給湯器の凍結防止対策を徹底解説!【ガス・電気・灯油対応】

この記事では、給湯器の凍結防止対策を徹底解説します。

夜間給湯器が凍結してしまうと、キッチンやシャワーを使い時でも当然お湯が出なくなり、かなり不便します。配管が破損して水漏れを引き起こすケースも

この記事を読めば、そんな給湯器の凍結トラブルを未然に防げるようになるでしょう。

ガス・電気・灯油、どの給湯器であっても使える対策をご紹介していきますので、ぜひ記事を参考に凍結予防に取り組んでみてください。

エコキュートやエコジョーズなどの製品を使っているご家庭の方も必見ですよ!

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給湯器の凍結防止法4選

給湯器の基本的な凍結防止法を4つご紹介します。

  • 水を出し続ける
  • 配管にカバーをつける
  • 凍結防止ヒーターをつける
  • 給水管の水を抜く

それぞれ解説していきますので、取り組める対策から実践してみてください。

水を出し続ける

水を出し続けるという単純な方法ですが、凍結対策に効果的です。

なぜなら、水は流れ続けていると、凍りにくい性質があるからです。

冷え込みそうな時は、お湯側の蛇口をひねり「細い線になるくらい」の水をちょろちょろ流しっぱなしにしてください。注意点として、給湯器OFFで流しっぱなしにすることが挙げられます。給湯器のスイッチが付いていると、お湯が出てガス代がかかってしまいます

水道料金だけなら意外と安く、毎分0.5ℓで8時間出し続けた場合「約37円程度」です。

「水を出し続ける」は、それほどリスクもなく、すぐに取り組める凍結防止策です。

配管にカバーをつける

配管にカバーをつけるのも、給湯器の凍結防止策として効果的です。

外部にむき出しになっている配管が凍結するケースが非常に多くなっています給湯器本体はヒーターが内蔵されていることが多く、比較的凍結リスクは低いのです。

外部にむき出しになっている配管に保温性の高いカバーをつけると、凍結防止に繋がります。

配管カバーは安価で簡単な凍結防止策なので、積極的に使ってみてください。

凍結防止ヒーターをつける

凍結防止用のヒーターが給湯器の内部に組み込まれている場合もあり、その場合、給湯器の本体内部については安心です。しかし、屋外に出ている配管は守られていません。

そこで活躍するのが「配管に巻きつけるタイプの凍結防止ヒーター」です。

一定以下の気温になると自動で作動して、配管の温度を保ち凍結から守ってくれます。

屋外のコンセントなど、給湯器近くに電源がないと「配管に巻きつけるタイプの凍結防止ヒーター」は使えませんが、強力な凍結対策なので、選択肢の一つとして考えておくと良いでしょう。

給水管の水を抜く

給水管の水を抜くのも、給湯器の凍結防止に効果的です。

当然ながら、水を抜いてしまえば、凍結リスクが大幅に下がるからです。長期間家を空けるときなどにおすすめです。

  1. 給湯器のスイッチをオフにする(電源プラグは抜かない)
  2. ガス栓を閉める
  3. 給水元栓を閉める
  4. 給湯栓を全て開ける(台所なども含む)
  5. 給水水抜き栓、給湯水抜き栓を開ける

上記の手順に従ってください。

水抜き後に再度使用する場合には、上記とは逆の手順踏みます。機械により手順が若干異なるので、給湯器のマニュアルもきちんと読んでから実践してみてください。

給湯器にもともとついている凍結防止機能を活用

以下は給湯器側に、もともとついている凍結防止機能です。

  • 凍結防止ヒーター
  • 自動ポンプ運転

順番に解説します。

凍結防止ヒーター

新しいものなら、凍結防止ヒーターが内臓されている給湯器は多いです。給湯器本体の凍結を防止してくれます

ただし、ここで注意しないといけないのは、給湯器の接続部や配管などは保温されないこと

そのため、給湯器に凍結防止ヒーターが内臓されていたとしても「水抜き」や「凍結防止の配管カバー」が必要だということは覚えておいてください。

自動ポンプ運転

自動ポンプ運転とは、浴槽の水やお湯を循環させることで凍結を防止する機能です。

気温が一定温度以下になり、浴槽の水やお湯が循環アダプターよりも上に位置していれば自動で作動する仕組みです。

種類によって違いますが、具体的には以下の条件で自動作動します。

  • 外気温が3度〜5度のとき
  • 浴槽の循環アダプターの循環口から5cm~10cm程度に水やお湯が張られていること

自動ポンプ運転の凍結防止は、あくまで給湯器と浴槽を循環している「ふろ配管」の保護

給湯器に接続されている配管部分の凍結防止には、また別の凍結対策が必要です。

給湯器種類別の凍結防止法【ガス・電気・灯油】

給湯器の凍結防止法の基本は共通した部分が多いです。

しかし、給湯器の種類によって凍結防止法が若干異なります。

  • ガス給湯器・エコジョーズ
  • 電気給湯器・エコキュート
  • 灯油給湯器(石油給湯器)

それぞれ解説していきます。

ガス給湯器・エコジョーズ

広く普及しているガス給湯器や、その一種である「エコジョーズ」の凍結防止法は以下の通りです。

  • 水を出し続ける
  • 配管にカバーをつける
  • 給水管の水を抜く
  • 凍結防止ヒーター
  • 自動ポンプ運転

ただし、水を出し続ける凍結防止策は「リモコンがある場合」と「リモコンのない場合」で若干やり方が異なります。

  • リモコンがある場合:スイッチをオフにしてから水を流し続ける
  • リモコンがない場合:ガス給湯器のガス栓をしめてから水を流し続ける

ガス給湯器の電源プラグは、抜かないように注意しましょう。なぜなら、最近のガス給湯器は凍結の危険があれば自動で凍結予防ヒーターが作動するシステムがあるからです。

また、排気熱をリサイクルすることで熱効率を大幅に向上させた給湯器であるエコジョーズには、「ドレン排水管」が存在します。この「ドレン排水管」も冬場には凍結リスクがあるので対策してあげましょう。

