洗面台の流れが悪い・流れないときの解消法!原因を知って迅速に対応しよう
この記事では、洗面台の流れが悪い、またはまったく流れないときの解消法について詳しく解説します。
つまりが起きる原因はさまざまですが、たとえば朝シャンを洗面台でするような習慣があったりすると、つまりが起きやすくなります。いずれにしても、洗面台の流れが悪いのは、排水管・排水口まわりのつまりが原因です。
今回は、排水口・排水トラップ・排水管、どこがつまっていてもスッキリ解消できるよう、順に対処法を説明していきます。記事後半では、つまり解消を業者に依頼した場合の費用目安もご紹介しますので、洗面台の不調でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
洗面台の流れが悪いときの対処法
洗面台が詰まったかなと思ったら、以下の対処法を試してください。
- ヘアキャッチャーの髪を取り除く
- ストローやワイヤーブラシでつまりの原因を取り除く
- 薬剤で排水管の汚れを溶かす
- ラバーカップ(スッポン)を使う
- 洗面台下の水抜き栓から配管を掃除する
- 洗面台下の排水パイプを分解して清掃する
それぞれについて、説明していきます。
ヘアキャッチャーの髪を取り除く
まず最初にヘアキャッチャーに絡みついている毛髪やその他のゴミ類を取り除きましょう。それだけで、洗面台の流れが良くなる可能性があります。
排水口を取り外して、古い歯ブラシ等で絡まった汚れを取り除きます。排水口の取り外し方は、排水口の種類によって異なります。
以下に種類ごとの排水口とヘアキャッチャーの取り外し方を説明します。
ポップアップ式排水口
- 引き棒を操作して排水口を開く
- 排水口と排水栓の隙間から、引っ張り上げると排水栓とヘアキャッチャーが外れる
- ヘアキャッチャーを古い歯ブラシで掃除する
ワンプッシュ式排水口
- 押しボタンで、排水口を開く
- 排水栓をつまんで、引っ張って外す
- ヘアキャッチャーを古い歯ブラシで掃除する
ただし、無理をすると破損の可能性があります。十分注意して取り外しましょう。
ストローやワイヤーブラシでつまりの原因を取り除く
洗面台の排水口を取り外さずに洗浄するための道具をストローで作れます。
作り方は以下の通りです。
まず、ストローの先を尖らせるように三角に切り、さらに切り口に平行になるように数箇所に切れ目を入れます。排水口を開いた状態で、ストローの尖った部分から差し込んで、軽く動かして絡まった毛髪などが切り口に引っかかってきます。
市販のワイヤーブラシも利用可能です。ただし、ブラシ部分が排水口にはいる細いものを選びましょう。
薬剤で排水管の汚れを溶かす
髪の毛や皮脂などで流れが悪い場合は、次亜塩素酸ナトリウムを含む液体パイプクリーナーで解消します。
次亜塩素酸ナトリウムは、タンパク質を分解する成分。タンパク質が主成分の髪の毛等を溶かせると期待できます。
液体パイプクリーナーを使用する際は、説明書を読んで、放置時間や液体の量を守りましょう。多すぎても効果が上がらず、むしろつまり悪化の原因となってしまうこともあります。
ラバーカップ(スッポン)を使う
ラバーカップを使った洗面台のつまり解消方法を説明します。ラバーカップは、トイレ用とは別にワンが少し小さめのものを用意してください。
以下の手順で進めていきます。
- 周囲を片付けて、濡れたら困るものは取り外す
- 水栓の下にある穴「オーバーフロー口」を濡れた雑巾などでふさぐ
- 排水口にラバーカップを押し付ける
- ラバーカップのワン部分が隠れる程度の水を注ぐ
- ゆっくりラバーカップを押して、一気に引っ張る
- 5を繰り返す
- 排水管でゴボゴボと音がして、つまりが取れたら完了
水を流して、つまりが解消したか確認しましょう。
ラバーカップ(スッポン)の代わりにペットボトルを使う
トイレ用のラバーカップしかないという場合は、ペットボトルで代用できます。
- 排水口に空になったペットボトルを口を下にして差し込む
- 隙間を作らないようにして、ペットボトルで排水管に空気を送り込む
- ペットボトルを抜き出す
以上を排水管内のつまりが取れるまで繰り返します。
洗面台下の水抜きコックから配管を掃除する
排水トラップに水抜きコックがあるなら、簡単につまりの原因を取り除けます。水抜きコックは掃除口とも呼ばれている、排水トラップの詰まりを取り除くために設置された穴です。
