トイレレバーの交換費用相場はどれくらい？【DIY難易度や応急処置についても解説】

本記事では、トイレレバーの交換費用について分かりやすく解説します。

トイレレバーの交換をDIYで行う場合と、業者に依頼する場合の費用の違いが気になる方も多いでしょう。

この記事では、トイレレバー故障時の応急処置や、プロに依頼するメリットも解説します。記事の後半では、交換費用を抑えるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

トイレレバーの交換費用にも影響する「故障原因」

トイレのレバーが故障すると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

トイレレバーの交換費用を調べる前に、故障の原因を特定することがもっとも大事です。原因によって対処法が異なるからです。

トイレレバーの一般的な故障原因は以下の4つです。

• 経年劣化：長年の使用により、レバーの部品が摩耗、破損した
• 水圧の変動： 水圧が不安定な場合、レバーに負担がかかった
• 誤った使用方法： レバーを強く引っ張りすぎたり、無理な力を加えた
• 異物の混入：トイレタンク内に異物が入り込んだ

経年劣化や誤った使用方法によりレバーが故障した場合は、交換が必要です。一方、水圧の変動や異物混入が原因の場合は、水圧の調整や異物の除去で解決するケースもあります。

トイレレバーの調子が悪くても、必ずしも交換が必要とは限りません。業者を呼ばなくても対処できるケースもあるため、冷静な判断が必要です。

チェック方法

トイレレバーの故障原因は、以下の簡単なチェック方法で調べることが可能です。

• レバーの動き：スムーズに上下動するか
• 水漏れ：タンクから水が漏れていないか
• 水位：適切な位置にあるか
• ゴムフロート：スムーズに上下動するか

上記をチェックすれば、専門的な知識がなくても、トイレレバーの故障原因を簡単に調べることができます。

トイレレバー交換費用の相場

DIYでトイレレバーを交換する際の費用は、1,000〜4,000円が相場です。この費用には、レバー本体の価格も含まれています。

既に必要な工具が揃っていれば工具代はかかりませんが、工具の購入が必要な際は、2,000〜5,000円ほどかかります。

一方、業者に依頼する際は、10,000〜20,000円が相場です。業者の費用は、一般的に製品代と工賃に基本料金を足したのが総額となります。

基本料金は3,000〜6,000円程度で、業者によって異なります。また、出張費や点検費が別途発生する場合もあるため、業者の公式サイトで事前に確認しましょう。

トイレレバー交換は、DIYでも対応できる比較的簡単な作業ですが、業者に依頼した方が確実で再発の心配も減ります。DIYに不慣れな場合、水漏れやつまりが直らない場合もある点は考慮しなければなりません。

トイレレバーの交換を自分で行う際の注意点

トイレレバーの交換は、DIYでもチャレンジできますが、レバーの種類や選び方によっては、思わぬトラブルに繋がる可能性も。せっかく交換するなら長く使用したいものです。

ここでは、トイレレバーの種類や選び方のポイントなど交換する際の注意点を2つ解説します。

メーカーによって種類が異なるケースも

トイレレバーの種類は基本的に多くのメーカーで共通していますが、一部では特殊な設計になっていることがあります。

費用も多少異なり、例えば、「TOTOは1,500〜5,000円」「LIXIL（旧INAX）は1,500〜3,000円」の製品が多いです。

トイレレバーの種類を特定するには、便器の品番を調べることが確実で、お手持ちの説明書や便器本体の裏や横などに記載されています。

また、トイレレバー以外にパッキンが劣化している場合もあります。特に、便器の設置から10年以上経つ場合は、レバーだけでなく他の部品の状態も確認する方がよいでしょう。

交換手順を守る

トイレレバーを自分で交換する際は、正しい手順で行うことが重要です。手順を守ることで、取り付け不良や後々のトラブルを避けることができます。

トイレレバー交換の手順は、各メーカーの公式サイトやお手持ちの説明書が参考になります。

ただ、調べながら作業すると、誤って部品を無くしたり、取り付け手順が分からなくなったりすることも多いです。

作業中は動画を撮るか、事前にメモを取るなど、多少の工夫が必要です。

トイレレバーの交換を業者に依頼！費用を抑える3つのコツ

トイレレバーの交換を業者に依頼する際、できる限り費用を抑えたいのが本音でしょう。ここでは、トイレレバー交換の費用を少しでも抑えるための3つのコツを、以下に紹介します。