ドレン排水管は配管カバーや凍結防止ヒーターをつけて凍結防止対策が可能です。

電気給湯器・エコキュート

燃焼系の機構を持たない安全な給湯器として人気の電気給湯器や、その一種「エコキュート」でも、基本的には同様の凍結対策を徹底することで、凍結を防げます。

  • 水を出し続ける
  • 配管にカバーをつける
  • 給水管の水を抜く
  • 凍結防止ヒーター
  • 自動ポンプ運転

エコキュートは、氷点下以下の寒さでも通常運転できる設定になっていたりして便利ですが、他の給湯器同様、対策は必須です。

灯油給湯器(石油給湯器)

灯油給湯器(石油給湯器)も、基本的には、他の種類の給湯器と同じような凍結対策で問題ありません

  • 水を出し続ける
  • 配管にカバーをつける
  • 給水管の水を抜く
  • 凍結防止ヒーター
  • 自動ポンプ運転

灯油(石油)給湯器の配管にカバーをかけて保温をし、きちんと給湯器の電源を入れてください。電源をつけておけば、「凍結防止ヒーター」や「自動ポンプ運転」などの凍結防止機能が作動します。

また、本体や配管に風が当たらないよう「風除けの板」を設置すると凍結防止効果がアップします。他の給湯器でも使える手法ですが、気温が凍結するほどでなくとも強風により凍結することは多いものです。

ぜひ、以上の凍結防止策を試してみてください。

給湯器の凍結防止は必要?【凍りやすい箇所と破裂のメカニズム】

給湯器の凍結防止は、そもそも必要なのでしょうか?

以下でその根本的な理由を解説します。

給湯器が凍結する原因

給湯器の凍結は、寒い日の夜間などに、配管内部の水が急激に冷やされることによって起こります。

具体的には-4度から凍結。だいたい0度くらいから、警戒をして対策をすべきです。

給湯器が凍結しやすい部分

給湯器で特に凍結に注意したいのは、以下の2箇所です。

  • 給水配管
  • 給水配管と給湯器の接続部

給水配管は水が通る場所で外気が触れる場所なので、1番凍りやすい部分。また、給水配管と給湯器の接続部は金属製で冷えやすいため、ここも凍りやすいです。

給湯器が凍結して破裂するメカニズム

水は凍結すると約9%体積が増加します。

給水配管などは固い素材なので、内部で水が凍結してしまうと、膨張に耐えきれず破裂してしまうわけです。

給湯器本体内部が凍結することはあまりありませんが、給水配管などは一旦凍結してしまうと破裂のリスクが高いです。水漏れの原因にもなるので、徹底的な凍結防止策が必要でしょう。

給湯器の凍結防止はしたのに!凍ってしまったらどうする?

給湯器が凍結してしまったら、自分で対処するか、プロに依頼するか、いずれかの方法で対処しましょう。以下それぞれの流れを簡単にまとめます。

自分で凍結に対処する

給湯器が凍結してしまったら、以下の対処法を試してください。

  • 50度程度のぬるま湯を凍結部位にかける
  • 自然に解けるのを待つ

50度程度のぬるま湯を凍結部位に少しづつかけると、上手く溶かすことが可能です。

ただし給水配管などは高熱に弱く破裂の恐れがあるため、熱湯だけは避けてください。

基本的に凍結してしまったら、自然に溶けるのを待つのが破裂のリスクもなく安全です。

プロに依頼をする

凍結部位が不明な場合や、給水配管などが破裂して水漏れが起きてる場合は、水道業者などのプロに依頼をしてください。無理に自分で修理しようとすると、故障が悪化する恐れがあります。

プロであれば問題の箇所を正確に特定して、迅速に対処してくれます。

以下の記事では、応急処置から修理業者の選び方まで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器の凍結防止は必須!困ったらプロに相談を

ここまで、給湯器の凍結防止対策をご紹介してきました。

しかし、個人でやれる凍結防止法や対処に限界があることも事実。

凍結により配管が破損してしまえば、プロの手に委ねるしかありません。実際給湯器が凍結すると慌てるものですが、相談先があらかじめ決まっていると安心です。

古い給湯器を長年使っていて「凍結でおおごとになる前に交換したい」など、水回りのお困りごとがある方は、ぜひ業者依頼もご検討ください。宮城・福島対応!地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』では、ご相談をお待ちしております。

公式サイト https://mk-clean.com/
公式LINEアカウント https://lin.ee/p0XdL1V

 

FAQ給湯器の凍結防止対策に関するQ&A
給湯器が凍結しそうな寒い日でも、面倒なので放置して良いですか?
凍結してしまったら後が大変なので、水を出し続けるなど最低限の凍結防止対策はした方が良いです。
給湯器の凍結防止対策は何度以下で必要ですか?凍結防止機能は何度で作動しますか?
凍結防止対策は0度を目安に行った方が良いです。給湯器の凍結防止機能は機種によって違いますが、だいたい外気温3度くらいから自動で作動する仕組みです。
給湯器が自動で凍結防止してくれるのに水抜きする必要ありますか?
自動で凍結を防止してくれるのは、給湯器内部や給湯器と浴槽を循環している配管のみです。給水配管などの凍結は防止してくれないので、水抜きはしないと凍結する可能性があります。

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