汲み取り式(ボットン便所)から水洗トイレへのリフォーム完全ガイド!工事費用や流れ【安く済ませるコツも】

汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームは、快適さや衛生面の向上につながる大切な工事です。環境や予算に応じて選べる工法も複数あり、リフォーム費用を抑えるポイントもあるので押さえておきましょう。

この記事では、古いぼっとん便所の状態からどんなトイレリフォームをしていくか、リフォーム内容ごとの施工の流れ費用相場、安く済ませるコツまで詳しく解説していきます。

記事後半では、業者選びの大事なポイントや使える補助金についてもご紹介。トイレリフォームを検討されている方にとって必要な情報満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

「汲み取り式トイレ(ぼっとん便所)」から「水洗トイレ」にリフォームする際の3つの選択肢

水洗トイレにリフォーム中

昔ながらの汲み取り式トイレを水洗トイレに変える場合、地域の下水道整備状況や予算、工期に合わせていくつか選択肢があります。代表的な3つの方法を比較し、それぞれの特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。

工事規模 主な特徴 向いているケース
簡易水洗 小規模 少量の水で便槽に流す方式 下水道未整備・費用を抑えたい
下水道直結型 中〜大規模 下水道に直接接続 下水道整備地域・衛生重視
浄化槽設置型 大規模 敷地内に浄化槽を設置 下水道未整備・完全水洗化

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

「簡易水洗」のトイレにリフォーム

簡易水洗トイレは、従来の汲み取り式と比べ格段に衛生的で、臭いの発生も抑えやすいのが特徴です。洗浄時に使う水は500ml程度と少量で、汚物は便槽に溜まりますが、フラッシュ水流があるため便器まわりの清潔な状態を保てます。

工事内容は比較的シンプルで、既存の便槽を活かしながら内部配管や便器を交換するため、工期や費用を抑えたい家庭に適しています。ただし、便槽の清掃は定期的に必要で、バキュームカーでの汲み取り量は通常の汲み取り式よりもやや増える点は考慮しないといけません。

「下水道直結型」水洗トイレにリフォーム

下水道直結型は、汚水を直接公共下水道に流す方式で、最も衛生的かつメンテナンスの手間が少ない方法です。便槽や浄化槽を必要としないため、悪臭や清掃の負担がなく日常的な管理も簡単です。

ただし、地域に下水道が整備されていることが前提となるため、未整備エリアでは導入できません。工事は床下や屋外の配管接続作業を伴うため、中〜大規模な施工になりますが、一度整備すれば長期的に快適な使用環境を維持できるのが魅力です。

「浄化槽設置型」水洗トイレにリフォーム

浄化槽設置型は敷地内に浄化槽を埋設し、そこで生活排水を処理する方法です。下水道が通っていない地域でも完全な水洗トイレを実現でき、ろ過機能を備えた合併処理浄化槽を使えば生活排水全体の処理も可能になります。

一部自治体では設置費用の補助金制度が用意されており、費用負担を軽減できるケースもあります。導入後は定期的な点検や汚泥の引き抜きなど維持管理が必要ですが、下水道整備を待たずに快適なトイレ環境を手に入れたい家庭におすすめの選択肢です。

汲み取り式から水洗トイレへリフォームする際の工事費用相場

汲み取り式トイレを水洗トイレに変える場合、選ぶ方式によって工事の規模や費用は大きく異なります。ここでは、3つの方式ごとに一般的な費用の目安と選ぶときのポイントを見ていきましょう。

簡易水洗トイレのリフォーム費用

簡易水洗トイレのリフォーム費用相場はおおよそ30万円〜60万円程度で、給水設備の新設や洗浄ガンの取り付け、必要に応じた電気工事などが含まれます。

便槽はそのまま利用しますが、使用する水量が増えるため容量の見直しが必要になることも。施工期間は最短で数日、タンクの交換があれば1週間ほどかかります。

費用が比較的安く工期も短いため導入しやすい一方、便槽管理が引き続き必要で長期的なランニングコストは抑えにくい点には注意が必要です。

下水道直結型水洗トイレのリフォーム費用

下水道直結型は60万円〜100万円程度が費用目安で、下水道管との接続工事やトイレ本体の交換費用が含まれます。

費用は下水道までの距離や敷地条件によって増減するため、見積もり時に詳しく聞いておきましょう。

初期投資は簡易水洗より高めですが、日々の管理負担がなく長期的にはコストパフォーマンスが高い方法です。

ただし、下水道が整備されていない地域では採用できないため、事前に自治体への確認が必要です。

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浄化槽設置型水洗トイレのリフォーム費用

浄化槽設置型のリフォームは100万円〜200万円弱が一般的で、掘削や埋設工事、浄化槽本体の設置、トイレ設備の交換など大規模な施工が伴います。また、導入後も定期的な点検や汚泥処理の費用がかかります。

