エコキュートの水漏れサインとは?適切な対処法や修理費用の相場も解説
この記事では、エコキュートの水漏れが疑われるサインや対処法などを紹介します。
エコキュートの水漏れを放置すると、被害が拡大し、水道や電気代が高くなる可能性があるため、早めの対処が必要です。
とはいえ、水漏れと断定できるのか、まず何をすればいいのか、どこに相談したらいいのかなど疑問が湧いてきますよね。
そこで、対処が必要なケース・不要なケースや、修理費用の相場なども解説します。水漏れ時の適切な応急処置や、注意点なども理解できるので、修理を依頼をする前に、ぜひご一読ください。
エコキュートの水漏れが疑われるサインとは?
エコキュートの水漏れの兆候には、以下のとおりで、これらのサインに早めに気付くことが重要です。
- お湯切れのエラーコードが出る
- 水やお湯が出なくなる
- 異音が聞こえる
- エコキュートの周辺が濡れている
- 水道代や電気代が急に上昇した
順番に見ていきましょう。
お湯切れのエラーコードが出る
エコキュートの水漏れを感知した際の主なエラーコードは、以下のとおりです。
- コロナE37:漏水検知
- 三菱F08:貯湯ユニット内部での水漏れ
- PanasonicF17:漏水検知
上記以外にも、水漏れが疑われるエラーコードが表示される場合があります。
具体的なエラーコードの内容は、お手持ちの取扱説明書やメーカーの公式サイトを確認するか、販売店への相談が最善です。
水やお湯が出なくなる
水やお湯が出なくなった場合、以下のトラブルが発生している可能性があります。
- 配管の破損
- 貯湯タンクの異常
- ヒートポンプユニットの故障
- センサーの異常
エコキュートの水漏れ原因はさまざまで、緊急性が高い場合もあるため、自己判断せず早めに専門家へ相談するのが賢明です。
異音が聞こえる
エコキュートから異音が聞こえた場合も、水漏れが疑われます。
本体のヒートポンプユニット内のファンの故障や、異物が詰まっている可能性が少なくありません。この場合は、メーカーや販売店に相談すると解決します。
寒冷地では、結露や凍結により異音が発生する場合も。これは一時的な症状であり、気温が上昇すれば解消されます。
エコキュートの周辺が濡れている
エコキュートの周辺を確認し、地面が濡れている場合は水漏れが疑われます。
ヒートポンプの結露や貯湯タンクの排水での水濡れ(みずぬれ)は、一時的なものであるため問題ありません。
しかし濡れた状態が続いている場合、水漏れの可能性が高くなります。とくに配管の水漏れが心配されるときは、早急に業者へ点検を依頼しましょう。
水道代や電気代が急に上昇した
水道代や電気代が例月よりも異常に高い場合も、エコキュートの水漏れが考えられます。水漏れにより給水が絶え間なく供給され続け、これが水道代の増加につながるのです。
水漏れで給湯の効率も低下し、常に追加のお湯を作ろうとするため、電気代も増加します。
例年と比べ水道・電気代が高くなっていると感じたら、エコキュートの水漏れも疑ってみましょう。
エコキュートの水漏れ対処法は?不要なケースも
エコキュートが水漏れしても、必ずしも業者を呼ぶ必要はありません。
ここでは、エコキュートの水漏れ時に対処が必要なケースと不要なケースを紹介します。
対処が必要なケース
対処が必要なケースは、「貯湯ユニットやヒートポンプユニット」や「配管から」の水漏れ
です。この二つは部品の劣化や破損ですので、速やかに専門家へ点検を依頼しましょう。
水漏れの原因がエコキュート本体の場合は、メーカーや販売店へ。配管の損傷の場合は、水道修理業者へ相談するのが一般的です。
依頼先を誤ると無駄な点検や出張費がかかったり、復旧しなかったり、時間と労力がかかるため依頼先はしっかり確認しましょう。
H3見出し②対処が不要なケース
エコキュートの水漏れが疑われる場合でも、以下の症状の時は一時的なものであり修理は不要です。
- 凍結や結露による一時的な症状
- 長期不使用後の再稼働
凍結や結露による水濡れは、前述したとおり気温が上昇すれば解消されます。
長期不使用後の再稼働は、とくに水抜き栓内部の水漏れであれば減圧による調整ですので、時間が経てばおさまります。
エコキュート水漏れ時の適切な応急処置
エコキュートの水漏れで対処が必要な場合、応急処置を施すと被害の拡大や費用の増加を防げます。
エコキュートの水漏れ時の適切な応急処置の流れは、以下のとおりです。
ステップ① エコキュートの電源をオフにする
安全のため、貯湯タンクにある電源をOFFにします。
ステップ② 本体のブレーカーを落とす
リモコンの操作がうまくできなかったり、反応しなかったりする場合は、本体のブレーカーを落とす方法も有効です。
ステップ③ 止水栓を閉める
水の供給を止めることで、被害の拡大や水道代を抑えることができます。
ステップ④ エコキュートのコンセントを抜く
リモコンで電源をオフにできなかった場合、コンセントを抜く方法も一つです。
ステップ⑤ 水漏れの原因を特定する
水漏れの原因が特定できれば、適切な対処ができます。
しかしエコキュートの水漏れの原因は、自分で判断が付かないケースも多く、業者を呼ぶ方が早くて確実です。
これらの応急処置を行うことで、業者に修理を依頼した際の修理費用や、水道・電気代などを抑えられる可能性があります。
エコキュートの水漏れ原因
エコキュートの水漏れは、原因によって対処法が異なります。
