グリストラップのつまり解消方法6選!原因から予防法まで徹底解説

この記事では、飲食店やホテルなど、厨房のある施設で使用されるグリストラップのつまりの対処法について徹底解説します。

グリストラップのつまりはさまざまなトラブルを誘発するため、迅速かつ的確に対処しないと営業に支障をきたしかねません。

つまりの原因や解消方法の手順詳細に加え、記事後半では再発防止策まで丁寧にご紹介。グリストラップのつまりでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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グリストラップのつまりの主な原因

グリストラップのつまり

グリストラップのつまりを引き起こす要因は、主に以下の3つです。

  • 生ごみ
  • 油汚れ
  • 異物が混入するケース

上記のうち、生ごみや油汚れは、日頃からグリストラップの清掃や手入れをしっかり行っていれば、つまるリスクを軽減できます。詳しく解説していくので、参考にしてください。

生ごみ

グリストラップのつまりの原因の1つが、調理過程で出る生ごみです。

グリストラップは、第1槽のバスケット(受けカゴ)部分で排水に含まれる生ごみや残飯を受け止めますが、ご飯粒以下の細かい残飯は受けカゴで受け止められずに沈殿します。

これは、受けカゴの目の大きさがご飯粒程度の大きさで作られているためです。そのため、バスケットで受けた生ごみをこまめに処理しないと目づまりをして、グリストラップのつまりを引き起こします。

油汚れ

もう1つの主なつまりの原因は、油汚れです。グリストラップは、水を油脂分を分離して排水しますが、清掃を怠っていると配管に油分が付着したり、油分が固形化します。

配管に微量に付着した油分や、固形化した油分は排水を妨げるため、水の流れを維持するためには定期的な清掃が必要です。

油汚れを放っておくと何層にも堆積し、古い油汚れは次第に固く変質するため、定期的に油脂を除去しなければなりません。

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異物が混入するケース

原因となる確率としては他の原因に比べ低いですが、異物の混入によってつまってしまうケースもあります。

参考例としては、排水管のつまりにより、トイレに流されたトイレットペーパーなどの異物を含んだ汚水がグリストラップの方へ逆流し、つまりを引き起こすケースです。

グリストラップとトイレの位置関係次第では、充分につまりの原因となる可能性は考えられます。生ごみや油汚れが明らかに原因でない場合は、異物が混入した可能性を疑いましょう。

グリストラップのつまりの解消方法6選

グリストラップのつまり

グリストラップのつまりを解消する方法は、主に以下の6つです。

  • バスケット内を清掃する
  • ラバーカップを使う
  • 固まっている油を除去する
  • 専用洗剤を使用する
  • ワイヤーブラシを使う
  • 高圧洗浄する

自身で行える方法もありますが、プロに任せた方が良い作業もあるので、まずは無理のない方法で試してみてください。それぞれ詳しく解説していきます。

バスケット内を清掃する

まずは、第1槽のバスケット内を清掃してみましょう。受けカゴとなっている第1槽は、ごみが溜まりやすいです。

本来は、毎日欠かさずバスケット内のごみを捨てるべきものなので、単純にごみが溜まったつまりであれば、清掃により解消できます。

バスケット内には洗い物の際などに割れた皿の破片が混じっている場合もあります。ゴム手袋などを着用し、ケガをしないように除去作業をしましょう。

ラバーカップを使う

グリストラップのつまりは、ラバーカップを使って解消できるケースもあります。ラバーカップはトイレのつまりを直す時などに使う道具です。

軽くつまってしまった時などは、排水溝を覆うようにラバーカップを押し当て、圧力をかけたラバーカップを引き上げる作業を繰り返せばつまりが直る場合があります。

ただし、頑固なつまりの場合はラバーカップだけで直すのは難しいので、別の方法も試してみましょう。

固まっている油を除去する

つまりが発生し、グリストラップ内に固着した油があった場合は、除去してみましょう。

固形化した油の放置は、グリストラップのつまりを引き起こす主な要因の1つです。ひしゃくなどを使って、固まった油をすくい上げてみてください。

注意点としては、グリストラップ内に付着した油は、産業廃棄物扱いになる点です。一般ごみとして処理できないので、ルールにのっとって処分してください。

専用洗剤を使用する

グリストラップのつまりを直すには、専用洗剤も有効な手段です。

グリストラップは、つまりを抜くための専用洗剤が販売されています。油汚れはグリストラップのつまりの原因となるケースが多いですが、専用洗剤を使えばその汚れを溶かせます。

