給湯器交換は自分でできる?安上がり?リスクや業者費用との比較も解説

給湯器を自分で交換する方法が、YouTube等で紹介されています。そのため、給湯器を自分で交換しようと検討中の方もいらっしゃるでしょう。
今回は、給湯器の交換で必要な接続など工事内容を解説します。

また、ご自分で交換した場合に発生するかもしれないリスクや、本当に費用は抑えられるのかまで詳しく検証していくので、ぜひ最後までご覧ください。

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給湯器交換で必要な接続:自分でできること・できないこと

TOTOウォシュレットを修理する

給湯器の交換工事の流れは、以下の通りです。ご自分でする場合もプロの業者に依頼する場合も、流れはほぼ同じです。

  1. 電気、ガス、水道の供給を止める。
  2. 接続しているすべての配管を給湯器本体から外す。
  3. 古い給湯器を取り外す
  4. 新しい給湯器を取り付ける
  5. 浴室やキッチン等のリモコンを交換する
  6. 給水、給湯、追い炊き、ガスの配管と電気の配線をする
  7. 止水栓を開いて通水し、水漏れがないことを確認する
  8. ガス検知器を使って、ガス漏れがないことを確認する
  9. 接続部分を確認して、試運転

数種類の配管工事が必要なことがわかりました。ガスや水道管の配管や電気工事には、以下の資格が必要です

  • 給水装置工事主任技術者
  • 液化石油ガス設備士
  • 特定ガス消費機器設置工事監督者
  • ガス可とう管接続工事監督者
  • ガス機器設置スペシャリスト

給湯器本体を固定する工事のみなら、ご自分でも可能です。ただし、給湯器本体は重いので安全のために、二人以上で実行してください。また、モンキーレンチ・パイプレンチ・ドライバー・レンチといった工具が必要です。

接続については、どのような種類の接続が必要なのかをもう少し詳しく説明していきます。

ガス管と給湯器本体の接続

ガス配管専用のシール材といった接続溶剤を接続部分に塗って、ガス管と給湯器を接続していきます。ガス漏れの可能性があり、工事そのものの危険性が高いため、DIY作業では不可能です。

都市ガスならガス機器設置スペシャリスト、プロパンガスなら、液化石油ガス設備士という資格がないと、接続工事ができません。

給湯器と水道配管の接続

給湯器と水道管を接続する場合、給湯専用の給湯器なら次の2本の配管接続が必要です。

  • 入水
  • 出湯

追い焚き機能が搭載した給湯器を設置する場合は、さらに浴槽との往復で2本の配管接続が追加されます。追い焚きのための2本の配管設置は、難易度が高く専門的な知識が必要です。

水道管との接続は、給水装置工事主任技術者という資格所持者があたります。

屋内設置なら排気筒の設置

給湯器を屋内に設置する場合は、排気筒の設置が必要です。排気筒は、給湯器から燃焼によって生成される二酸化炭素を屋外に排出するために設置されます。

二酸化炭素が屋内に充満すると燃焼できなくなり、給湯がスムーズにできなくなります。排気筒の周辺には物を置かないようにすることも大切です。

排気筒の設置は、そんなに難しい作業ではありません。しかし、経験と知識がないと風が吹いた時排気ガスが逆流するなどのアクシデントが発生します。

また、法令で排気筒に利用できない素材があります。樹脂塗装亜鉛めっき鋼板やステンレス鋼板のうちのSUS430、ホウロウなどです。経済産業省のページで、排気筒に関する規定が確認できます。

電気の配線

給湯器の交換なので、すでにコンセントが給湯器設置場所にあると思いますが、ない場合は屋外なら防雨コンセントの設置が必要です。コンセントの設置は、電気工事士の資格所持者が行います。

また、給湯器のリモコンの配線も必要です。ほとんどの住宅では、床下に配しているため、慎重に作業しなくてはいけません。

配線を増やす必要がなければ、リモコンの交換はご自分でも可能な場合があります。

自分で給湯器を交換するリスク

給湯器の交換方法を説明しているサイトもあるので、試してみたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、ご自分で給湯器を交換すると、どのようなリスクがあるのかを解説します。

故障や事故の可能性

給水・ガス・電気の接続に問題があると、トラブルになる可能性があります。特にガスの配管との接続や排気筒に問題があるとガス漏れや一酸化炭素の発生などで死亡事故になる可能性も。

