立水栓の凍結防止対策5選【放置すると外水道破損の危険も!】

この記事では、立水栓の凍結防止対策を紹介します。凍結防止の対策法を知っていると、水栓の破裂を未然に防ぐことが可能です。

また、記事後半では、凍結した場合の対処法まで徹底解説します。立水栓の凍結や水栓の破裂を防ぎたいのであれば、今回の記事を参考にしてみてください。

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立水栓の凍結防止は必要?外水道破裂のメカニズム

外水道破裂のメカニズムから、簡単に解説します。

気温がマイナスになると水栓の中の水が凍り始める

立水栓の中の水は気温が-4度以下になると凍ります。

特に屋外の立水栓は注意が必要で、日当たりが悪かったり風が強い場合は-4度になるよりも前に凍結が始まるケースがあります。

そのため、0度くらいから警戒が必要で、プチプチを立水栓に撒いたり凍結防止カバーをかけたり、さまざまな凍結防止策が必要です。

立水栓の凍結防止策は、寒波の際に対策が不十分になりがちな地域に住む人ほど知っておいた方が良いでしょう。

水は凍ると膨らんで水栓を圧迫する

水栓が凍結して破損する理由は、水栓を圧迫するからです。

水が氷になると体積が増加します。大気圧のもとでは約9%も体積が膨張するため、水栓の中に入った水が凍結して、水道管を破裂させる場合があるのです。

水栓が破損に至ると復旧は大変です。自分で直すことは困難なのでプロの手に委ねるしかありません。

水道管破裂を避けるためにも、下記の凍結防止策にぜひ取り組んでみてください。

立水栓・外水道の凍結防止法【対策5選】

立水栓・外水道の凍結防止策を5つご紹介します。

  • タオルやプチプチを巻く
  • 凍結防止カバーをかぶせる
  • 水を出し続ける
  • 水抜栓で水を抜く
  • 元栓を締めて水を抜く

ぜひご自身でできる対策を実践してみてください。

タオルやプチプチを巻く

家にあることの多い、タオルやプチプチも、立水栓の凍結防止に役立ちます。

タオルにも、いろいろな生地がありますが、タオルの記事でよく使われるパイル生地は表面が無数の輪で作られています。この無数の輪が空気の層を形成して、内部の熱を逃がさないようにして高い保温性を実現できます。

一方、「プチプチ」は粒状の気泡をいくつも並べた緩衝保護材。こちらも空気の層によって、くるんだものを保温できます。空気は熱伝導率が低いため、保温効果を高めてくれるのです。

このように、タオルやプチプチは保温性に優れているので、凍結防止策として効果的。安価ですぐに取り組めるので、寒冷地に住む方は常備しておくと良いでしょう。

凍結防止カバーをかぶせる

凍結防止カバーも、立水栓の凍結防止対策としておすすめです。

凍結防止カバーの素材はいろいろありますが、ポリエステル製の商品では、生地内に多くの空気をため込み高い保温効果を生み出しています。

凍結防止カバーは保温効果も高く、立水栓に被せるだけでOKなので寒冷地の人にとっては人気のアイテムです。

水を出し続ける

ちょろちょろと水を出し続けるのも、凍結防止になります。水には、流れていると凍りにくい」性質があるからです。

水を流し続ける量の目安としては「一筋の細い線になる程度」。よく水道代がもったいないから「ポタポタと雫が滴り落ちる程度で良い」という人がいますが、間違いです。あまりにも気温が低いと、雫(しずく)が落ちるよりも前に凍結してしまいます。

水を出し続けた場合の水道料金は「毎分0.5ℓで8時間出し続けた場合、約37円程度」。意外にも低価格ですよね。

水を少しずつ流す凍結対策は、安価ですぐに取り組めるので、他の方法と組み合わせて限定的に使用すると良いでしょう。水抜き栓の設置されていない地域での急な寒波の際などには、おすすめです。

水抜栓で水を抜く

水抜栓の利用は、立水栓の凍結防止に有効です。

なぜなら、立水栓に水が一切溜まっていなければ凍結しようがないから。「水抜き栓」とは、立水栓に溜まった水を抜くための栓です。

水道水は水道本管から流れてくるわけですが、水抜栓を閉めると水が止まります。立水栓の蛇口付近には水が残っているので、水抜栓を閉めた上で蛇口を開けると立水栓の中の水が全て流れてなくなります。

