エコキュートが壊れたと思ったら!チェック箇所は?【トラブル・故障時の対処法まで徹底解説】

エコキュートが壊れたかなと思ったときに、チェックしたいことを解説します。原因によっては、簡単に解決する場合も。あわてず、一つずつ確認していきましょう。

すみやかに業者修理を依頼すべきケースも解説するので、迷っている方は参考にしてください。修理料金の相場や安く修理を依頼するコツもあわせてご紹介します。

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エコキュートが壊れた!トラブル時のチェックポイント【故障?軽いエラー?】

エコキュートが壊れたかなと思った際に、チェックするポイントを解説します。

チェックすべきポイントの確認手順を、簡単にテーブルにしたので参考にしてみてください(左から右に進みます)。下記以外に、エコキュートを設置してからの年数も、重要なポイントです。

確認ステップ1 確認ステップ2 確認ステップ3
「水は出る?」 YES

→「全ての水栓で
お湯が出ない?」

YES


・「スイッチがオンになっている?」
・「エラーコードが出ている?」
・「配管からの水漏れはない?」

NO


・「全ての水栓でお湯がぬるい?」
・「全ての水栓で温度が一定ではない?」
・「浴槽のお湯があふれる?」
・「一部の水栓のみ問題あり?」

NO

→「水道の元栓は閉まっている?」

NO

→「断水もしくは
給水管・エコキュートの凍結ではないか?」

それぞれについて、修理が必要なのか、ご自分でも対応可能なのかを解説していきます。

水は出る?

水栓から水が出るかを確認してみましょう。お湯だけではなく、水も出ないのなら、まずは水道の元栓が閉まっていないか見てみましょう。検査やトイレの掃除等でうっかり元栓を閉めているのかもしれません。

元栓に問題ないなら、凍結や断水の可能性も。寒い時期ならエコキュートが凍結している可能性があります。また、断水しているかもしれないので、ご近所の方に確認してください。

エコキュートの給水管・給湯管が凍結しているなら、自然解凍がおすすめです。しかし、すぐに使用したい場合は、給水管にタオルを巻いて、50度程度のお湯をかけて解凍しましょう。ただし、熱湯を使うと配管が破裂する可能性があるので使用NGです。

住宅内の全ての水栓でお湯が出ない?

住宅全体の水栓からお湯が出ないのなら、以下の原因が考えられます。

  • 湯切れ
  • 貯湯タンクの水漏れ(お湯切れになりやすい)
  • 電源が入っていない

湯切れの場合は、「沸き増し」ボタンを押して沸き増し運転をします。貯湯タンクの水漏れは、タンクの交換が必要です。設置して5年以内なら、タンクは保証期間内なので、無料で交換できます。

もし浴室だけに問題がある場合は、エコキュートの以下の部品の故障も考えられます。

  • 湯はり混合弁
  • 水量センサー
  • 湯はり電磁弁
  • サーミスタ

部品交換が必要なら、水道修理業者やメーカーのお客様相談室に問い合わせが必要です。

スイッチがオンになっている?

何らかの原因で電源が入っていないと、エコキュートは機能しません。以下を確認して、電源を入れましょう。

  • ブレーカーが落ちていないか
  • コンセントが抜けていないか
  • リモコンがOFFになっていないか

ブレーカーを上げる、コンセントを差す、リモコンをONにしてください。

設定温度は適温?

エコキュートのお湯がぬるいと感じたら、設定温度を確認してみましょう。夏場はちょうどいいと感じる温度でも、気温が下がると配管の放熱によってお湯の温度が下がります。

また、サーモスタット水栓のみぬるいお湯が出るのなら、水栓の設定温度に問題があるので、水栓の設定温度を変えましょう。

どちらの設定温度を上げてみても、解決しなかったら故障の可能性があります。

お湯の温度は一定?

お湯の温度が安定しないのは、住宅の水栓全部なのか、シャワーなど一部の水栓だけなのかで原因が異なります。

シャワーを使っているときなど、一部の水栓で問題があるなら、エコキュートではなく水栓に問題があります。一方、どの水栓でも温度が一定しないならエコキュートの故障です。

浴槽のお湯があふれる?

お湯張り設定で、適切なお湯の量になると自動的に止まるはずです。しかし、給湯が止まらず、お湯が溢れてくる原因は、以下のとおりです。

  • 浴槽が空になってなかった
  • 浴槽への循環口の汚れ
  • 水位設定の仕方
  • 水位センサーの故障

まずは、以下の手順で、浴槽の循環口に取り付けられているフィルター掃除をしてみましょう。

  1. フィルターを左に回して取り外す
  2. フィルターを古い歯ブラシなどで汚れを取り除く
  3. フィルターを設置し直す

このケースでは、フィルターの汚れが原因で、お湯張りが正常に機能しない可能性が高いです。フィルターの掃除後、水位設定を確認してもう一度お湯張りをしてください。

エラーコードが出ている?

