オール電化の家でお湯が出ない原因は?4つの確認事項と対処法
オール電化の家でお湯が出ないときは、まず原因を探しましょう。
なぜなら、原因ごとに対処法が変わってくるからです。
本記事では、オール電化でお湯が出ないときの原因、確認事項、対処法について詳しく解説します。「修理するか否か」の判断基準についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
オール電化でお湯が出なくなる原因
オール電化でお湯が出なくなる原因は、主に以下5つの原因が考えられます。
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
他の水栓(蛇口)からは出る | 蛇口の不具合 |
給湯配管の水漏れ | 漏水 |
溜めたお湯がいつもより多い/少ない | お湯の使いすぎ |
蛇口の不具合でも漏水でもない | 給湯器の故障 |
気温が低い冬場の朝 | 給水管が凍結している |
それぞれの原因について解説します。
蛇口の不具合
蛇口の不具合によってお湯が出ないケースもあります。
蛇口の不具合が原因の場合は、他の水栓からはお湯が出るのが特徴です。蛇口の不具合は気付きにくく、原因不明だとして途方に暮れてしまう人も。
たとえば、蛇口側の湯水調整が上手くいっていないこともあります。その蛇口だけでお湯が出なくなっていないか、確認してみてください。
漏水でお湯がなくなる
給湯器本体や、給湯配管の劣化などによる漏水が原因でお湯がなくなっており、蛇口からお湯が出なくなるケースもあります。
水道メーターを確認すれば漏水しているかどうかが確認できます。
もし、水道を流していないのに水道メーターが回っていれば、機器本体または配管から漏水していると見て間違いないでしょう。
お湯を使いすぎた
単純にお湯の使いすぎてタンクの残湯量が急に減ったことによる「お湯切れ」が原因のケースも。
たとえば、親戚の集まりや友人の宿泊など、想定されていない大人数の使用でよく起こります。
お湯を使う量が多くなりそうな日には、普段よりもあらかじめ多めに設定しておくことでお湯切れを防げます。
給湯器の故障
当然ながら、給湯機本体が故障すればお湯は出てきません。
もしくは、混合弁の不具合が原因でお湯が出てこないというケースも。お湯だけでなく水も出ないとなれば、重度の故障が考えられます。
なるべく早めにメーカーや業者に問い合わせるようにしましょう。
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給水管が凍結している
お湯が出ないのが冬場の冷え込んだ朝である場合、給水管凍結の可能性が高いです。
配管が凍結した場合、お湯だけでなく水も出なくなります。もし配管が凍結した場合、混合栓のお湯側を少し開き、自然解凍を待ちましょう。
配管が露出されている場合は、保温材にタオルをかぶせてぬるま湯をかけると溶けるのが早まります。
この時、熱湯をかけると配管が破裂する可能性もあるため、お湯の温度には注意が必要です。
オール電化でお湯が出なくなった時の4つの確認事項
オール電化でお湯が出なくなった場合、まずは以下4つの項目を確認してください。
- 水が出るかどうか
- タンクにお湯が残っているか
- 給湯器周辺で水漏れしていないか
- 水道メーターが回っていないか
これらに該当する場合の考えられる原因について、それぞれ解説します。
水が出るかどうか
お湯だけでなく水も出ない場合には、断水や凍結、もしくは配管のトラブルが原因である可能性が高いでしょう。
ただ凍結しているだけであれば、気温の上昇とともに凍結が溶け、お湯が使えるようになります。しかし、凍結の場合、水が氷となって膨張し、配管に亀裂を生じさせている場合もあります。
お湯が出るようになったら、水道メーターを確認して、漏水していないか確認するようにしましょう。
タンクにお湯が残っているか
台所、またはお風呂リモコンの残湯量を確認しましょう。
もしお湯が残っている場合は、他の蛇口からお湯が出るのかどうかを確認してください。この場合は、機器本体の故障ではなく、蛇口本体に原因があるかもしれません。
しかし、残湯量がない場合は、単純にお湯の使いすぎが原因のケースもあります。特に使いすぎてないのであれば、漏水や故障を疑いましょう。
給湯器周辺で水漏れしていないか
残湯量が少ない場合は、給湯機の周辺で水漏れしていないかどうかも確認しましょう。
タンクの下が濡れている、もしくはヒートポンプを繋ぐ配管から水漏れしている場合は、漏水が原因である可能性が高いです。この場合は、給湯機に繋ぐ給水配管の止水栓を閉め、水漏れが止まるかどうかを確認してください。
もし水漏れしてる場合は「シャー」と水が流れるような音が聞こえるでしょう。
水道メーターが回っていないか
配管で漏水しているかどうかは、水道メーターで確認できます。
家の中で水を使用していない状態で、給湯機の止水栓を閉めてから水道メーターを確認しましょう。この際、メーターが廻っていれば給水配管での漏水が考えられます。