ただし、自治体によっては補助金が支給される場合があり、条件を満たせば負担を軽減できることも。下水道整備の予定がなく、長くその地域に住む予定がある場合に検討する価値の高い方法です。

汲み取り式から水洗トイレへリフォームする際の工事費用を抑える方法

水洗トイレにリフォーム工事

汲み取り式トイレを水洗トイレにリフォームする場合、工事の内容や設備の選び方によって費用は大きく変わります。ここでは、無理なく予算内で理想のトイレを実現するための具体的な方法を見ていきましょう。

機能・グレードにこだわりすぎない

最新の水洗トイレは、多機能型からシンプルなものまで幅広くラインナップされています。しかし、必要以上に高機能なタイプを選ぶと、便器本体や付属品の価格が一気に上がり、全体の工事費用にも影響します。

暖房便座や温水洗浄など、日常的に使う機能を優先し不要な機能は省くことでコストを削減できます。見た目やデザイン性も重要ですが、長く使う上で本当に必要な性能を見極めることがポイントです。

内装や備品も最低限で揃える

トイレのリフォームでは、本体の交換とあわせて床や壁の張り替え、収納棚や手すりの設置など、内装や備品の工事も実施されます。これらをすべて新品かつ高級仕様にすると、想定以上に費用が膨らみます。

予算を抑えたい場合は、内装の改装範囲を必要最小限にとどめましょう。また、床材や壁材をグレードの低いタイプにするだけでも、数万円単位で費用を節約できる場合があります。

複数業者の見積もりを比較する

同じリフォーム内容でも、施工業者によって見積もり額は異なります。1社だけの見積もりでは適正価格かどうか判断しにくいため、必ず複数業者に依頼し、費用や施工内容を比較しましょう。

見積書では「工事一式」の金額だけでなく、材料費・施工費・諸経費などの内訳を細かく確認してください。

しっかり比較検討すれば無駄な工事や不要なオプションを避け、予算内で最も条件の良い業者を選べます。

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補助金を活用する

水洗トイレへのリフォームは、条件を満たせば補助金を利用できる場合があります。

国の介護保険制度では、要支援・要介護認定を受けた方が洋式便器の設置や段差解消、手すりの取り付けなどを行う際、上限20万円までの費用の一部が助成されます。また、自治体によってはバリアフリー化や節水型トイレの導入に補助金を支給しているかもしれません。

補助制度の有無や条件、申請方法は地域ごとに異なるため、工事前に必ず自治体やケアマネジャーに相談しましょう。

汲み取り式から水洗トイレへリフォームする際の工事の流れ【パターン別に紹介】

汲み取り式トイレを水洗トイレに変える場合、方式によって工事内容が異なります。代表的な3つの方式ごとに工事の流れや期間の目安を見ていきましょう。

簡易水洗トイレへのリフォームの場合

簡易水洗トイレへのリフォームは、3つの中でも短期間で完了します。便槽の容量が不足している場合は、まずタンクの交換やサイズ調整を行い、その後に便器や配管の交換、必要に応じて電気工事を進めます。

工期はタンク交換を伴う場合で約1週間、交換不要な場合は3日程度で完了することも可能です。既存の便槽を活かすため大掛かりな掘削工事は不要で、工事中の生活への影響も比較的少ない点が魅力です。

下水道直結型水洗トイレへのリフォームの場合

下水道直結型は、便槽を撤去し下水道へ直接つなぎこむための配管工事が必要です。工事の流れはまず既存トイレや配管の解体・撤去から始まり、下水道管への接続作業、内装仕上げを実施します。

下水道への接続には自治体への申請が必要な場合があり、審査や承認の期間も含めると、工期は1〜2カ月程度かかることもあります。長期的な快適さが得られる一方、時間的な余裕をもって工事計画を立てないといけません。

浄化槽設置型水洗トイレへのリフォームの場合

浄化槽設置型は、下水道が整備されていない地域でも水洗トイレを利用できる方法ですが、最も大規模な工事となります。

まず敷地内に浄化槽を埋設し、既存の便器や便槽を撤去。その後、トイレ本体や配管を新設し、必要に応じて内装工事を実施します。浄化槽工事自体は3〜7日ほどで完了しますが、全体の工程や追加工事の有無によっては数カ月かかるケースもあるでしょう。