給水管との接続が悪いと水漏れが始まり、住宅へのダメージや高額の水道代などのトラブルが予想されます。

無資格者の工事は法律違反

給湯器の設置には、さまざまな資格が必要です。もし、無資格で工事をしたことがわかったら、違法な行為として罰せられます。

例えば、自分で電気工事をした場合は電気工事法違反で30万円以下の罰金、1年以内の懲役、といった罪に問われます。

資格が必要な箇所だけ、業者に依頼する方法もあります。しかし、部分的な依頼にすると、最終的に高額になってしまいます。

事故になっても保険が下りない可能性

水漏れや火災事故が起きた場合に、火災保険に加入していても保障されない可能性が大きいです。たとえ工事の不備がなかったとしても、保険金がもらえないかもしれないので注意してください。

火災保険だけではありません。メーカー保証が下りない可能性はさらに高くなります。保証期間内に故障しても、有料で修理しなくてはなりません。

本当に欲しいタイプを選べない

給湯のみのタイプから追い焚きタイプにしたい場合や、床暖房タイプなど新しい機能をつけた給湯器を設置したくても設置が難しいでしょう。

また、ガス給湯器から電気給湯器に交換したい場合などは、さらに難しくなります。給湯器の機能は年々改善されているので、幅広いタイプから本当に欲しいタイプを選びましょう。

給湯器の交換を業者に依頼した方がいい理由

給湯器の交換をプロの業者に依頼するのがおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 資格を持ったスタッフが迅速に対応する
  • 適切な給湯器を相談して選べる
  • 適切な給湯器を相談して選べる
  • 準備不要ですぐに対応
  • アフターサービスがある

それぞれについて、詳しく説明します。

資格を持ったスタッフが迅速に対応する

資格を持ったスタッフが、すぐに来て短時間で設置します。一般的な給湯器の設置なら、2~3時間程度でしょう。床暖房搭載型など新機能をつける場合は、5〜6時間必要な場合もあります。

しかし、経験のない方が設置するよりも、ずっと短時間での設置が可能です。

適切な給湯器を相談して選べる

以下のような機能の説明を聞いて、ご自宅にぴったりの給湯器を、予算を考えながら選べます。

  • 給湯能力
  • エコ機能
  • 追い焚き機能
  • オートタイプ・フルオートタイプ

給湯能力は、1分間に水温よりも25度高いお湯をどれだけ出湯できるかという目安です。以下の3種類から選べます。

  • 16号
  • 20号
  • 24号

家族が増えている場合や増える可能性がある場合は、今より大きい能力のある給湯器を選びましょう。

給湯能力以外にも、さまざまな機能から希望に合った機種を紹介してもらえます。

準備不要ですぐに対応

給湯器設置のための、以下のような準備が全く不要です。

  • 養生する(住宅になんらかのダメージを与えないため)
  • 道具を揃える
  • サポートする人を見つける(一人では重い給湯器を固定できない)

予定もほぼわかるので、何時ごろにお湯が使えるのかも知らせてもらえます。

アフターサービスがある

設置業者によって期間は異なりますが、施工にアフターサービスをつけています。施工後に不具合があれば、すぐに来て調整してもらえるので安心です。

施工後には、使用時の注意事項等もしっかり説明してもらいましょう。説明通りに正しく使えば、長期にわたって使用できるはずです。

給湯器交換を依頼できる業者のメリット・デメリット比較

給湯器の交換ができる業者の種類ごとにメリット・デメリットを見ていきます。

メリット デメリット
ガス会社 大きな安心感
地域密着型で運営
高額になる可能性
給湯器メーカー 信頼できる
各型番に詳しい
他のメーカーと比較できない
割引率が低い
ホームセンター・家電量販店 古い型番が安く手に入る
実物を見られる
工事を外注している
水道修理業者 迅速な対応
不具合が起きてもすぐに対応
信頼できる業者を選ぶ必要がある

それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

ガス会社

ご自宅で利用されているガスを供給しているガス会社なら、安心して任せられます。地域にも密着しているので、気候にあった給湯器を選んでくれるでしょう。

給湯器本体の割引率が低く、作業料金も高額になりますが、業者としての信頼感も高いので、費用にこだわらない方におすすめです。

給湯器メーカー

パロマ・リンナイ・ノーリツ・パーパスといった給湯器メーカーで交換できます。最初からこのメーカー以外の機種には興味がない方におすすめです。

自社商品の中から、ご希望の機能のついた機種を選んでくれるでしょう。また、欲しい型番もほとんどの場合、在庫があるのですぐに設置してもらえます。ただし、割引率が低く、高額になってしまうケースも少なくありません。