• 地元の業者に依頼する
• 別途料金がかからない業者を選ぶ
• 割引サービスを利用する

詳しく解説します。

地元の業者に依頼する

トイレレバーの交換を、地元の業者に依頼すると費用を抑えられるケースが多いです。

地元業者は県外の業者に比べて移動距離が短く、交通費や出張費が抑えられます。よって、修理料金も安い傾向があります。

特に、地域密着型の業者は、迅速かつ柔軟に対応してくれることが多く、二次被害のリスクが減ります。

また、全国展開している大手業者に比べ、基本料金が安いことがほとんどです。地元の業者に依頼することで、コストを抑えながら質の高いサービスを受けることができます。

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追加料金なしの業者を選ぶ

業者を選ぶ際は、追加料金が発生しない業者を選ぶことも大事です。

業者によっては、基本料金に加えて出張料金や深夜・早朝割増、駐車場料金、点検費などが別途発生する場合があります。これにより、修理費用が予想以上に高くなることも少なくありません。

追加料金の可能性は、業者の公式サイトに記載されていることが通常です。事前に料金表を確認することで、予期しない追加費用の発生を避けることができます。

割引サービスを利用する

水道修理業者の中には、割引サービスを提供している場合があります。割引サービスを利用することで、通常よりもお得に修理依頼が可能です。

水道修理業者によって提供される割引サービスには、初回割、LINEからの申し込み割、リピーター割など、さまざまな特典があります。

ただし、割引サービスを提供していない業者も多いため、業者を選ぶ際は、事前に公式サイトをよく確認し、お得な情報を見逃さないようにしましょう。

放置しない

トイレレバーの故障を放置してしまうと、以下の3つのリスクが生じやすくなります。

• 水漏れによる水料金の上昇
• 床の腐食
• カビや悪臭の発生

このように、トイレレバーの故障は、放置すると大きな問題に発展する可能性が少なくありません。

少しでも異常を感じたら、早めの対処を心がけましょう。トイレレバーを素早く確実に直したい場合は、専門業者に相談すれば、適切な診断と修理を行ってくれます。

トイレのレバー交換がすぐには難しい！修理までの水道費用が高額に？

トイレレバーが戻らない、または空回りして水が流れっぱなしの状態だと、水道代はどうなるのでしょうか。

東京都を例に挙げて、以下に解説します。

• 上水道料金: 1m³ (1,000ℓ) あたり 202円
• 下水道料金: 1m³ (1,000ℓ) あたり 200円

●使用料と金額の推移

• 使用量: 6リットル/分 × 60分＝360L
• 360L×24時間＝8,640L
• 8,640L×202（上水道料金）＝1,745円
• 8,640L×200（下水道料金）＝1,728円
• 合計＝3,473円

つまり、24時間トイレの水が流れたままだと3,473円の水道代がかかり、1週間だと24,311円もかかる計算です。

トイレレバーの故障を放置しておくと、通常月の倍以上も水道代が跳ねあがる可能性があるため、早期発見・対処が大事です。

なお、トイレのトラブルなどで水道代が異様に高くなってしまった場合、自治体によっては減免制度が設けられています。

トイレレバー故障で流せない！応急処置の方法

トイレレバーの故障で水が流れず、排泄物が便器に残ってしまうことがあります。もちろん、排泄物が流れていなくても、業者に修理を依頼することは可能です。

しかし、放置すると、悪臭や見た目だけでなくさらなる故障につながる恐れがあります。そうならないために、まずは以下の応急処置を施しましょう。

1. バケツや容器に水を用意する
2. 床に新聞紙を敷いて養生を行う
3. バケツに水を入れて便器に流し込む

トイレレバーの故障によるトラブルは、放置しないことが大切です。

1.バケツや容器に水を用意する

まずはバケツや大きめの容器を用意し、そこに水を満たします。一般的には5〜10リットル程度の水が、便器に流すのに適している量です。

水の量が少ないと、便器に流れる水の勢いが弱すぎて、排泄物をうまく流せない場合があります。そのため、適量の水を用意することが肝心です。

また、便器やトイレタンクの部品の損傷を招かないために、熱湯ではなくぬるま湯を使用します。

2.床に新聞紙を敷いて養生を行う

水を流す際、床に飛び散る可能性があるため、便器周辺に新聞紙や雑巾を敷きます。

そうすることで、水が飛び散っても床を保護できます。床が濡れると雑菌やカビの発生につながるため、養生はしっかり行いましょう。

3.バケツや容器に水を入れて便器に流し込む

バケツに満たしたぬるま湯を便器に流し込み、排泄物を流します。この方法は、災害時やトイレレバー故障以外のトイレつまり時にも効果的です。

ぬるま湯は、2〜3回に分けて便器に流し込みます。一度に大量の水を流すと、水が飛び散り、壁や天井を汚す可能性があるからです。そのため、水が跳ねない程度の勢いで慎重に流しましょう。

トイレレバー交換はプロに依頼し早期解決を！

今回はトイレレバーの交換費用について、分かりやすく解説しました。

トイレレバーは自分でも交換できますが、作業に不慣れだとさらなる故障を招き、修理費用が高くなる場合があります。そのため、少しでも不安に感じたら、プロに依頼するのが安心です。

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