水道管凍結時の修理費用相場は?お得な業者の選び方も解説

この記事では、凍結した水道管の解凍を業者依頼した際に必要な料金の目安や、依頼時の注意事項などを解説します。

水が使えなくてお困りの時は、水道修理業者に依頼すれば、短時間で解凍可能です。業者の解凍方法は、下記の2種。それぞれの費用や使い分けをご紹介します。

  • 電気解氷
  • 蒸気解氷

業者に依頼すれば、すぐに水道が使えるようになるだけではなく、自己流でやって水道管を損傷させてしまうリスクも回避できる点が魅力です。

記事後半では、業者の選び方や依頼前にしておきたいことも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

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水道管凍結で解氷作業など修理費用相場

まずは、凍結した際に水道修理業者に依頼した場合の、修理費用相場からご紹介します。解氷作業の方法は以下の2種類がありますが、どちらの方法でもあまり金額は違いません。

  • 電気解氷
  • 蒸気解氷

料金は、以下の一覧表を参考にしてください。

修理料金目安
電気解氷機や高温スチーム機を使った解凍作業 一般的に10,000~20,000円程度
※作業しにくい箇所は30,000円程度になる場合も
水道管が破裂した場合の修理費用の相場 20,000~30,000円程度
※床下・壁内の水道管の場合は30,000~50,000円程度
漏水調査 10,000~30,000円

作業料金以外に、出張費や深夜・早朝、休日の割増料金など、業者によって別料金が発生するケースもあります。問い合わせ時に追加料金があるか必ず確認しておきましょう。

また、水道管の素材により解氷方法が変わります。問い合わせ時に、ご自宅の水道管の素材がわかれば伝えておくと話がスムーズです。

ここから、解氷方法について簡単に説明しておきますので、参考にしてください。

電気解氷

電気解氷機で水道管に電気を通して、発熱させて解氷する方法です。以下のような通電性のある金属製の水道管にしか使えない方法です。

  • 鉄管
  • 銅管

凍結部分が少ないと、3分程度で解氷できるケースもあります。電気解氷機は便利なので、購入を検討する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、経験のない人が使うと、火事の原因になるので、水道修理業者に任せたほうが安全です。

蒸気解氷

蒸気解氷機はスチーム解氷機とも呼ばれ、以下のような通電性のない水道管が凍結した際に利用されます。

  •  ポリ管
  • 塩ビ管

蒸気解氷機で水を沸騰させて生成する蒸気(スチーム)を、配管内に流して解氷していくシステムです。

蒸気が届きにくい場所が凍結していると、時間がかかってしまう可能性があります。

水道管の凍結修理費用が高額になるケース

作業料金の目安で紹介した料金より、著しく高額になってしまうケースがあります。高額になるケースは、以下の通りです。

  • 時間が規定より長くかかった
  • 深夜等に割増料金が発生する業者に依頼した
  • 凍結場所が分かりにくい場所だった

それぞれについて見ていきましょう。

時間が規定より長くかかった

以下のようなことが原因で、作業時間が長引くと料金が高くなります。

  • 凍結している範囲が広い
  • 解凍しにくい場所が凍結している

室内の暖房を強めにして気温を高めにしておくと、時間が短縮できるかもしれません。また、日中に作業してもらう方が、夜間の気温の低い時間帯よりも、作業時間が短くなる可能性があります。

また、解氷しやすいように、水道管の一部を部取り外したり、切断したりが必要な場合も、作業時間が長引くだけではなく、解氷作業以外の料金が上乗せされるので、高額になります。