ただし、専用洗剤はホームセンターやネット販売で購入するのが一般的です。そのため、応急処置で使用するには、あらかじめ備えておかなければなりません。

ワイヤーブラシを使う

グリストラップがつまった時は、排水管にワイヤーブラシを通して、油汚れを除去する方法もあります。ただし、ワイヤーブラシは太さや長さなどさまざまな種類があり、洗浄作業も重度なつまりや排水管の材質によっては難しい作業です。

DIYスキルのない人が下手に扱うと、配管を傷つけたり、つまりがすぐに再発したりするので初心者にはあまりおすすめできません。ワイヤーブラシでのつまり除去が必要な場合は、業者に任せた方が安心です。

高圧洗浄する

高圧洗浄機を使って、排水管やグリストラップ本体、仕切り板やバスケットなどの汚れを取り除く方法もあります。ただし、高圧洗浄機を使った排水管の洗浄は、排水管を傷つけたり破ったりするリスクがあるので注意が必要です。

また、ホームセンターなどで購入できる家庭用の高圧洗浄機は、業務用と比べると水圧が低く、強い油汚れを落としきれない場合があります。

油脂の固着が原因のつまりを解消するのであれば、水圧の強い高圧洗浄機を適切に使用できるプロの業者に依頼した方が良いでしょう。

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グリストラップのつまりが悪化するとどうなる?業務に支障をきたす3大トラブル

グリストラップのつまり

グリストラップのつまりは、悪化させないよう早めに対処することが大切です。つまりが悪化すると、以下のようなトラブルを引き起こします。

  • 排水管がつまる
  • 悪臭がただよう
  • 害虫の発生

いずれもお店を営業していく上で支障をきたしかねないので、充分に注意しましょう。それぞれ詳しく解説していきます。

排水管がつまる

グリストラップのつまりは、解消せず放置しておくと排水管までもがつまりかねません。グリストラップ内の油脂の処理能力が低下すると、排水管に油脂が流れ込み、固着して堆積してしまうためです。

その結果、排水管が狭くなって水の流れが悪くなります。水が流せなくなると、最悪の場合は営業を停止せざるをえない事態になるので、早めに対処しましょう。

悪臭がただよう

グリストラップのつまりは、悪臭を発生させる原因にもなります。悪臭の原因となるのは、適切に排水されない汚水や、グリストラップ内に溜まった生ごみや汚れなどです。

グリストラップから悪臭がただようと、厨房や調理場での作業に悪影響をおよぼします。さらに、客席まで悪臭が届く事態になれば、お店の営業にも大きな支障をきたしかねないので、早急な対処が必要です。

害虫の発生

厨房や調理場の場合、ほかの原因も考えられますが、グリストラップのつまりが原因で害虫が発生するケースがあります。つまりを起こしているグリストラップは、害虫のエサとなるごみが溜まっているため、害虫を呼び込みやすいです。

また、グリストラップ内の水を流す装置のトラップ管は、フタ付きのタイプがありますが、水の流れが悪いからと言ってフタを外さないようにしましょう。トラップ管のフタを取ると、害虫の侵入経路になってしまうので、水の流れが悪い際は本来の原因であるつまりを解消してください。

グリストラップのつまりがひどい時は?適切な依頼先と頼れるプロの対応範囲

グリストラップのつまりがひどい時は、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。プロの業者ならワイヤーブラシや高圧洗浄機を適切に使用して、つまりを解消してくれます。

つまりを直してくれるだけでなく、内部まで確認して原因を特定してくれるので、より安心です。さらに水道修理業者の中には、予防に役立つ定期的な清掃やメンテナンスに対応している業者もあります。