水抜きコックの下に水を受けるためのバケツを置いて、水抜きコックを開けます。割り箸など棒状のものでつまりの原因をこそげ取ってから、再度、水抜きコックを閉めて水が流れるか確認しましょう。
洗面台下の排水パイプを分解して清掃する
水抜きコックの設置されていない排水パイプは、分解して清掃します。
排水トラップは、水をためて下水管からの臭いが室内に入らないように設置されています。そのため、汚れが溜まりやすいというデメリットもあるのです。
ナットを緩め、排水トラップを外し、詰まったものを取り出します。取り外す際には、排水管の下にバケツ等を置いて出てくる水を受けるのを忘れないようにしましょう。
接続部の汚れも古い歯ブラシで掃除しておくと、清潔が保てます。メーカーや型番によっては、ご自分では取り外せないシステムになっているので、無理に外そうとせずに業者に相談してください。
洗面台の流れを悪くする4つの原因
洗面台の流れを悪くする主な原因は4つです。一つずつ確認していきましょう。
髪の毛
洗面台でブラッシングしたりすると、毛髪が排水口に入り込む確率が高まります。ブラッシングする際は、排水口の上にティシュを広げておきましょう。
ブラッシングのあと、ティシュをまとめて、ついでに洗面ボウルもサッと拭き取って毛髪を除去するようにすると排水口に入る毛髪が少なくなります。
皮脂・クリームなど油脂類
水に溶けない油脂類は、少しずつ排水口に入って排水トラップなどで蓄積されていきます。
- 皮脂
- 顔に塗るクリーム類
- ハンドクリーム
- 髪につけるワックス
以上を使う際は、気をつけましょう。
石鹸カス
以下に含まれる成分と水道水のミネラルから金属石鹸ができて、金属石鹸と汚れが反応して石鹸カスが生成されます。
- 洗髪した際に使うシャンプー
- 手洗い石鹸
- 歯磨き粉
石鹸カスは、カビ増殖の原因にもなることで有名です。
固形物
洗面台でお化粧をしたりお出かけの用意をしたりすると、アクセサリー類などの小物など小さなものを排水管に落としてしまうことも。
また、嘔吐してそのまま水に流してしまうこともあるでしょう。こういったものは、つまりの原因になるので、すぐに取り出すようにしてください。
洗面台の流れが悪い状態を放置するリスク
洗面台の流れが悪くても、使えるからそのままにしていると、以下のようなリスクがあります。
- 悪臭の原因になる
- 害虫が増える
- 他の箇所のつまりの原因になる
それぞれについて説明します。
悪臭の原因になる
つまりは、汚れの蓄積です。蓄積した汚れは、悪臭を発します。排水管内は、湿気もあるため、汚れに加えてカビや細菌が増殖し、さらに悪臭が強まります。
害虫が増える
蓄積した汚れ・カビ・細菌が原因で害虫の増加にもつながります。チョウバエと呼ばれる小蝿の一種は、石鹸カスなどが大好きで排水口から飛び立っていきます。
つまり箇所から悪臭が流れ、チョウバエなどの害虫が窓から侵入し、排水口内で産卵するのです。つまりを解消しない限り、害虫が増え続けるので駆除のしようがありません。
他の箇所のつまりの原因になる
洗面台のつまりをそのままにすると、汚水枡など、洗面台以外にもつまりが発生し始めます。
洗面台だけだから我慢できると思っていると、住宅全体でつまりが始まり水回りが臭くなるので、できるだけ迅速な対応が必要です。
流れが悪い洗面台を業者に見てもらう際の流れや費用【選び方のコツも】
以下のようなケースは、水道修理業者への依頼がおすすめです。
- つまりの原因がわからない
- 排水トラップの分解など不安がある
- ピアスを排水口に落としたので、取ってほしい
- いろいろ解消方法を試したが、つまりが解消しない
- つまり箇所が、排水管の奥深くにあるようだ
業者なら、状況から原因を特定して、確実に洗面台のつまりを解消します。業者に依頼した場合、以下の流れで修理が終わります。
- 電話での問い合わせで状況を説明し、駆けつける日時の設定
- 点検・見積もり・説明
- 見積もり料金に納得してからの依頼
- 作業
- 一緒に動作確認して終了
- 支払い
作業時間は、軽微なつまりなら30分以内で終わることがほとんどです。
業者に依頼したときの料金目安
業者に依頼すると、修理料金がどのくらいかかるか、相場を一覧表にしてご紹介します。
作業の種類 | 料金相場 |
---|---|
手作業で異物除去 | 5,000円〜8,000円 |
薬剤師用でつまり解消 | 4000円〜8,000円 |
ワイヤーによるつまり除去 | 5000円〜8000円 |
