お風呂の排水溝にヘドロが溜まったらどうする？放置するとつまる？【原因から掃除・予防方法まで】
お風呂の排水溝で「嫌な臭いがする」「流れが悪い」と感じている場合は、ヘドロが溜まっている可能性があります。
排水溝のヘドロをそのまま放置すると、さらなるトラブルを引き起こす可能性があるので、早急に対処しなければなりません。
そこで今回は、お風呂排水溝のヘドロ掃除方法や予防方法について解説します。
お風呂の排水溝にヘドロが溜まる4つの原因
お風呂の排水溝にヘドロが溜まる原因は主に以下の4つです。
- 髪の毛
- 石鹸カス
- 皮脂
- 垢
いずれも排水溝に溜まっていき、カビや細菌の温床になることでヘドロへと変化していきます。ヘドロが溜まると水の流れが悪くなったり嫌な臭いが発生したりするので、早い段階での除去が必要です。
お風呂の排水溝ヘドロを放置することで起きるトラブル
排水溝に溜まったヘドロを放置すると、以下のようなトラブルに発展します。
- 水の流れが悪くなる・逆流
- 悪臭の発生
- 虫がわく
- 排水管のヒビ割れ
いずれも不衛生な環境となり、健康面でのリスクも懸念されます。また、つまりがひどいまま放置することで、排水管がヒビ割れてしまう可能性もあるので、早期に対処しましょう。
つまりを解消するための市販の薬剤も販売されていますが、薬剤だけでヘドロは完全に除去できず、一時的につまりを解消する程度の効果になってしまいます。
そのため、薬剤を何度使用してもすぐにつまったり悪臭が発生したりするようなケースは、業者に相談することをおすすめします。
お風呂の排水溝に溜まったヘドロの掃除方法
お風呂の排水溝に溜まったヘドロの掃除方法として、以下4つの方法があります。
- 塩素系漂白剤で溶かす
- クエン酸と重曹で溶かす
- パイプクリーナーを使う
- ブラシでこすり落とす
いずれも自分でできる掃除方法ですが、あまりにもヘドロによるつまりがひどい場合は、想像以上にヘドロが溜まっているかヘドロ以外が原因になっているかもしれません。
それぞれの方法を試しても大きな変化が感じられない場合は、業者に相談してください。
塩素系漂白剤で溶かす
塩素系漂白剤を使えば、排水溝をこすることなくヘドロを溶かせます。排水溝に流し込んで30分ほど経過して流すだけなので、手軽に誰でもできる方法です。
しかし、簡易なつまりの解消程度の効果なので、ヘドロが多く溜まってしまっている場合には効果に期待できません。
クエン酸と重曹で溶かす
薬剤を使いたくない場合は、重曹とクエン酸でも代用できます。やり方は、重曹とクエン酸を3:1で混ぜ合わせて排水溝にふりかけ、コップ1杯程度の水をかけるだけです。30分ほど放置して水で流したら完了です。
ただし、お風呂以外のキッチンやトイレにも使える方法ですが、重度のつまりに対しての効果には期待できません。
パイプクリーナーを使う
市販のパイプクリーナーも使ってみましょう。パイプクリーナーに含まれる水酸化ナトリウムが油を分解し、次亜塩素酸ナトリウムがタンパク質を分解してくれるので、排水溝に溜まった髪の毛や皮脂汚れが原因のヘドロを除去してくれます。
ただし、水酸化ナトリウムの濃度が濃いものを頻繁に使うと排水管を痛める原因になるので、つまりが解消されないからといって頻繁に使わないようにしましょう。
ブラシでこすり落とす
しつこいヘドロは、ブラシを使ってこすり落とす方法もおすすめです。家にあるものであれば、歯ブラシなどでもこすり落とせます。
ワイヤーブラシを使えば排水管の奥まで綺麗にできますが、ワイヤーブラシは柔軟性のあるものでなければ折れてしまう可能性があるので、ワイヤーブラシ選びも重視しましょう。
お風呂排水溝のヘドロ掃除を楽にするためにできる予防
お風呂の排水溝を詰まらせないためには、日々の予防が大切です。ちょっとした工夫でつまりの予防をできるので、以下で解説する方法を試してみてください。
ヘアキャッチャーにアルミホイル
ヘアキャッチャーに丸めたアルミホイルを入れておくだけでヌメリ対策になり、ヘドロの発生を抑えられます。
アルミホイルに含まれる金属イオンが水に反応して発生し、金属イオンの抗菌作用によってヘドロの発生を抑えられるのです。
排水溝用ネットで予防
先述したように、排水溝のつまりやヘドロの原因は、髪の毛や石鹸カス、皮脂や垢です。これらの汚れが排水溝に流れてしまわないようにネットで予防しましょう。
すべてをネットで予防できるわけではありませんが、大きな汚れが流れていかないので、後々の掃除も楽になります。
お風呂排水溝のヘドロ詰まり解消を業者に依頼した場合の料金目安
お風呂排水溝のヘドロを含むつまりの解消を業者に依頼した場合の費用は、4,000円～1万円ほど。軽度なつまりであれば、4,000円～5,000円が目安になります。
しかし、排水管の奥までつまっていて高圧洗浄機などの専門器具を使う場合は1万円以上になるケースもあります。
| 業者依頼費用の目安 | |
|---|---|
| ヘドロ軽症 | 4,000円～5,000円 |
| ヘドロ中度 | 4,000円～10,000円 |
| ヘドロ重症 | 10,000円〜 |
早い段階で依頼した方が作業料金が安いので、少しでもつまりや悪臭が気になったら相談した方が良いでしょう。
お風呂の排水溝に溜まったヘドロを綺麗にするなら業者への依頼も検討
お風呂の排水溝に溜まったヘドロがひどい場合は業者へ依頼しましょう。軽度なヘドロであれば、ご自身でも対応できる可能性があるので、今回の記事を参考に対策してみてください。
また、ご自身で対応してもつまりが解消されず流れが悪い場合は、ヘドロが原因でない可能性があるので、原因不明の排水溝のつまりも業者への依頼をおすすめします。
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