メーターが廻っていない場合には給湯機の止水栓を開け、タンクに水が流れるようにしてから再度水道メーターを確認してください。メーターが廻っていれば給湯配管で漏水している可能性が高いでしょう。
給湯機の止水栓を締め直してから、給湯配管の漏水を止めて修理手配をしてください。
オール電化でお湯が出なくなった時の対処法
オール電化でお湯が出なくなった際、以下2つの対処法を試してください。
- リモコンで沸き増しをする
- リモコンにエラーが表示されたら説明書に従う
それぞれについて解説します。
リモコンで沸き増しをする
残湯量がなくなっている場合は、リモコンで沸き上げの機能を使用しましょう。
台所にあるリモコンに「沸き増し」や「満タン」といった選択肢が出てくるので、それを押してしばらく待ってみてください。
また、毎日のようにお湯が足りなくなってしまうのであれば、お湯の量を「自動」「おまかせ」といった設定ではなく、「多め」で設定しておくといいでしょう。
ただし、日中に沸き増しばかり行うと電気代が余計にかかってしまうので、沸き増しの時間には注意が必要です。
リモコンにエラーが表示されたら説明書に従う
エラーが表示されていれば、メーカーの説明書を見て対処法を確認しましょう。
オール電化でお湯が出ない場合、お湯切れのケースも案外多いです。お湯切れの表示が出ているなら、沸き上げ運転をするだけでいいですが、エラーは単純な不具合で表示されることもあります。
その場合は、本体のブレーカーを落とし、15分後ほど経った後、再度ブレーカーを上げて電源を入れることで解消する可能性があります。
それでもエラー表示が無くならない場合は、故障の可能性が疑われるため、専門業者に連絡しましょう。
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お湯が出せない給湯器は修理?交換?2つの判断基準【オール電化の場合】
お湯が出なくなった給湯器は修理するのか、交換した方がいいのか、以下の2点を基準に考えてください。
- 設置年数と耐用年数を確認する
- 保証期間中かどうかを確認する
それぞれの判断基準について解説します。
設置年数と耐用年数を確認する
今使用している給湯機をいつ設置したのか確認してみましょう。
オール電化住宅の場合、電気給湯機は15~20年、エコキュートは10年ほどが耐用年数と言われています。
両者とも、耐用年数を超えると消耗部品の劣化から故障する可能性が高くなっていきます。
また、10年以上にもなると、メーカーが修理部品を保有していない可能性もあるため、まずは修理部品の有無を確認しましょう。そのうえで、修理にどのくらいの費用がかかるのかを確認してから、修理するのか、新品と交換するのかなどを検討してください。
もし、設置時期が不明である場合は、タンク本体の銘板を確認します。銘板には、製造年が記載されている場合が多いため、経年のおおよその年数を判断できるでしょう。
保証期間中かどうかを確認する
故障かなと思った時期が保証期間中であるかどうかを確認しましょう。
目安としては、設置年数が10年未満であれば補償期間内である可能性があります。
電気温水器の無償保証期間は本体が1年から2年、貯湯ユニットは5年ほど。エコキュートの場合も同様です。
そこから延長保証をつけて、10年の補償期間を設けているケースが多いでしょう。延長保証をつけている場合は、設置業者または延長保証会社に修理の依頼をします。
この際、設置業者や延長保証業者ではなく、直接メーカーに修理依頼すると、延長保証期間中であっても、修理費用がかかる可能性があるので注意が必要です。
オール電化でお湯が出ないと生活が大変!まずは専門業者に相談を
オール電化のお湯が出ない時には、専門業者にご相談ください。一般の方ではわからない原因もありますので、専門業者に任せた方が迅速に対応できます。
また、原因が明確になっても無理に直そうとしてトラブルを悪化させる可能性があります。
私たち『マルキンクリーン』は、ご相談をいただきましたら迅速に駆け付けて対応いたします。地域密着の業者ですので、水回りのお悩みでしたらどんな相談もお聞かせください。
- オール電化でお湯が出なくなる原因はなんですか?
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蛇口・給湯配管など、箇所によって原因は異なります。
- オール電化でお湯が出なくなった場合、何を確認すればいいですか?
-
「水が出るかどうか・タンクにお湯が残っているか・給湯器周辺で水漏れしていないか・水道メーターが回っていないか」の4つを確認してください。
- オール電化でお湯が出なくなった時の対処法を教えてください。
-
「リモコンで沸き増しをする」、「リモコンにエラーが表示されたら説明書に従う」の2つを試してみてください。
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