三菱電機エコキュートの凍結防止対策は？凍った時の対処法も解説
この記事では、三菱電機のエコキュートの凍結防止対策を解説します。
エコキュートが凍結してしまうとお湯がでないため、あらかじめ凍結対策をする必要があります。
しかし、間違った防止方法をとっても凍結が防げないばかりか、余計な費用がかかってしまうケースも。
そこで今回は、凍結対策、凍結の見分け方や凍結した際に自分でできる対処法を詳しく解説していきます。
後半、三菱電機エコキュートのエラーコードもあわせて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
三菱電機エコキュートの凍結防止方法
三菱電機エコキュートの凍結防止方法は以下の3つです。
- 凍結防止ヒーターを設置する
- 急騰温度を下げて水を出しっぱなしにする
- 残り湯を循環させて凍結を予防する
1つずつ、見ていきましょう。
凍結防止ヒーターを設置する
凍結防止ヒーターは、水道管の凍結防止を目的としたアイテムです。巻きつけて水道管を温めることで、凍結を阻止します。
注意したいのが、凍結防止ヒーターはスイッチをオンにしないと稼働しない点。
春から夏にかけてスイッチをオフにしているものを、冬になってもスイッチをオフにしていると、せっかく凍結防止機能があるのに役に立ってくれません。
凍結防止ヒーターのスイッチを入れ忘れないようにしましょう。
急騰温度を下げて水を出しっぱなしにする
夜中に蛇口をひねって少し水を出しておく方法も凍結対策として有効です。
流れている水は凍りにくいため、水をちょろちょろ出しておくだけで凍結予防になります。
出しておく水の目安は、1分間でコップ一杯、200ml程度です。水の循環が目的なので、ガス代がかからないように給湯器のスイッチはOFFにしておきましょう。
残り湯を循環させて凍結を予防する
三菱電機エコキュートには、凍結予防運転機能がついています。
これは、給湯器とお風呂をつなぐ配管の凍結を予防するための機能です。工場出荷時すでにスイッチオンになっているため、設定を変えていなければ自動でオンとなります。
残り湯を溜めたままにしておくと、凍結予防運転機能は自動で稼働します。
残り湯の量の目安は、水槽アダプターから10㎝上以上。万が一スイッチが切れている場合は、以下のボタンでスイッチを入れましょう。
- 浴室リモコンのフタを開く
- 湯量調整ボタンの「−」を3秒長押しする
- 給湯温度スイッチで凍結予防運転を選択
- 「切」を「入」に切り替えて完了
お風呂の配管の凍結を予防するためには、残り湯の循環が最も効果的な対策になります。スイッチをオンにして、残り湯を循環させましょう。
三菱電機のエコキュートが凍結したかどうかを確認する方法
三菱電機エコキュートが凍結したかどうかを確認する方法を4つご紹介します。
- お湯・水が出ない
- リモコンにエラー表示がされる
- エコキュートにエラーコードが表示される
- ヒートポンプユニットの運転音が大きくないか確認する
給湯器が凍結したかどうかの確認がまだの場合は、ぜひ参考にしてみてください。
お湯・水が出ない
三菱電機エコキュートが凍結している最もわかりやすいサインは、お湯や水が出なくなることです。
お湯や水が出なくなる原因として、凍結の他に給湯機や配管の故障が挙げられます。しかし、夜間氷点下になった次の日の朝なら、凍結によりお湯・水が止まったとみてまず間違いないでしょう。
リモコンにエラー表示がされる
三菱電機エコキュートでは、機器に異常が出た際にエラー表示が出ます。
浴室リモコンのディスプレイを確認してエラーコードが出ている場合は、凍結のサインかもしれません。三菱電機エコキュートでは、リモコンの文字ガイダンスに「断水/配管凍結ではありませんか？」という文字が表記されるケースがあります。
また、エラーコードで凍結を確認することができる場合もあります。
凍結関連の主なエラーコードは以下のとおりです。
- P05
- P37
- F06
上記のエラーコードが出た際は、凍結を疑いましょう。
エコキュートにエラーコードが表示される
三菱電機のエコキュートでは、リモコンだけでなく、給湯器本体にもエラーコードが表示されることがあります。
エコキュート本体に出る凍結のエラーコードは、「P21」です。このエラーコードが出ている時は、凍結と判断してまず問題なさそうです。
ヒートポンプユニットの運転音が大きくないか確認する
エコキュートのヒートポンプユニットとは、屋外の熱を集めてお湯にわき上げに利用する装置のこと。ヒートポンプユニットの運転音が大きい時は、配管が詰まっていたり、エコキュート本体にエラーが起きていたりする可能性があります。
