トイレタンクの防露材は交換できる?結露防止の方法・応急処置も解説

この記事では、防露タンクや防露便器の交換について徹底解説します。

トイレタンク内の防露材が劣化すると、トイレ全体に不具合が生じてしまいます。防露材は交換ができないので、トイレタンクの交換が必要。そこで、気になる費用について紹介します。

あわせて、とりあえずの防露方法もお伝えするので、トイレタンクをすぐには交換できない場合もぜひご活用ください。

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トイレタンクの防露材は交換できない【2つの方法と費用】

トイレタンクの防露材は、交換できませんが、放置すると結露によるトラブルが生じます。防露材は交換できないので、タンクの交換が必要です。

ただし、タンクのみの交換ができないタイプもあります。

  • トイレタンクを交換する
  • トイレタンクと便器を交換する

上記の2つのケースに分けて、費用などを解説します。

トイレタンクを交換する

タンクのあるトイレの種類は、次の2種類です。

  • 一体型タンク
  • 分離型タンク

分離型は、タンクと便器を別々に設置しているタイプで、組み合わせ型とも呼ばれます。分離型タンクなら、タンクのみの交換が可能です。

トイレタンクのみの交換費用は、40,000〜90,000円。一方の作業料金は、20,000円〜30,000円ほど。割合として大きいタンク本体価格が全体の費用に強く影響します。

トイレタンクのみの交換については、以下の記事を参考にしてください。

防露タンクとは

防露タンクとは、タンク内に防露材を設置して結露ができないようにしたタンクです。現在では、空気層を陶器と陶器の間に作って結露を防止するタイプも販売されています。

トイレタンクだけでは交換できないケース

トイレタンクのみの交換ができないケースは、以下のとおりです。

  • 一体型タンク
  • 古い型の便器で設置できるタンクがない

タンクのみ交換できるケースでも、以下の場合は便器とトイレタンク両方の交換がおすすめです。

  • 便器も防露タイプにしたい
  • タンクと便器の色が微妙に異なる
  • タンクレストイレにしたい
  • 便器もかなり古く、汚れが取れない

最新の便器は、掃除のしやすさも加味されています。

便器・タンクの交換費用は、50,000〜300,000円です。また、タンクトイレは、100,000円〜300,000円に手洗い器設置費用が加わります。

以下の記事で、タンク内の発泡スチロールに不具合があった場合の対処法を解説しています。あわせて、参考にしてください。

防露材搭載のトイレタンク交換までの応急処置

トイレタンクの交換は、費用がかかるのですぐにできない場合もあるでしょう。

防露材搭載トイレタンクに交換するまでの応急処置を紹介するので、参考にしてください。

応急処置は、以下の4つの方法です。

  • 膨張した防露材を切り取る
  • 防露スプレーを吹き付ける
  • タンクカバーをつける
  • 除湿剤を設置する

それぞれについて、説明します。

膨張した防露材を切り取る

防露材が膨張して、トイレタンク内の部品が機能しないケースがあります。特に、ボールタップを押した状態が続くと、水が止まらないので迅速な対応が必要です。

鋭利なカッターナイフを使って、タンク内の部品を押している箇所を慎重に削り取ります。その際、タンク内の別の部品を押して、壊さないよう注意しましょう。

防露スプレーを吹き付ける

防露スプレーは、タンクの表面に吹きつけて防露剤をコーティングするアイテムです。シリコン、界面活性剤が主な成分です。ほとんどの製品が無香料なので人工的香りに敏感な方も、利用できます。

