水道管の破裂時にやるべきことは？応急処置や修理の依頼先など徹底解説！

本記事では水道管が破裂してお困りの方へ、今すぐやるべき応急処置や修理の依頼先などを丁寧にご紹介します。

「水道管破裂で水漏れが激しく、トイレや洗面所の床が水浸し」

といった状況を目の前にすると、パニックになったり、焦って状況を悪化させがちです。実際、一次被害で対処できなかったケースでは、水道代が高騰しただけでなく、床上浸水などの二次被害に至ってしまったケースも。一刻も早く対処しなければなりません。

この記事を読めば応急処置や適切な依頼先が分かりますので、あわてず記事前半の対処法を1つずつ試してみてください。また、記事の後半では修理費用の相場のほか、知っておきたい補助金制度にも触れます。落ち着いた際に、ぜひ最後までご覧ください。

水道管が破裂！やっておくべき応急処置

水道管が破裂するとパニックに陥ってしまう人も多いでしょう。しかし、やるべき行動を取ることで被害を最小限に抑えられます。

ここでは、水道管が破裂して水漏れしていた場合の応急処置を2つ紹介します。

止水栓を閉める

水道管が破裂している箇所が目視できたら、止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めれば、床上浸水の被害を抑え、水道料金が高騰するのを防げます。

止水栓は各水場に設置されており、たとえばキッチンならシンク下に設置されているケースがほとんどです。

一方、破裂箇所がわからないときは、水道の元栓を閉めると家全体の水をストップできます。

元栓は戸建てだと敷地内のメーターボックスの中に設置されているのが一般的。アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、玄関を出てすぐの配管スペースに設けられているケースが多いです。

破裂箇所を塞ぐ

水道管の破裂した箇所を塞ぐ応急処置も必要です。業者に連絡して到着するまでの間や、止水栓や元栓が閉められなかった場合の応急処置になります。

また、破損している箇所にタオルを巻き、その上から水濡れ補修テープで固定する方法も効果的です。

補修箇所の下にバケツを置き、落ちてきた水を受けられるようにすればまずは一安心。あとはタオルとバケツをこまめに交換しましょう。

ただし、あくまでも応急処置なので、速やかに業者を呼ぶことが重要です。

水道管の破裂はどこに連絡する？修理依頼の注意点！

水道管が破裂すると、急いで業者を探さなければとパニック状態になる人も多いでしょう。しかし、いざ業者を探してみると「何を基準に選んだらいいのか」「どこに依頼すべきか」、迷うものです。

ここでは、水道管が破裂して業者に依頼するときの注意点を3つ紹介します。

• 水道局指定工事店しか修理対応できない
• 住まいによって異なる修理依頼
• 大手の水道業者は高額になりがち

詳しく見ていきましょう。

修理は水道局指定工事店しかできない

水道管破裂の修理は、水道の専門知識や技術が必要となります。蛇口やシャワーヘッド交換などの簡単な作業とは違い、水道管の部分的な交換や給水管の引き直しなどが伴うからです。

つまり、修理対応ができるのは水道の有資格者が在籍、かつ自治体に登録している「水道局指定工事店」のみになります。

水道修理業者のなかには、無許可で営業している違法な業者も存在しているので注意が必要です。必ず業者に依頼する際は公式サイトなどの会社概要を確認し、水道局指定工事店であるかどうかチェックしましょう。

住まいによって異なる修理依頼

水道管破裂の修理依頼は、住まいや破裂場所によって以下のように依頼先が変わってきます。

• 戸建住宅は水道修理業者へ
• 分譲マンションの専有部分は水道修理業者
• 分譲マンションの共用部分・賃貸物件は管理会社に連絡

分譲マンションにお住まいのかたは、どの水道管が破裂しているのかが重要です。

賃貸物件の場合は、水道管が破裂した原因が自分にあるのか否かで費用の負担先が変わります。大家さんに断りなく修理業者に直接相談してしまうと、あとでトラブルにつながることも。まずは、管理会社に連絡しましょう。

大手の水道業者は高額になりがち

水道業者は大きくわけて「大手水道業者」と「地域密着型の水道業者」の2つがあります。

前者「大手水道業者」は広告やCM力が高く知名度は抜群であるものの、基本料金が高い傾向が。後者は、社員数が少なく繁忙期に手が足りない場合もある一方、親身な対応が期待できます。アフターサービスも地元の業者だと、すぐに駆けつけてくれる安心感が強みです。

インターネットで「水道修理業者」と検索すると、たいてい大手水道業者が一番上にヒットしますが、上記の理由から、上位の業者が必ずしも利用しやすいとは言えません。

水道管破裂の修理は高い？業者に依頼する際の相場

水道管が破裂したときの修理費用は、破裂した場所や漏水の重症度、被害の範囲などによって大きく変動します。

たとえば、水道管が破損した一部の箇所を修理するだけなら、20,000〜30,000円程度です。しかし、床や壁、家具などに被害が及んでいれば、その補修作業に100,000円以上かかるケースもめずらしくありません。

