがないと、すぐに再発したら同料金を支払う必要があります。
また、アフターサービスがあると明記している業者は、技術的に自信があるケースがほとんどです。確実に修理してくれるので、安心して任せられます。
相見積もりをする
正式に契約する前に、少なくとも3社以上の業者に相見積もりをしてもらいましょう。相見積もりをすれば、本当に必要な作業は何なのかもわかります。
業者によっては、高額な料金の作業をすすめてくるケースも。本当にその作業が必要なのか、他の業者の意見を聞けるので、不要な出費を回避できます。
相見積もりをすると、少しだけ料金をまけてくれる可能性もあります。以下の記事で、水道修理業者を安く利用する方法を説明しているので、参考にしてください。
賃貸のトイレ手洗い管交換費用は大家さんに負担?
一般的には、入居者の不注意で折ってしまったケース以外は、大家さんが交換費用を支払ってくれます。特約でどのような場合も入居者が修理すると決められている物件もあるので、契約書を確認してください。
また、設置されたばかりのトイレなら、経年劣化が考えられないので、入居者負担がほとんどです。
大家さんが負担してくれるケースでも、勝手に修理業者に依頼するとトラブルになるので注意が必要です。
手洗い管が折れたとき以外のケースでも、トラブルが起きたら、まずは管理会社か大家さんに連絡が必須です。勝手に修理を依頼すると、修理代を支払ってもらえなくなるかもしれません。
トイレ手洗い管の交換をお考えなら
トイレ手洗い管の交換費用や交換方法を解説しました。
トイレ手洗い管の交換は、DIYでも可能です。しかし、慣れていないと時間がかかる上、他にも修理が必要な場合もあるので、業者への依頼がおすすめです。
どの業者にするか迷っている方は、ぜひ『マルキンクリーン』にご相談ください。マルキンクリーンは、宮城・福島・山形エリアを対応エリアにする地域密着型の水道修理業者です。
年中無休で24時間稼働しているので、すぐにご連絡ください。点検・見積もりは無料です。
- トイレ手洗い管の交換費用はいくらくらいですか?
-
業者に依頼した場合も基本料金なども含め、10,000円以下になることがほとんどです。 自分で対応した場合は、交換用の手洗い管の価格のみなので、1000円前後で済むでしょう。ただし、ウォーターポンププライヤーも購入が必要なら、プラス3000円以上かかります。
- 手洗い管から水が出ない場合、交換が必要ですか?
-
水が出ない原因は、トイレタンク内の部品の劣化が原因です。そのため、手洗い管の交換は必要ありません。
- 手洗い管の交換は自分でできますか?
-
ウォーターポンププライヤーをお持ちなら、そんなに難しい作業ではありません。しかし、DIYに慣れていない人は、失敗する可能性があります。業者に依頼しても、そんなに高額な作業ではないので、リスクを避けた方がいいでしょう。
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