深夜等に割増料金が発生する業者に依頼した

深夜・早朝・休日に依頼すると、割増料金が加算されると高額になります。業者によって異なりますが、割増料金は以下のような方法で加算されます。

  • 作業料金の50%増
  • 一律8,000円プラス

具体的にどのくらい高くなるのか見てみましょう。作業料金が50%増ですと、20,000円なら30,000円、30,000円なら45,000円です。

普段よりかなり高額になるので、加算されない時間帯に依頼するか、加算しない水道修理業者に依頼しましょう。

凍結場所が分かりにくい場所だった

凍結場所が分かりにくい場所で、壁や天井を剥がす必要がある場合は、高額になります。

壁や天井、床下でも剥がさなくても、解凍作業が可能な場合もあるので、複数の業者に確認して見積もってもらいましょう。

場合によっては、火災保険を利用できます。修理料金が心配な方は、火災保険が適用なるかどうか、以下の記事を参考に確認して見ましょう。

水道管凍結時に修理費用と併せて確認すべきこと

確認

水道修理業者に依頼する前に、以下の点を確認しておくとスムーズです。

  • 本当に凍結で水が出ないのかを確認
  • 水漏れがないか確認
  • 凍結している箇所を確認

それでは、一つずつ説明します。

本当に凍結で水が出ないのかを確認

水が出ないからといって、凍結しているとは限りません。例えば、マンションにお住まいなら、水道が電動で給水している場合があります。吹雪などで停電していて電動の水道が機能しない場合も。

また、断水している可能性もあります。ご近所の人に、水が出ているかを確認してみましょう。停電や断水が原因なら、業者を呼ぶ必要がありません。

水漏れがないか確認

業者に依頼する前に、水漏れを確認しておくとまとめて修理を依頼できます。もちろん、凍結した状態なので、解凍後に水漏れが始まる可能性はあるので、安心はできません。

水漏れの有無の確認の方法は以下の通りです。

  1. 蛇口が全て閉まっているか確認する
  2. 水道メーターのパイロットが回っているか確認する

パイロットが動いていれば、漏水の可能性があります。パイロットは、水道メーターの左下に設置されていることが、多いです。忙しげに何かが動いていたら、漏水を疑いましょう。

ただし、パイロットだけでは、漏水箇所までは分かりません。専門業者に漏水箇所を見つけてもらう必要があります。

凍結箇所を確認

凍結している場所が確認できれば、修理が短時間ですみます。

水が出なくなった蛇口を起点にして、配管を辿ってみてください。水道メーターボックスの周辺や、剥き出しになった水道管などを確認しましょう。

水は出るがお湯が出ないなら、給湯器や給湯器につながった給水管が凍結しているのかもしれません。給湯器に故障があるのではないかと、心配されている方は以下の記事を参考にしてください。

水道管凍結時の業者の選び方【修理費用以外のチェックポイントも】

水道管凍結時に信頼できる水道修理業者の選び方を紹介します。依頼前には、見積もりが必須ですが、修理費用以外にも、チェックしたいポイントがあります。

水道修理業者への依頼で、トラブルにならないためにも、契約前にぜひご一読ください。

解凍作業に対応している

解凍には、専門の機器類が必要です。そのため、業者の中には、対応していない場合もあります。

地域密着型で、寒冷地域の水回りトラブルに対応している業者がおすすめです。地域独自の問題点を把握している業者なら、再発しないための方法まで細かく教えてもらえることもありますよ。

水道局指定工事店である

水道管の凍結した場合は、お住まいの地域で水道局指定工事店に認定されている業者に依頼しましょう。

水道局指定工事店は、以下のような条件をクリアしています。

  • 給水装置工事主任技術者という国家資格を持つスタッフが在籍している
  • 水道管工事に必要な機器をそろえている

水道管のトラブルに対応できると公的に認められているので、安心して任せられます。

すぐに来てくれる

業者に解凍作業を依頼するのは、すぐに水を使いたいからです。すぐに来てくれる業者でなければ、意味がありません。

問い合わせの電話で、何時頃に来てくれるのかを確認しましょう。1〜2時間で来てくれる業者がおすすめです。

修理費用を安く抑えるには?

