追い焚きできてない？お風呂が温まらない！対処法を徹底解説【お湯がぬるい時に】

本記事では追い焚き（おいだき）できない、お風呂のお湯が温まらない理由や対処法などを解説します。

家族が多い場合や冬場など、追い焚き機能が突然使えなくなると不便ですよね。エラー表示が出ていれば対処しやすいですが、原因の特定が難しい場合も。どこに相談していいのか迷う人も多いでしょう。

そこで追い焚きできない時の確認ポイントや、修理の依頼先、修理費用の相場なども紹介します。迅速なトラブル解決に役立ててください。

温まらない原因は？追い焚きできない時の確認ポイント

追い焚きができないまたは温まらない場合、主な原因は「給湯器本体の問題」や「追い焚き機能の問題」です。

問題を確認するためには、まず蛇口からお湯が出るかどうかを確認します。問題の原因によって対処法が異なるため、まずは以下のポイントをチェックしましょう。

• 蛇口からお湯が出る：お風呂の追い焚き機能の不具合の可能性がある
• 蛇口からお湯が出ない：給湯器本体に不具合が起きている可能性がある

給湯器本体に不具合が起きている場合、メーカーもしくは販売店へ相談してください。

追い焚き機能に不具合が起きている場合は、自分で対処できるケースもあるため、業者を呼ぶ前にまずは追い焚きできない、お風呂のお湯が温まらない理由を探るのが先決です。

追い焚きできないのはなぜ？温まらない4つの理由

追い焚きできない場合でも、自分で対処できるケースがあります。以下は、お風呂のお湯が温まらない主な理由の4つです。

• 循環フィルターの汚れ
• 浴槽の湯量不足
• 水の循環不具合
• 追い焚き機能の故障

順番に解説します。

循環フィルターの汚れ

浴槽の湯量不足

浴槽に適量のお湯が張られていない場合も、追い焚きできなくなります。追い焚き機能は、浴槽と給湯器の間で水が循環し、お湯が温められる仕組みです。

そのため、浴槽に一定量の湯量がないと水の循環ができません。追い焚きできない時は、お風呂の残湯も確認しましょう。

追い焚き機能の故障

追い焚きセンサーや電気系統に問題がある場合も、追い焚きできません。

湯量や循環系統に問題がないにも関わらず、設置温度通りに追い焚きが作動しないときはセンサー異常が考えられます。また、追い焚きボタンが感知しない場合は、リモコンや内部配線に不具合が起きている可能性も。

いずれの場合も、メーカーや修理業者へ点検依頼が必要です。

凍結の影響で配管が破損

給湯器の凍結が原因で配管が破損した場合も、追い焚きできなくなる可能性があります。

特に寒冷地では、急激に気温が下がった日は給湯器の水道管や部品が凍結し、追い焚き機能が作動しないケースもめずらしくありません。

凍結が原因の追い焚き不良は、気温が上昇すれば復旧しますが、配管が破損して漏水していれば早急に対処が必要です。

給湯器の凍結が原因で追い焚きができないと疑われる場合は、以下の記事も参考にしてください。

追い焚きができない時の自分でできる対処法

追い焚きできない原因が特定されたら、適切に対処することで問題解決できます。自分でできる簡単な対処法もありますので、以下を参考にしてください。

• 給湯器の電源を一度切る
• 浴槽の循環フィルターを掃除する
• 専門業者に問い合わせる

順番に見ていきましょう。

給湯器の電源を一度リセットする

給湯器の電源を一度リセットすると、追い焚きできない不具合が解消される場合があります。

追い焚きボタンをオフにして、しばらく待ってから再度オンにしてみてください。

給湯器内部の誤作動が原因で、追い焚き機能が正常に作動していない場合に有効です。

浴槽の循環フィルターを掃除する

浴槽の循環フィルターに汚れが詰まっている場合は、掃除を行うと解決します。

髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カス、シャンプーの残りなどの除去が必要です。

掃除の手順は、以下のとおりです。

1. フィルターをつかんで半時計回りにまわして外す
2. フィルターと受け側の溝や穴を歯ブラシなどで掃除
3. フィルターや受け側をシャワーの水で洗い流す
4. フィルターを元に戻す

