【初心者向け】トイレのフロートバルブ交換方法

私たちが普段何気なく使用するトイレ。水洗レバーの先に存在する部品がフロートバルブです。フロートバルブに故障などの不具合があると、水が止まらなくなってしまったり、逆にまったく流れなくなったりといったトラブルを引き起こします。

この記事では、フロートバルブにスポットをあてて、その交換方法について解説するとともに、ボールタップなどの関連部品の交換方法についてもご紹介します。

フロートバルブの役割とは

「フロートバルブ」とは、トイレを流すレバーの先に鎖(チェーン)でつながっている栓のことで、多くの場合はゴム製ですが、近年ではプラスチック製のものも出てきています。

トイレのレバーに連動して便器内に水を流したり、一定の量に達すると止めたりといった水栓のような役割をします。

こんな時はフロートバルブの交換時期

ゴムでできているフロートバルブは年月とともに劣化を起こします。寿命は10年程度と言われていることから、10年ほど同じトイレを使用しているのであれば、フロートバルブの交換時期がきていると考えたほうがよいでしょう。

トイレを使う人の人数が多いとそれだけ寿命が短くなり、7~8年ほどで劣化してしまうこともあります。

フロートバルブの交換手順

トイレの水が止まらなくなったり、逆に水が流れなくなったりした場合は、フロートバルブが故障していないかを確認し、必要に応じて交換をする必要があります。ここでは、フロートバルブの交換手順についてご紹介します。

①止水栓を閉める

トイレの点検や修理のときは、最初に止水栓を閉めることが必要です。もし修理に失敗し水が噴き出したとしても、タンクや配管内部の水だけが漏れることから、被害を最小限に食い止められます。

止水栓を閉める際は、給水管にあるマイナスドライバーを差し込む溝にマイナスドライバーを差し込み、回らなくなるまで右に回します。点検や修理が終わったあとは左に同じ回数回して栓を開けるので、閉めるときに右にどれだけ回したかを覚えておくようにしましょう。

②タンク内の水を抜く

タンクのフタを外して、タンク内部を見てみましょう。水が流れつづけている場合、止水栓を閉めたあとのタンク内部の水量は少しずつ減っていきますが、そうでない場合はタンク内の水を抜く必要があります。

水が流れつづけてしまうトラブルの原因が「ボールタップ」という部品にある場合もあります。ボールタップに接続されている「浮き球」とよばれる部品が破損して正常に動かないことで水が流れつづけてしまうのです。

また、フロートバルブが接続されている「オーバーフロー管」も確認しましょう。水位がオーバーフロー管の示す標準水位よりも高い場合はボールタップに、低い場合はフロートバルブに原因があることが多いです。

水を抜く際は、レバーを操作して水を抜きます。

このとき、元の位置に戻るかどうか、動きが鈍くなっていないかなどレバーの動作確認も行います。レバーが元の位置に戻らないのであれば、レバーの軸部分が錆びていたり、水垢が付着していたりしている可能性があります。

③ボールタップを取り外す

トラブルの原因がボールタップにある場合は、ボールタップの交換が必要になります。

まず、タンクのフタを外してからボールタップの取り外し作業に入ります。タンクの外の給水管についている2つのナットをモンキーレンチでゆるめて外し、タンクのなかからボールタップを引き抜いて取り外します。

④新しいボールタップを取り付ける

新品のボールタップを取り付ける際は、取り外すときと逆の手順をふみます。タンクの中にボールタップを差し入れてから、タンク外の給水管の2つのナットを閉めます。

本体を取り外した状態で、ボールタップ本体のみ、浮き球部分のみの交換をすることもできます。

⑤チェーンを調整する

トラブルの原因がフロートバルブにある場合は、まずフロートバルブのチェーンを確認しましょう。このチェーンが外れていると水が流れなくなり、長さが短すぎると水が流れつづけるトラブルを引き起こします。

チェーンが切れていたり外れていたりといった問題がないかの確認のあと、長さが適切であるかの確認を行います。余裕を持って取り付けてあり、チェーンが張りすぎない程度の遊びがあるのが理想的です。

⑥動作チェック

フロートバルブを交換する際は、レバーにつながれているフックからチェーンを外し、フロートバルブも取り外します。そして新しいものを元通りに取り付けます。

新品のフロートバルブと交換したら、タンクのフタを閉めて止水栓を開き、レバーを回して正常に作動するかを確認します。

フロートバルブ交換時の注意点

フロートバルブを交換する際には、いくつかの注意点があります。ここでは、注意すべき点について2つご紹介します。

便器の型番から対応製品を確認

フロートバルブが故障している場合は、新しいものを購入し、交換する必要があります。使用しているトイレのメーカーから取り寄せる、またはホームセンターなどで同じ製品か汎用性のある製品を購入しましょう。

ホームセンターで探す際は、フロートバルブを取り外して実物を持っていって見比べるといいでしょう。値段は500円~1,000円程度のものが多いです。

ネット通販での購入はあまり良い方法ではありません。同じ品番であるならば問題ないこともありますが、汎用性のある製品を購入する際はサイズが合わないトラブルなどが起こりやすいからです。

取り外し時のオーバーフロー管破損

フロートバルブの取り外しを行うときに気をつけなければならないのが、フロートバルブが接続されている「オーバーフロー管」を破損させてしまうことです。

オーバーフロー管は常に水に浸かっているため、劣化などの影響で非常に折れやすくなっています。力まかせにフロートバルブを外そうとすると折れてしまうので注意しましょう。

フロートバルブ交換を業者に依頼した時の費用

フロートバルブのチェーンは消耗品であり、劣化によって切れてしまうこともあります。

フロートバルブの交換は自分でもできますが、業者に依頼すると8,000~11,000円程度の値段で交換してもらえます。自力での修理に不安があるなどの場合は、無理をして直そうとせずに業者に依頼するといいでしょう。

まとめ

今回は、トイレのフロートバルブの交換方法、およびボールタップなど関連部品の交換方法についてご紹介しました。仕組みを理解すると、自分でも簡単に修理できることがおわかりいただけたと思います。

自分で修理することが不安な場合は、無理に修理してトラブルを悪化させないためにも、専門の修理業者に依頼しましょう。

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