問い合わせの電話で、以下の料金について確認してください。

  • 出張費
  • 深夜・早朝・休日の割増料金

以上のように作業と関係ない料金がかからないようにすると、費用を抑えられます。加算される可能性と加算されない方法があるのかを確認してください。

ただし、電話で「格安で請け負います」と言われても、過信せずに必ず見積もりを取ってもらいましょう。時間に余裕があれば、複数の業者に相見積もりをしてください。

以下の点を比較して選ぶと、希望に合った業者を選べます。

  • 料金
  • アフターサービスの有無
  • スタッフの態度

どんなに安い料金を提示しても、アフターサービスがない業者ですと、再発した際にかえって高額になる可能性があります。

アフターサービスがある業者は、技術力に自信があるケースが多いようです。

業者選びに不安のある方は、以下の記事を参考にすると悪徳業者の特徴がわかります。

水道管凍結を修理費用をかけずに自分で復旧する方法

水道修理業者に依頼すると、それなりの料金がかかってしまいます。できれば費用をかけずにご自分で復旧したいとお考えの方に、水道管に負担の少ない解凍方法をご紹介します。

自然に解凍されるのを待つ

自然解凍は、水道管に負担を与えない理想的な方法です。日中にある程度気温が上昇すれば、自然に解凍できますが、少し時間がかかります。

解凍するまで、水を使う必要がないなら、放置しておきましょう。日中にお仕事などで家を留守にして、帰宅する頃には解凍しているかもしれません。

ただし、留守にする場合は、水道の元栓を閉めておきましょう。凍結によって水道管が破裂している場合は、解凍とともに水漏れが始まると大変です。

水道管を温める

水道管が自然解凍するのを待っていられない方は、水道管を温めることで時間の短縮がはかれます。以下の方法を試してください。

  • ぬるま湯(50度前後)
  • ドライヤーの温風
  • カイロ

水道管にタオルを巻き付けて、タオルの上からぬるま湯をゆっくりかけます。タオルに染み込んだぬるま湯の余熱によって水道管がゆっくり温められます。

ただし、早く解凍したいからといって熱湯はNGです。温度差がありすぎて、水道管が破裂するかも。

水道管が凍結してお湯が使えない場合は、ドライヤーの温風や使い捨てカイロをご利用ください。カイロなら、近くにコンセントがなくても利用できます。また、水道管に貼り付けて放置できる点も魅力です。

もし水道管が凍結した際は、正しい対処が必要。

水道管凍結の修理費用を抑えて復旧したいなら…

凍結した水道管の解氷を業者に依頼した場合に、必要な修理料金と注意事項、業者の選び方を解説しました。

水道修理業者選びに迷っている方は、水道局指定工事店の『マルキンクリーン』にご相談ください。宮城県・福島県に対応エリアを絞って、地域密着型で稼働しています。

地域密着型なので迅速な対応が可能です。お電話をいただいてから最短30分で駆けつけ、解凍作業を行います。

見積もりや相談も無料。出張費や土日祝・深夜早朝も割増料金は一切加算されないので安心してお任せください。

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FAQ水道管凍結時の修理費用に関するよくある質問
凍結した水道管の解氷を水道修理業者に依頼したら、どのくらいの費用がかかりますか?
水道管の素材によって以下の2種類の方法で、解氷されますが、どちらの方法でも修理料金は10,000~20,000円程度です。 ・電気解氷 ・蒸気解氷 ただし、作業しにくい箇所は、時間もかかるため30,000円程度になる可能性があります。依頼する前に、見積もりをしてもらっておくと安心です。
賃貸の場合、解凍費用は誰が払いますか?
凍結予防をしていたのに凍結してしまったという場合でも、解凍費用や凍結による不具合の修理費用は、入居者が支払います。凍結予防の方法が、完全ではなかったと考えられるためです。 今まで水抜きなどをしたことのなく、凍結予防に自信がない人は、大家さんに相談して凍結予防をきちんとするようにしてください。
水道管凍結時の業者の選び方を教えてください。
解凍作業に慣れている、地元密着型の水道修理業者を選びましょう。次の点を確認してください。 ・解凍作業に対応している ・お住まいの地域で水道局指定工事店に登録されている ・すぐに来てくれる ・出張費や休日などの割増料金が加算されない 複数の業者から相見積もりを取って比較検討し、満足できる業者に依頼しましょう。

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