製品によって異なりますが、スプレーして14日〜30日間ほど、防露効果が続きます。トイレ以外に、窓など結露しやすい箇所にも使えます。

タンクカバーをつける

床が濡れないように、便器メーカーのトイレ用結露防止カバーを販売しています。概ね1,000円〜で購入でき、さまざまな型番に対応しているタンクカバーがほとんどです。

購入が難しい場合は、結露防止シートやプチプチと呼ばれる気泡緩衝材を貼り付けても、結露を防止できます。

除湿剤を設置する

結露は湿気が高い環境でできやすいので、湿気を抑えることが大切です。

湿気を抑えるために、換気しましょう。ただし、窓を開けっぱなしにできない冬は、除湿剤の設置がおすすめです。

除湿剤は、トイレタンクを交換したあとも使い続けると結露やカビを防止できます。

トイレタンクの防露材とは【大事な役割】

交換できないトイレタンクの防露材の重要性について、解説します。そのままにしてしまうと、さまざまなトラブルが発生するリスクがあるので、対処が必要です。

防露材や結露について、簡単に説明するので、参考にしてください。

結露ができない環境を作る

防露材は、結露が起きないためにトイレタンク内に貼り付けられています。素材は、主に次の2種類です。

  • ウレタン
  • 発泡スチロール

2種類とも断熱材としてもよく利用される素材です。

水の中で劣化し膨らんでいくため、現在では、空気層をトイレタンクの陶器に作っている防露システムが主流になりつつあります。

結露ができる原因

トイレで結露ができやすくなる原因は次の3つです。

  • トイレタンク・便器内の水と気温の差が激しい
  • 部屋の湿度が高い
  • 換気していない

トイレタンクには、外から冷たい水が入ってくるため、冬になると特に気温差が激しくなります。また、梅雨時は湿気が高くなり、雨の日は窓を開けないことがほとんどです。

上記の理由から、冬と梅雨に結露が発生しやすい環境になります。

結露を放置するリスク

結露によるリスクは、以下の2つです。

  • 高湿気
  • 水だれ

高湿気により、次のような被害が生じます。

  • カビの増殖
  • カビを餌にするチャタテムシやダニといった害虫の増殖
  • 金属のサビ(ドアや接続部のボルトなど)

カビや害虫の増殖で、アレルギーなどの健康被害が生じることも問題です。

また、水だれが起きて、常に床材などが劣化したり、剥がれたりします。

防露材つきトイレタンクに交換しても結露対策は必須

防露剤付きトイレタンクに交換しても、完全に結露ができなくなるわけではありません。特に、梅雨や冬は、以下のような結露対策が必要です。

  • 耐水性のある床材にする
  • こまめに拭き取る
  • 換気する

それでは、順に説明します。

耐水性のある床材にする

万が一、水だれが起きたときのために、耐水性のある床材に交換しましょう。特に便器まで交換した場合は、トイレ全体のリフォームをすると気持ち良い空間も作れます。

おすすめは以下のような床材です。

  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • セラミック・磁器タイル

クッションフロアは塩化ビニール製、フロアタイルはポリ塩化ビニール製です。

こまめに拭き取る

結露が生じるたびに、すぐに拭き取るようにしましょう。拭き取るための乾いた雑巾を、常にトイレ内に用意しておくと安心です。

ついでに掃除もすれば一石二鳥。トイレを常に清潔に利用できます。

換気する

以下のような方法で、トイレ室内の換気をして、結露を防止しましょう。

  • 換気扇を回す
  • 窓を開ける

換気扇や窓のないマンションなどのトイレなら、ドアを開けておいても良いでしょう。また、除湿剤や除湿器の利用もおすすめです。

トイレタンクの防露材の劣化でお困りなら

トイレタンクの防露材の交換について説明しました。

床が最近濡れているのは、防露材の劣化が考えられますが、もしかしたら、水漏れかもしれません。どちらなのか不安な場合は、水道修理業者に相談してください。

防露タンクの交換か水漏れ修理か、プロの業者なら原因を特定して適切な対応方法を見つけてくれます。

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FAQトイレタンクの防露材交換についてのよくある質問
トイレタンクの防露材は交換できますか?
トイレタンクの防露剤の交換はできません。トイレタンクの交換が必要です。
防露材が劣化して結露している場合の対処法は?
トイレタンクに、結露防止用のスプレーでコーティングしたり、結露防止シートを貼り付けたりしてください。
トイレタンクの交換費用はどのくらいですか?
作業料金は、2万円〜3万円が相場料金です。これにタンクの本体価格が加算されて、約4万円〜10万円になります。タンクの種類で、交換費用が変わります。

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