エコキュートのリモコンにエラーコードが表示されていたら、説明書や公式サイトを読んで、解除します。まれに説明書に記載のないエラーコードが表示されることも。対応方法がわからないエラーコードは、メーカーに問い合わせが必要です。

エラーコードを解除しても、すぐに同じエラーコードが表示されるなら、故障している可能性があります。

配管からの水漏れはない?

エコキュート本体に問題がなくても、配管の水漏れがあるとエコキュートは正常に機能しません。配管に水漏れがないか確認しましょう。水道料金が急に高くなったなど、思い当たることはないでしょうか?

水漏れの確認方法は以下の通りです。

  1. 住宅内のすべての蛇口を閉める
  2. 水道メーターのパイロットが動いていないか確認する

パイロットが動いていれば、どこかで水漏れがあります。漏水の点検を水道修理業者に依頼しましょう。

エコキュートを設置して何年?

不具合があるなら、エコキュートをいつ設置したのか、領収書等で確認しましょう。メーカーの保証期間は、概ね以下の通りです。

エコキュートの部位 保証期間
本体 1年〜5年
リモコン 1年〜5年
ヒートポンプ 2年〜3年(部品による)
貯湯タンク 5年

メーカーによって異なるので、保証書をチェックしましょう。別途、延長保証の契約をしていれば、さらに長期間の保証があります。保証期間中なら、メーカーに問い合わせて無料で対応してもらえます。

エコキュートの耐用年数は10年〜15年です。使い方や設置場所にもよりますが、10年以上なら寿命が交換を検討したほうがいい場合もあります。

エコキュートが壊れたら【故障箇所の修理?丸ごと交換どっち?】

エコキュートに不具合が生じた場合に、交換すべき3つのケースは以下のとおりです。

  • 設置して10年以上なら交換
  • エラー表示が繰り返されるなら交換
  • 修理の見積もり金額が高額なら交換

エコキュートは修理代も高額になるので、修理か交換かの見極めはとても重要です。

上記3つのケースで修理すると、修理代が高額になるだけではなく、修理後も次々と別の箇所でトラブルが起きる可能性があります。

設置して10年以上なら交換

エコキュートは、一般的に使用されるようになって日の浅い製品なので、寿命がどのくらいかはまだはっきりとはわかっていません。

しかし、一般的に10年以上使用すると、不具合の発生が増えてきます。10~15年で、不具合が生じ始めたら、修理より交換の方がおすすめです。

エラー表示が繰り返されるなら交換

エコキュートのリモコンにエラーコードの表示が繰り返されるなら、交換した方がいいでしょう。解除しても同じエラーコードが表示されるなら、寿命が近くなった可能性があります。

問題箇所を修理しても、別の箇所の不具合がすぐに起きるかもしれません。

修理の見積もり金額が高額なら交換

エコキュートの修理は、部品によってはかなり高額です。たとえば、三方弁交換で2万円から4万円、基板交換で、4万円から5万円ほどの費用がかかります。

見積もりをしてもらって、交換するかどうか検討してください。見積もりは、複数の業者にしてもらいましょう。適切な修理方法と料金がわかります。

エコキュートが壊れたときの修理料金相場【故障ケース別】

エコキュートの修理費用の料金相場をご紹介します。

エコキュートの修理作業 エコキュートの修理代相場
パッキン交換 約1万円
ホース交換 7万円〜8万円
ヒートポンプユニット基盤の交換 3万5,000円〜
ヒートポンプユニット本体の交換 8万5,000円~17万円
湯張電磁弁交換 2万6,000円〜3万円
貯湯ユニット基板修理 2万5,000円〜5万円
タンクの水漏れ修理 2万5,000円~4万5,000円
リモコン交換 約3万円
メンテナンス費用 2万円〜3万円