配管の汚れは、市販の洗浄剤を使用してクリーニングするのが有効です。

外の配管は高圧洗浄機でのクリーニングが効果的で、水道修理業者に依頼すると適切に対応してくれます。

専門業者に問い合わせる

電源をリセットしても循環フィルターを掃除しても解決しない場合は、専門業者に点検や修理を依頼しましょう。

追い焚きできない原因が不明であったり、給湯器本体や追い焚き機能が故障していたりする場合も、専門業者へ相談すると根本的な解決法が見つかります。

自分で修理を試みると、状況を悪化させたり、火災やガス漏れなど安全上のリスクが発生したりするためおすすめしません。

専門業者に問い合わせる際は、給湯器にエラー表示が出ていれば、そのエラーコードを伝えるとスムーズです。追い焚き機能が使えない旨を伝え、業者の到着を待ちましょう。

水道修理業者へ相談したい、業者選びに不安な方は、下記記事も参考にしてください。

追い焚きができない！修理の依頼先は？

追い焚きができない場合やお湯が温まらない場合は、その理由や原因によって依頼先が以下のとおり異なります。

（追い焚きできない原因）	修理依頼先
給湯器本体の故障	メーカー、販売店、電気店、ガス会社など
追い焚き機能の不良	メーカー、販売店、電気店、ガス会社など
浴槽の循環フィルターや配管の清掃	水道修理業者
追い焚き配管の損傷	水道修理業者

追い焚きできない原因が不明で依頼先に迷った場合は、まずはメーカーや販売店に問い合わると、的確な対処法が見つかります。

追い焚きできない・温まらない際の修理費用の目安

追い焚き機能の修理費用は、さまざまな要因によって異なりますが、8,000～15,000円が一般的です。ただし修理費用は、以下のような要因によって変動します。

• 不具合の原因
• 給湯器のタイプ
• 出張費や点検費の有無
• 修理業者の料金体系
• 修理の際、追加費用が発生するか

以下は、修理費用の目安です。

（修理依頼先）	修理費用の目安
メーカー修理	給湯器内部の部品交換：13,000～20,000円
ガス・電気店	給湯器内部の部品交換：8,000～15,000円
販売店	修理の場合はメーカー対応
水道修理業者	配管修理：5,000～13,000円 高圧洗浄機による排水管洗浄：15,000～20,000円

上記はあくまでも目安です。正確な費用を把握するためには、現地調査と見積もりが欠かせません。

追い焚きできない・温まらない際の注意点

追い焚き機能が正常に機能せずお風呂のお湯が温まらないと、特に寒い季節は非常に不便です。ここでは、追い焚きができない・お風呂のお湯が温まらない際の注意点を3つ紹介します。

• 保証の有無と保証内容の確認
• 問題を早急に解決する
• 無理に自力で対処しない

一つひとつ見ていきましょう。

保証の有無と保証内容の確認

追い焚きできない原因が給湯器本体の問題である場合、修理や交換を検討する際には、以下の3つを確認してください。

• 保証の有無
• 保証期間
• 内容（条件）を必ず確認

保証期間内であれば、無償で修理や交換が可能です。保証が付いている場合は、業者に連絡する前に保証内容を確認しましょう。

問題を早急に解決する

追い焚きできないとお風呂のお湯が温まらないだけでなく、給湯器への負荷が増します。

これにより故障や劣化が早まり、無駄な費用が発生してくるでしょう。

追い焚きできないトラブルを早めに専門業者に相談すると、被害やリスクを最小限に抑えられます。

無理に自力で対処しない

追い焚きができない際は、以下の操作や清掃以外は、無理に自力で対処しないことが重要です。

無理に自力で対処すると、給湯器にダメージを与えたり、状況を悪化させたり、二次被害につながるリスクが高くなります。追い焚きできない状況を解決するためには、専門的な知識や技術が必要です。

専門業者に任せればトラブルを最小限に抑え、不当な修理費用もかかりません。追い焚きに関する知識や経験が豊富なので、トラブルを迅速に解消してくれます。

追い焚きできない！解決できない場合は水道修理業者へ相談を

今回は、追い焚きできない、お風呂のお湯が温まらない理由や対処法などを解説しました。

追い焚き機能のセンサー不良や、給湯器本体の故障ならメーカー修理が一般的です。しかし、浴槽循環フィルターや配管洗浄、配管の損傷・破裂が原因は、水道修理業者へお任せください。

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