施工後は定期的な浄化槽の維持管理も必要となります。

汲み取り式から水洗トイレへリフォームするときの業者選定ポイント3つ

水洗トイレにリフォーム工事する前

水洗トイレへのリフォームを成功させるには、工事方式や予算だけでなく、信頼できる業者選びが欠かせません。業者選びで押さえておきたい3つのポイントを詳しく解説します。

水道局指定工事店であるか

水洗トイレ工事では、上下水道に関わる配管作業を伴うため、自治体の水道局から認可を受けた「指定工事店」でなければ施工できない場合があります。

指定業者は技術面や施工体制が一定の基準を満たしているため、安心して工事を任せられます。契約前に業者が水道局の指定を受けているか必ず確認しましょう。

明朗会計・見積もり内容は分かりやすいか

リフォームの見積もりでは、材料費・施工費・諸経費が明確に記載されているか確認しましょう。

金額だけで判断せず、どの作業にいくらかかっているのかしっかり把握できる業者がおすすめ!

不明瞭な費用項目や「一式」とだけ書かれた見積書は、後から追加料金が発生するリスクがあるため注意してください。

アフターサービス・保証は十分か

工事完了後も安心して利用するため、アフターサービスや保証内容が充実している業者がベストです。万が一の不具合や故障時に対応してくれる体制が整っている業者なら、長期的に安心できます。

保証期間やサポート内容は契約前に必ず確認しておきましょう。水道局指定工事店の「マルキンクリーン」は、リフォーム後の不具合や故障にすぐにも駆けつけ、対応可能です。

汲み取り式トイレから水洗トイレへリフォームする6つのメリット

汲み取り式トイレを水洗トイレに変えることで、日々の暮らしは大きく変わるはずです。衛生面や快適性が向上するだけでなく、利便性や見た目の印象まで改善され、家全体の居住性を高める効果が期待できます。

  • 清潔な環境をキープできる
  • 高齢者・子どもが使いやすい
  • 害虫が発生しにくくなる
  • ウォシュレットや暖房など機能的になる
  • 節水効果が見込める
  • 来客時の心配がない

上記のメリットを見て分かるように、生活そのものを快適にする投資と言っていいでしょう。日々の使い心地から衛生面まで幅広く改善できるため、検討する価値は非常に高いです。

汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームは優良水道業者にご相談を!

本記事では、汲み取り式トイレから水洗トイレへのリフォームについて、メリット・費用・施工パターンや補助金の有無まで詳しく解説しました。

トイレのリフォームは快適さだけでなく、衛生面や利便性の向上にもつながります。作業は配管工事や浄化槽設置など専門性が高いため、信頼できる業者に依頼しましょう。

水道局指定工事店のマルキンクリーンなら、丁寧な対応と明朗会計で安心してお任せいただけます!見積もり・現地調査は無料なので、下記対応エリアでトイレリフォームをご検討中の方はお気軽にご相談ください。

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FAQ汲み取り式トイレ(ぼっとん便所)から水洗トイレへのリフォームに関するよくある質問
汲み取り式トイレから水洗トイレにリフォームするのにどれくらいの費用がかかる?
3種類の水洗トイレがあり、それぞれ費用相場が異なります。 ・簡易水洗:30万〜60万円程度 ・下水道直結型:60万〜100万円程度 ・浄化槽設置型:100万円〜200万円弱 いずれも配管距離や床下の状態、トイレ本体のグレード、内装工事の有無で増減しますので、現地調査つきの見積もりで確認するのが確実です。
水洗トイレへのリフォームで補助金は利用できる?
条件を満たせば利用できる可能性があります。国の介護保険では要支援・要介護認定を受けた方の住宅改修として、洋式便器への交換や手すり設置、段差解消に対し上限20万円の範囲で一部助成が受けられます。
トイレのリフォームはどのような業者に依頼すれば安心?
水まわりの実績が豊富で、自治体の「水道局指定工事店」になっている事業者を選ぶと安心です。下水道接続や浄化槽設置では申請や法令遵守が欠かせないため、申請代行や竣工後の検査対応まで一貫して任せられる体制かを確認してください。複数社で現地調査と見積もりを取り、価格だけでなく説明の分かりやすさや対応の丁寧さも含めて比較検討しましょう。

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