上記はあくまで目安なので、修理を依頼する前に必ず見積もりをしてもらいましょう。

壊れたエコキュートの修理料金を安くする方法【故障でも焦らず!】

エコキュートの修理費用は、高額になりがちです。以下の方法で、少しでも安く修理業者を利用してください。

  • 複数の業者に相見積もりをする
  • 必要な機能だけがついたエコキュートを選ぶ
  • 火災保険が適用できないか確認する

それぞれについて、説明します。

複数の業者に相見積もりをする

見積もり料金が無料の複数業者に、見積もりを依頼しましょう。複数の業者に見積もってもらうと、適切な修理方法がわかります。

業者によっては不要な修理をすすめて、高額請求する場合もあるので注意が必要です。作業内容を丁寧に説明してくれる、誠意ある業者を選びましょう。

必要な機能だけがついたエコキュートを選ぶ

修理内容によっては、必要な機能のみのエコキュートに交換した方が安くなる場合もあります。必要な機能のみのエコキュートの方が、修理代も安く抑えられます。

火災保険が適用できないか確認する

エコキュートは、火災保険で「建物」の一部として扱われます。

  • 強風で飛ばされた
  • 強風で飛んできたものに衝突した
  • 誰かが盗もうとして倒壊した

といった理由で故障した場合に、適用される可能性があります。ただし、契約内容によって異なるので、まずは内容を確認して、わからなければ保険会社に問い合わせましょう。

エコキュートが壊れた原因は?【トラブル再発防止のために】

トラブルが再発しないために、エコキュートの故障原因を知っておきましょう。

  • メーカー非推奨の入浴剤を使用している
  • 環境に合わないエコキュートを設置
  • 長期留守の時に水抜きをしていない
  • メンテナンスをしていない

以上のような原因で壊れることが多い傾向です。

メーカー非推奨の入浴剤を使用している

非推奨の入浴剤の使用は、故障の原因です。各メーカーの公式サイトに、適切ではない入浴剤の種類が紹介されています。

たとえば白くにごるタイプの入浴剤は、ほとんどのメーカーで非推奨です。エコキュートのメーカーによって異なるので、公式サイトで、使用できる入浴剤を確認しましょう。

環境に合わないエコキュートを設置

エコキュートには、環境に合わせた以下のような種類があります。

  • 井戸水用
  • 寒冷地対応
  • 塩害地仕様

井戸の水を使用している方や寒冷地にお住まいの方が、普通タイプのエコキュートを使うとトラブルが起きやすくなります。環境にふさわしいエコキュートを設置しましょう。

長期留守の時に水抜きをしていない

長期間、留守にする場合は、必ず貯湯タンクの水抜きをしてください。放置すると、水質の変化や凍結などによって、故障してしまいます。

長期留守のときは、電源を落とすだけでは不十分です。手間を惜しまずに、水抜きをして出かけましょう。

メンテナンスをしていない

故障なしで長期間、エコキュートを使用するためにはメンテナンスが欠かせません。以下を参考にして、適切なメンテナンスをしてください。

  • 循環口フィルターの清掃(週に1回)
  • 貯湯タンクの水抜き(数ヶ月に1回)
  • 漏電しゃ断器・逃し弁の点検(半年に1回)
  • 給水ストレーナーの点検・清掃(週に1回)

循環口フィルターや給水ストレーナーの清掃は、古い歯ブラシなどを使えば簡単にできます。忘れないように、曜日を決めておきましょう。

エコキュートが壊れたら!トラブル時は落ち着いてプロに相談を

エコキュートが壊れたかなと思ったら、すぐに修理業者への依頼がおすすめです。放置すると、さまざまな問題が併発してしまいます。
また、悪化してしまうと修理代が高くなるので、できるだけ早めに対応しておきましょう。

エコキュート本体の故障なのかどうかわからない場合は、『マルキンクリーン』にご相談ください。宮城・福島対応!地元密着型の水道局指定工事店なので、配管に問題がある場合もすぐに対応可能です。エコキュートがすぐに使えるように、全力で対応いたします。

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FAQエコキュートが壊れたときによくある質問
エコキュートからお湯が出ない原因は?
エコキュートのお湯が出ない原因は、次のことが考えられます。 ・湯切れ ・貯湯タンクの水漏れ(お湯切れになりやすい) ・電源が入っていない ・湯はり混合弁・水量センサー・湯はり電磁弁・サーミスタなどの故障
エコキュートのお湯がぬるいのですが壊れたのでしょうか?
設定温度を確認してみてください。気温が下がってきたら、設定温度を上げたほうが快適です。一部の水栓だけぬるい場合は、水栓に問題がある可能性があります。
エコキュートを壊れたら交換すべきですか?
以下のような場合は、交換がおすすめです。 ・設置して10年以上 ・エラーコードが繰り返し表示される ・修理の見積もり金額が高額 エコキュートの部品交換等は、箇所によって高額になる可能性があります。見積もりをしてもらって、検討してください。

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