ホームセンター・家電量販店

セールやポイントサービスで、給湯器本体を安く購入できます。お店に置いてある機種なら、実際に触ることができるのも魅力です。

ただし、工事は外注が多く、工事費や保証期間等を前もって確認しておかないと、本体だけ安くても総額が思った以上に高額になってしまう場合があります。工事費を含めた費用の見積書を提示してもらいましょう。

水道修理業者

浴室やキッチンなど水回りに詳しい水道修理業者にも、給湯器の交換を依頼できます。小回りがきき、すぐに対応してくれる業者がほとんどです。

ただし、水道修理業者に依頼する際は、給湯器の修理・交換の実績が多い業者を選びましょう。業者によってアフターサービスや料金に差があるので、必ず見積もりを取り、サービス内容を確認してください。

業者選びに不安のある方は、以下の記事を参考にしてください。

給湯器を自分で交換すると安い?業者費用と比較

電卓とPriceの文字

給湯器の交換費用がどのくらいかかるのか、目安料金を表にしました。本体価格と工事費を足した合計金額です。マンションと戸建てに分けて記載しています。

給湯器交換の費用目安
戸建ての場合 約77,000円~334,000円
マンションの場合 約77,000円~316,000円

費用の差は、本体価格が主な原因です。給湯能力が高く、フルオート搭載の給湯器を選ぶと本体だけで30万円くらい必要になります。

一方、工事費は、給湯器本体の交換のみなら概ね3万円〜6万円です。そのため、工事をご自分でしても大きな節約になることはありません。

工事費用の内訳は、以下のような項目です。

  • 取り付け・交換の施工費
  • 給湯管・ガス管等の接続工事費
  • リモコン接続工事費
  • 古い給湯器の廃材処分費
  • 点火試験費
  • 出張費

点火試験費や出張費は、業者によって加算されない場合もあります。契約をする前に見積書を書面で作成してもらって、内容を確認してください。

給湯器本体の価格以外で、高額になる要素は以下のとおりです。

  • 給湯する場所を増やす(浴室、キッチン、洗面所)
  • メーカーや種類など給湯器の種類を変える
  • 壁掛け式→据え置き式、またはその反対に変更
  • 工事がしにくい場所にある給湯器を交換する
  • バスタブの交換など浴室のリフォーム

もっと詳しく給湯器の交換費用について確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

給湯器の交換は自分でしない方が…信頼できる業者に相談を!

給湯器の交換を自分ですると、リスクを伴うためおすすめできません。また有資格者の施工が必要な部分を外注すると、それなりに費用がかかります。むしろ、交換を業者に全て任せた方が、お得だと考えられます。
給湯器の交換をご検討中の方は、宮城・福島対応!地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』へご相談ください。
もしかしたら、修理が可能かもしれません。また、交換の場合は、じっくりどの機種が最適かをご一緒に考えていきます。地元密着型の業者なので、気候にあった給湯器を知り尽くしているので、安心してお任せください。

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FAQ自力での給湯器交換に関するよくある質問
給湯器の交換は自分でできますか?
給湯器を固定するだけなら、可能です。 しかし、ガス管や水道管との接続工事が必要になるので、それは資格保有者に依頼しないと違法行為になってしまいます。資格のない人が設置すると、保証期間中であっても、不具合が出た場合に修理を無料でしてもらえません。給湯器の交換は、資格のある業者への依頼がおすすめです。
給湯器の交換の際、必要な工事はどのようなものがありますか?
給湯器を固定する工事のほかに、以下のような接続工事があります。 ・ガス管と給湯器本体の接続 ・給湯器と水道配管の接続 ・屋内設置なら排気筒の設置 ・電気の配線
給湯器交換を業者に依頼した方がいい理由は?
以下の理由で、給湯器の交換は業者への依頼がおすすめです。 ・資格を持ったスタッフが迅速に対応する ・適切な給湯器を相談して選べる ・適切な給湯器を相談して選べる ・準備不要ですぐに対応 ・アフターサービスがある

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