ここでは、エコキュートの主な水漏れ原因を3つ紹介するので、参考にしてください。
- 本体内部の劣化や損傷
- 配管の破損や接続不良
- 経年劣化による寿命
一つひとつ見ていきましょう。
本体内部の劣化や損傷
貯湯ユニットやヒートポンプユニットの劣化や損傷は、エコキュートの水漏れを招きます。
これらは、定期的なメンテナンスを怠っていた場合に起こりやすいトラブルです。
例えば、貯湯タンクにたまる水道水には微量の不純物が含まれています。これらの不純物が蓄積して沈殿物になると、詰まりや水漏れのリスクが高くなります。また、浴槽につながる配管やフィルターなども、定期的な清掃が必要です。
エコキュートの詳しいメンテナンス方法については、お手持ちの説明書やメーカーの公式サイトで確認できます。
配管の破損や接続不良
エコキュートの水漏れは、配管の破損や接続不良も大きく影響します。とくに、寒冷地では凍結による水漏れに注意が必要です。
配管の破損や接続不良による水漏れは、エラー表示がでないケースも多く、対処に困る人も多いでしょう。
水やお湯がでない、湯張りや追い焚きができないなどの症状が起きたら、エコキュート周辺の水漏れも疑ってみてください。
経年劣化による寿命
エコキュート内部の部品が劣化すると、水漏れを起こす恐れがあります。
エコキュートの寿命は、10~15年程度と言われており、使用頻度や設置場所、メンテナンスの状態により早まる場合も多いです。
本体の基盤が損傷した場合は、修理より交換のほうがお得になるケースも。高額な修理代を支払って修理しても、数年後に再び故障するケースは珍しくありません。
修理か交換かで迷ったら、メーカーや販売店、水道修理業者などに相談しましょう。
エコキュートの水漏れ修理を業者に依頼した際の費用相場
エコキュートの水漏れ修理は作業内容によって異なりますが、ここでは、一般的な修理費用の目安をお伝えします。
修理内容 | 修理費用相場 | 依頼先 |
---|---|---|
エコキュート内のポンプやバルブの修理 | 13,000~20,000円 | メーカー修理 |
室外機ヒートポンプの修理 | 20,000~80,000円 | メーカー修理 |
室外機ヒートポンプユニット内部の冷媒回路故障の修理 | 150,000~250,000円 | メーカー修理 |
パイプや配管の交換や補修 | 4,000~8,000円 | 水道修理業者 |
上記のように、作業内容によって依頼先が異なります。メーカーに修理を依頼する際は、出張費用が4,000〜6,000円程度かかる点も考慮しなければなりません。
配管の水漏れは水道修理業者に依頼するのが通常ですが、業者によって料金体系や緊急対応の可否が異なるため、業者選びも重要です。
エコキュートの水漏れで水道料金の上昇が心配な方は、下記記事もあわせてご覧ください。
エコキュートが水漏れした際の注意点
最後に、エコキュートが水漏れした際の注意点を3つ解説します。
- 水漏れを放置しない
- 保証内容を確認する
- 対処に迷ったらすぐに業者に相談する
一つひとつ、見ていきましょう。
水漏れを放置しない
エコキュートの水漏れを放置すると、本体へダメージを与え、劣化や故障を早めます。
電気部分に水が侵入し、ショートする危険性もあり、これにより火災や電気事故につながる恐れもあるでしょう。家屋の壁や基礎部分にまで影響が及べば、高額な修繕費用が発生します。
トラブルに気づいた時点で水道修理業者やメーカー、販売店に相談すれば、水漏れによる被害を最小限に抑えられるでしょう。
保証内容を確認する
エコキュートには、メーカーや販売店独自の保証が付いています。保証期間内の機器故障は、条件によりますが無償で対応してもらえます。
従来は1〜2年のメーカー保証しか付いていませんでしたが、近年では10年保証が付いている販売店も少なくありません。
修理を依頼する際は保証の有無を確認し、有効活用しましょう。
対処に迷ったらすぐに業者に相談する
エコキュートの水漏れに少しでも迷ったら、自分で対処するのはおすすめできません。
水漏れ修理は、専門的な知識や技術が必要であり、誤った対処が機器に悪影響を与える可能性があるからです。状況を悪化させると、修理費用が増加し、安全上のリスクが生じる場合も。
エコキュートの水漏れにはプロの専門家に相談し、修理や点検を依頼することが重要です。
エコキュートの水漏れ|配管修理は水道局指定工事店にお任せ
- エコキュートの水漏れ箇所を特定する方法は?
-
エコキュート本体の周囲を注意深く観察し、地面が濡れていないか確認します。給水・給湯配管、タンク、排水パイプなども点検しましょう。
- エコキュートの水漏れが分かったらどうしたらいいですか?
-
まずは、水が電気機器に触れないよう電源を切ります。次に、漏水箇所がエコキュート本体か給水・給湯配管からなのか特定し、速やかにメーカーや修理業者に点検を依頼しましょう。
- エコキュートの修理はどこに依頼すればいいですか?
-
給湯器本体の修理はメーカーのサポートセンターへ、給水・給湯配管は水道局指定工事店へ相談するのが通常です。
- エコキュートの水漏れ修理はどれくらいですか?
-
水漏れ箇所や被害の規模によっても異なりますが、簡単な修理なら4,000~8,000円程度です。業者によっても費用が変動するため、見積もりを依頼しましょう。
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