寒冷地ではない関東から西の地域では、凍結の心配が少ないので家に水抜栓が設置されていない場合も多いです。その際は、別の凍結防止対策をお試しください。

元栓を締めて水を抜く

元栓を締めて水を抜くのも、凍結防止効果があります。

立水栓の凍結は水が内部に残っていることで起きます。そのため、水の元栓を締めて水の供給をストップさせれば凍結リスクを回避できます。

元栓の場所は、だいたい水道メーターボックスの中です。この元栓を締めて立水栓の蛇口を開ければ、中の水を多少減らせます。

マンションやアパートでは「給水管、排水管、ガス管」などをまとめて通す空間、パイプシャフトが共通している場合がありますので、うっかり、お隣さんの元栓を締めてしまわないよう注意しましょう。

立水栓・外水道の凍結防止対策はしたのに!凍ったみたい?

「凍結防止対策をしても、凍結してしまった。」

そんな人は以下のことに注意して対処してください。

  • 基本は溶けるまで待つ
  • ぬるま湯ならかけてもOK
  • 熱湯はかけない
  • 無理に蛇口を回さない

立水栓や外水道が凍結してしまったら、基本的には自然に溶けるまで待ってください。

復旧を急ぐなら、50度程度の「ぬるま湯」をかけて対処しましょう。

熱湯はNGです。凍ってしまった立水栓に熱湯をかけて溶かそうとすれば、熱湯のかかっている部分は膨張し温度差により破損します。

また、無理矢理凍っている蛇口を回すと破損してしまいますので、注意が必要です。凍結、破裂した際の対処法は以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

立水栓の凍結防止を確実に!水抜栓設置はDIYできる?

水抜栓のDIYは以下の理由から、おすすめできません。

  • 地中を掘らないといけないから
  • 施工不良で水漏れが起きる場合があるから
  • プロなら迅速に安全に作業をしてくれる

順番に解説します。

地中を掘らないといけないから

水抜栓のDIYを行うと、地中奥深くにある水道管の位置まで地面を掘る必要性が出てきます。

自分で地面を掘るのは手間がかかり、コンクリートなどで舗装されている場合もあり、その時は専用器具でコンクリートを削る必要があります。

ストレスがたまることが多いので、自分で作業をせずに業者に依頼しましょう。

施工不良で水漏れが起きる場合があるから

地面を掘り水道管と水抜栓を繋げて無事に設置できたとしても、施工不良で水漏れが起きる場合があります。

もしも、水道管と水抜栓を上手く繋げることができず、水漏れが発生したら、また同じ作業の繰り返しです。

最初からプロに依頼をした方が労力もかからず、遥かに安全です。

プロなら迅速に安全に作業をしてくれる

水抜栓の設置は、プロなら迅速に安全に作業をしてくれます。

以下が、プロが作業する際の主な流れです。

  • 水抜栓の本体の用意
  • 地中の掘削作業
  • 既設水抜栓の取り外し
  • 新しい水抜栓の取り付け
  • 埋めなおし作業
  • 既設水抜栓の廃棄費

水抜栓設置のDIYをする場合、これだけの作業を自分でやらないといけません。

地中を掘る作業だけでも、1日では終わらないパターンもあります。

プロなら「確かな知識」と「経験」があるので、安心して水抜栓の設置を任せられます。

立水栓の凍結防止は必須!プロに相談を

今回の記事では、立水栓の凍結防止対策を紹介しました。

もしも立水栓が凍結して破損させてしまった場合は、もはや自分の手ではどうにもできません。

そこでプロならすぐに問題を特定して、対処してくれます。

もしも今、蛇口の凍結や破損でお困りの方は、宮城・福島対応!地元密着型の水道局指定工事店『マルキンクリーン』まで、ぜひご相談ください。

公式サイト https://mk-clean.com/
公式LINEアカウント https://lin.ee/p0XdL1V

 

FAQ立水栓・外水道の凍結防止対策に関するQ&A
立水栓・外水道の凍結防止に使うグッズはどこで手に入る?
Amazonや楽天で購入するのが、ベストです。商品情報や口コミをチェックしながら購入できるので、安心してグッズを選べます。
立水栓・外水道の凍結防止で一番確実な方法は?
凍結防止カバーの利用が、最もおすすめです。寒冷地での大寒波も耐えられますし、何より「被せるだけ」という手軽さが魅力と言えます。
自分で立水栓・外水道の凍結防止をする際のベストな対策は?
水を出し続ける対策が、手軽に取り組めるベストな対策です。他の対策が難しい場合は、水を出し続けることから始めてみてください。

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