トーラー使用によるつまり除去 | 10,000円〜15000円 |
高圧洗浄機使用によるつまり除去 | 20,000円〜 |
上記の料金に、基本料金のほか、出張費や休日・早朝・深夜の割増料金等が加算されます。見積もりは多くの業者が無料で提供しているので、見積もりをして料金に納得してから依頼しましょう。
業者を選ぶ際の注意事項
信頼できる業者を選ぶために、確認したいことを解説します。以下のポイントを押さえれば、満足できる業者を選べます。
- 水道局指定工事店に指定されているか確認する
- アフターフォローは充実しているか確認する
- 口コミを確認する
それぞれについて、説明します。
水道局指定工事店に指定されているか確認する
水道局指定工事店とは、各自治体で水道工事を適切に行えると認められた業者です。排水管の修理などは、水道局指定工事店しか行えません。
水道局指定工事店について、以下の記事で詳しく説明しています。
アフターフォローは充実しているか確認する
つまりは修理しても、すぐに再発してしまうケースがあります。再発した際に、無料、または格安で再修理をしてくれる業者がおすすめです。
地域密着型の業者なら、営業所も近くにあり、少しでも気になったことがあればすぐにフォローしてくれます。
また、一般的にアフターフォローがあると明記している業者は、技術に自信があり、再初の可能性も少ないようです。
口コミを確認する
実際に水道修理業者を利用した人がネット上に投稿した口コミを参考にすると、技術の高さや誠実な運営かどうかが確認できます。
できるだけ多くの口コミを確認して、総合的な判断をするようにしてください。特に料金でのトラブルや再発しても無視されたというような口コミが多い業者は、避けた方がいいでしょう。
流れが悪い洗面台に戻さないための予防法【つまり再発防止!】
再発しないようにするには、以下の予防法がおすすめです。
- つまりの原因になるものを排水口に流さない
- こまめに掃除する
- 液体パイプクリーナーで排水管の掃除を月に1回
それぞれ、具体的に説明します。
つまりの原因になるものを排水口に流さない
以下のように、日常少し気をつけるだけでも、つまりを回避できます。
- 毛髪が落ちたらティッシュでさっと拭き取り、ゴミとして捨てる
- 固形物が落ちたらどんなに小さくても拾う
- 石鹸はよく泡立てて使う
- 洗面台で嘔吐しない
- 洗面ボウルの周辺に小さなものを置かない
以上のことは、その他の水回りでも同様です。
こまめに掃除する
排水口の掃除は、できるだけ毎日するようにすると、つまりは排水管に入り込みません。
排水口のヘアキャッチャーの掃除を洗髪後に必ずするようにしましょう。
液体パイプクリーナーで排水管の掃除を月に1回
液体パイプクリーナーを使えば、排水トラップや排水管を常に清潔に保てます。少なくとも月に1回はクリーナーを排水口に注ぐようにしましょう。
洗面台の流れが悪いなら…まずはプロに相談を!
洗面台の流れが悪いときの対処方法を解説しました。
ご紹介した方法で解消できないのなら、業者への依頼がおすすめです。また、排水トラップなどの分解に不安があるのなら、無理をせずに業者に依頼しましょう。
業者選びにお困りなら、ぜひ『マルキンクリーン』にご相談ください。マルキンクリーンは宮城・福島エリアを対応エリアにする、地域密着型の水道修理業者です。
ご連絡いただいたら、最短30分で伺えます。年中無休で24時間お電話を受け付けているので、お困りのときはすぐにご連絡ください。
- 洗面台の流れが悪い原因はなんですか?
-
洗面台の排水口に毛髪が絡んでいるのかもしれません。 洗面台の流れが悪い原因は、主に以下の4つです。 ・髪の毛 ・皮脂・クリームなど油脂類 ・石鹸カス ・固形物 こまめに掃除して、つまりが生じないようにしましょう。
- 洗面台のつまりは自分で直せますか?
-
軽微なつまりならご自分でも直すことは、可能です。まずは、排水口のヘアーキャッチャーの毛髪を取り除いてみてください。それだけで、水が流れるようになるケースもあります。
- 洗面台のつまり解消を業者に依頼するといくらくらいかかりますか?
-
軽微なつまりなら基本料金を入れても8,000円くらいでしょう。流れが悪いなと感じた時点ですぐに業者に相談すると、安く利用できます。
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