水道管破裂の修理費用は「基本料金＋部品代＋工賃」で総額が決まります。注意したいのは、基本料金や工賃などが業者によって大きく変動すること。つまり業者選びを間違えると高くつく恐れもあるわけです。

水道管破裂の修理修理は高額になるケースも多いため、複数の業者を比較・検討するのが賢明です。

水道管の破裂時に知っておきたい2つの制度

水道管が破裂したときに、もっとも気になるのは費用負担ではないでしょうか。

ここでは、知っておきたい2つの制度を以下に紹介します。

• 水道料金の減免制度
• 火災保険による補償制度

順番に解説しますね。

水道料金の減免制度

漏水によって水道代が高額になったときは、自治体によって「減免制度」が適用されるケースがあります。

ただし、すべての水道料金を負担してもらえるわけではありません。使用者も漏水によって増えた水道代の一部は負担する必要があります。修理費用を補助してもらえる制度はない、という点も覚えておきましょう。

減免制度が適用されるにはいくつかの条件をクリアしなければならず、水道局に聞くと詳しく説明してくれます。

とはいえ、減額申請ができる場合は漏水修理の証拠が必要となるため、水道修理業者への相談が先決です。

火災保険による補償制度

破裂した水道管の修理費用は、火災保険で補償される場合もあります。適用になれば、修理費用の大きな手助けになってくれるでしょう。

火災保険で適用になるのは「水濡れ(みずぬれ）補償」や「水道管凍結修理費用保険」などが挙げられます。

ただし「水道管破裂が自分の責任ではない」「水漏れが家財にまで及んでいる」などいくつかの条件があり、すべての修理に適用となるわけではありません。

会社によっても補償制限や保険金の限度額などが異なるため、契約プランの確認が必要です。

水道管が破裂した時の症状例【実は気づきにくいことも？】

水道管の破裂は、破損箇所を目視できる場合とできない場合があるのはご存じでしょうか。

あきらかに家の中が水浸しになっている以外にも、水道管の破裂を疑ったほうがいい症状がいくつかあります。

• キッチンや洗面所で水漏れが起きている
• トイレから水漏れして汚物が逆流してきた
• 共同住宅の場合、下の階に水漏れが発生
• 雨も降っていないのに地面に水たまりができている
• 道路が冠水している

キッチンや洗面所、トイレなどで水漏れが起きると、蛇口やトイレタンクの部品劣化が原因だと思われがちです。

外での漏水はもっとも危険で、水道管の破裂とは知らずに長期間水漏れしている恐れもあります。

いずれにしても、水漏れを放置しないことが大事です。少しでもいつもと様子が違っていたら、業者に点検依頼をしましょう。

水道管を破裂させないために！3つの凍結予防策

水道管が凍結して破裂しないか心配、という場合もあるでしょう。

ここでは、水道管を破裂させない「凍結予防策」を3つ紹介します。

• 水道管を保護する
• 一晩中水を少量出しておく
• 水抜きをする

一つひとつ、解説します。

水道管を保護する

水道管の凍結を防いで破裂させないためには、水道管の保温が効果的です。保温カバーを巻くほか、タオルや布などを水道管に巻き付け、テープで固定すれば凍結を予防できます。

寒さ厳しい雪国はもちろん、対策を怠りがちな温暖地域の方にもおすすめです。

一晩中水を少量出しておく

寒波が予測される日には、一晩中蛇口から水を出しっぱなしにしておくのも有効。流れている水は、基本的に凍りにくい性質があるからです。

水の量はポタポタ程度では効果がなく、一筋の線になるくらい（5～8mmほど）が目安となります。凍結しやすい外水栓や気温が低い場所に設置されている蛇口で対策しておくと、凍結のリスクをグンと減らせるでしょう。

水抜きをする

冬季間に家を空けるときは、水抜きをしておくのも効果的です。

水抜きとは水道管の水をすべて抜くことで、凍結を根本的に防ぐ方法です。水抜き栓は水道管の途中にあり、ハンドルを時計回りに回すと水は供給されなくなります。

とにかく、水道管に水滴を残さないことが大事です。

水道管の破裂にお困りなら！実績豊富な地元の修理業者へ

今回は水道管が破裂したときの応急処置や、業者に依頼する際の注意点などを紹介しました。

水道管が破裂すると、水道代が跳ね上がったり、漏水被害が拡大したりなどの二次災害の恐れがあります。状況によっては莫大な修理費用がかかる恐れもあるため、少しでも早く水道修理業者への依頼が必要です。

ただし利用が初めてだと「高額請求されないか」「親身に対応してもらえるのか」などが心配ですよね。

その点、宮城・福島対応！地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』なら、出張や見積もりは無料対応でお気軽にご相談いただけます。

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