運転音が大きい場合は、無理にエコキュートを稼働させず、すみやかに凍結対策をとってください。ヒートポンプユニットが完全に故障してしまうと、約15万円～18万円の修理費がかかります。
機器の故障を防ぐためにも、早めに対策をしましょう。
三菱電機のエコキュートが凍結してしまったら？【対処法3選】
万が一三菱電機のエコキュートが凍結した際は、以下3つの対策をとりましょう。
- 解凍されるのを待つ
- 販売店に連絡する
- 修理業者に依頼する
1つずつ解説していきます。
解凍されるのを待つ
凍結が確認できた時は、無理にお湯を出そうとせずに自然解凍を待つのが基本です。
無理に凍結を直そうとして熱湯をかけたり配管をいじったりすると、配管の破裂などの被害拡大を招きかねません。故障や事故につながるケースもあります。
凍結が元に戻るまでお湯をすぐに使うことはできませんが、さらなる水道トラブルは回避できることの多い方法です。
販売店に連絡する
次にとれる対処法として、販売店への連絡が挙げられます。
三菱電機エコキュートを購入した店舗に連絡をして、保証があるかどうかを確認しましょう。販売店で何らかの保証をつけている場合、修理してもらえる可能性があります。
販売店が保証をつけてない場合は、販売店に修理の義務はありません。
また、設置から期間が経過している場合、取り扱ってくれない場合もあります。その場合、連絡を入れても「三菱電機に問い合わせてください」と言われるはずなので、そのつもりでいてください。
修理業者に依頼する
最後の方法として、修理業者への依頼が挙げられます。
「修理業者に依頼をしたらお金がかかるんじゃ…」と心配する方も多いと思いますが、ほとんどの修理業者が無料見積もりをしてくれます。
電話1本で予約ができたりネットから簡単に申し込めたりするので、まずは相談をしてみましょう。
状況によっては修理費用がかかりますが、凍結以外にも故障がないかを確認してくれます。
二次災害を防ぐため、修理業者への依頼もぜひ検討してみてください。
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三菱電機エコキュートの凍結関連のエラーコードと対策
三菱電機エコキュートでは、異常が起きた際に以下のエラーコードが表示されます。
- 「P05」と表記されるケース
- 「P37」と表記されるケース
- 「F06」と表記されるケース
- 「P21」と表記されるケース
- その他、凍結の疑いがあるエラーコード
便利な機能ではありますが、エラーコードの内容がわからなければ対策のしようがありませんよね。以下、それぞれのエラーコードが意味する内容を順に解説していきます。
「P05」と表記されるケース
「P05」は浴室リモコンに表示されるエラーコードです。
断水/配管凍結を知らせるエラーコードなので、P05が表示された際は凍結が起きている可能性が高いです。記事で紹介してきた凍結対策をとりましょう。
「P37」と表記されるケース
「P37」は、お湯はりや追い炊きに異常がある時に表示されるエラーコードです。
お風呂の配管が凍結している場合、P37というエラーコードが出てしまいます。
自然解凍を待って、凍結が解除されてからお湯はりや追い炊きを試してみましょう。
「F06」と表記されるケース
「F06」は、お湯はりに異常がある際に出るエラーコードです。
P37と同じように自然解凍を待つか、エコキュートを購入してから日が浅い場合は販売店に連絡をしましょう。
「P21」と表記されるケース
「P21」は、給湯時、お湯の温度が正常通り上がらない場合に出るエラーコードです。
配管が凍結している際にも表示される可能性があります。
その他、凍結の疑いがあるエラーコード
その他、三菱のエコキュートにおいて凍結の疑いがあるエラーコードは以下のとおりです。
- C03/103/C19/C20/120/C21/C23/C26/C27/C30
上記のエラーが表示されている時は、ヒートポンプ配管の循環がうまく行われていません。
配管が凍結している可能性が考えられます。
三菱電機エコキュートの凍結で困ったら？
今回は三菱電機エコキュートの凍結防止方法や、凍結の見分け方、凍結した際の対処方法を紹介しました。
エコキュートが凍結してしまうと、極寒のなかお湯が使えないという状況になるので早めに解決したいものです。
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