「つまりがひんぱんに起こる」「定期的な清掃まで手が回らない」という事業者の人は、幅広いサービスに対応している水道修理業者に相談してみましょう。

グリストラップのつまりの再発防止策【4つの予防法】

グリストラップのつまりの、再発防止策について解説していきます。グリストラップのつまりは軽度であれば自分でも対処できますが、手に負えないつまりがひんぱんに起きてしまっては、対処も大変です。

グリストラップのつまりに効果的な予防法は、主に以下の4つです。

  • 定期的なグリストラップの清掃
  • 業務用パイプクリーナーを使う
  • 部品が正しくついているかチェックする
  • グリストラップの状態を確認する(居抜き店舗の場合)

それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ実践してみてください。

定期的なグリストラップの清掃

グリストラップは、定期的な清掃によりつまりを予防できます。部分ごとで推奨されている清掃頻度は、以下のとおりです。

バスケット(第1槽)の掃除 1〜2日に1回
油脂や汚泥の除去(第2槽) 2〜3日に1回 ※最低でも1週間に一度
トラップ管内の清掃 2〜3ヶ月に1回

特にバスケットは、食べ残しや野菜くずが流れ込みやすいため、固形物や異物によるつまりが起きないよう、溜まったごみをこまめに捨てましょう。

清掃時の注意点としては、グリストラップのフタを開けた際は、少なからず悪臭がもれてしまいます。清掃の仕上げとして厨房や調理場、店舗部分の換気も忘れずに行ってください。

業務用パイプクリーナーを使う

油汚れを落とすために、業務用パイプクリーナーを使うのも効果的です。

家庭用のパイプクリーナーは成分が薄めに作られています。そのため、グリストラップに流れ込むほどの強い油汚れには、効果が期待できません。

業務用のパイプクリーナーであれば、強い汚れも落とせるので、つまり予防に大きな効果が期待できます。

ただし、あくまでも予防のためのものなので、定期的な清掃の際や水の流れが悪くなり始めた段階など、適切なタイミングで活用してみてください。

部品が正しくついているかチェックする

グリストラップの部品が正しくついているかもチェックしておきましょう。グリストラップは3槽構造になっており、適切に排水するために、それぞれが重要な役割を果たしています。

主な重要な部品としては、生ごみを受ける「バスケット」槽をへだてる「仕切り板」や、油脂分を取り除いた水を流す「トラップ管」などです。

部品が正しくついていないと、水と油脂分が分離されません。つまりを引き起こす要因になるので、正しい位置についているか確認してみてください。

グリストラップの状態を確認する

飲食店を居抜き店舗で開業する際、前の飲食店のグリストラップをそのまま使用するのであれば、状態を確認しておきましょう。

もし、前の店舗が清掃やメンテナンスを怠っていた場合は、すぐにつまる可能性もあります。開店してすぐにグリストラップがつまって、営業に支障をきたすようでは困りものです。

すでに設置済みという点では居抜き店舗は便利ですが、開店時につまりの対処で手間を取られないよう、事前に確認しておいてください。

グリストラップのつまりで困ったら…緊急対応もプロにお任せ!

グリストラップのつまりの対処に困った際や、迅速な対処が必要な時は、プロの業者に依頼しましょう。プロの業者なら、スピーディーかつ的確につまりを解消してくれます。

自身での対処は、やり方によっては状態を悪化させる可能性もあるので、無理は禁物です。

マルキンクリーン』では、さまざまな水道トラブルに対応しており、対応エリアであれば最短30分で駆けつけます。飲食店などでグリストラップのつまりをすぐに解消したい際には、ぜひご相談ください。

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FAQグリストラップのつまりに関するよくある質問
グリストラップの詰まりの原因は何ですか?
主に以下の3つです。 ・生ごみ ・油汚れ ・異物が混入するケース
グリストラップの詰まりを解消する方法を教えてください。
以下の6つで解消できる可能性があります。 ・バスケット内を清掃する ・ラバーカップを使う ・固まっている油を除去する ・専用洗剤を使用する ・ワイヤーブラシを使う ・高圧洗浄する
グリストラップの詰まりを予防する方法はありますか?
以下の4つの方法があります。 ・定期的なグリストラップの清掃 ・業務用パイプクリーナーを使う ・部品が正しくついているかチェックする ・グリストラップの状態を確認する(居抜き店舗の場合)

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