蛇口水漏れ時のパッキン交換方法!手順ステップごとの作業注意点やコツも解説
今回は、蛇口から水漏れした際の、パッキン交換手順と注意点について詳しく解説します。
「蛇口の水漏れで用意すべきパッキンの種類は?」
「自分でパッキンを取り替えて、直らないことはない?」
そんな疑問やお悩みをズバリ解決していきます。
作業時のコツまで丁寧に説明しますので、パッキン交換を自分でやるのが不安な方も、ぜひ参考にしてみてください。
蛇口の水漏れ!パッキン交換前の重要チェック項目
蛇口から水漏れが発生している際は、パッキン交換する前に以下の3つの項目をチェックしましょう。
- 蛇口の形状・種類
- 蛇口の型番
- 蛇口の水漏れ箇所
上記によって、適切な対処法が異なるため、一つひとつ確認しましょう。
蛇口の形状・種類
蛇口の水漏れでパッキン交換する際は、蛇口の形状・週類によって対処が異なります。
蛇口のタイプによっては、自力でのパッキン交換が困難な場合もあるため、まずは自宅の水栓を確認しましょう。
主な蛇口の形状・種類は以下のとおりです。
- ハンドル式水栓:三角パッキン
- シングルレバー水栓:Oリングや平パッキン
- センサー付き自動水栓:構造が複雑でパッキンの種類はさまざま
各タイプによって内部構造や使用するパッキンが違うため、適切なパッキンを選ぶことが大事です。
なお、蛇口の品番が分かれば、種類の特定は容易です。万が一、品番が不明な場合は、パッキンの直径・厚さ・内径と外形を測ればパッキンの種類を特定できる可能性があります。
蛇口の型番
蛇口の水漏れでパッキン交換が必要な場合、蛇口の型番の確認も重要です。各メーカーや型番によって、蛇口の内部構造や使用されているパッキンの種類が異なります。
例えば、型番を確認することで、メーカーの公式サイトや取扱説明書から正確な交換手順や必要な部品を確認できます。
適切なパッキンを使用し、型番に応じた手順を踏むことで、素早い復旧と再発防止につながるでしょう。
蛇口の水漏れ箇所
蛇口の水漏れでパッキン交換が必要な場合、漏れの場所によって対処法が異なります。
代表的な水漏れ箇所は、次の3つです。
水漏れ箇所 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
ハンドル下部から | ハンドル内のパッキンの劣化 | ハンドルを外し、古いパッキンを新しいものに交換が必要 |
スパウト(吐水口)から | ・ スピンドル(水の流れを調整する部品)内の
・パッキンの劣化 |
蛇口全体を分解し、内部のパッキンを交換 |
蛇口の根本や接続部から | ・パッキンの劣化
・ナットの緩み ・シールテープの劣化など |
シールテープの巻き直しや接続部のパッキン交換が必要 |
このように、パッキン交換と一口で言っても原因や対処法が異なるため、水漏れ箇所の特定が優先です。
蛇口から水漏れ!パッキン交換の手順【簡単7ステップ】
蛇口のパッキンを交換する際は、水漏れ箇所によっても手順が異なります。ここでは、水栓のハンドル下部からの水漏れ修理と、蛇口タイプ別の作業手順を紹介しますので、DIYの参考にしてください。
①元栓を閉める
作業前に、まずは元栓を閉めて水の流れを完全に止めます。これにより、水漏れや作業中の水の流れを防ぎます。
②ハンドルを取り外す
ハンドルの中央にあるネジをドライバーで外します。ネジを外した後、ハンドルを引き抜きます。
シングルレバー水栓の場合は、ここでカートリッジを取り外します。カートリッジには、パッキンやバルブが組み込まれていることがあるので、慎重に作業をすすめてください。
③ナットを外す
ハンドルの下にあるナットをモンキーレンチで緩めて取り外します。ナットを外すと、内部の部品が見えるようになります。
④内部部品を取り出す
ナットを外すと、ハンドル下部にある内部部品が見えるようになります。この部分にはスピンドルやカートリッジなどが含まれることがあります。これらの部品を慎重に取り出します。
⑤パッキンを交換する
古いパッキンを内部部品から取り外し、新しいパッキンを取り付けます。パッキンが正しい位置にしっかりと取り付けられていることを確認してください。
⑥部品を元に戻す
内部部品を元の位置に戻し、ナットでしっかりと固定します。次に、ハンドルを元の位置に取り付け、ネジで固定します。
シングルレバー水栓の場合は、カートリッジを忘れずに元の位置にもどしましょう。
⑦元栓を開ける
元栓を開け、水の流れを確認します。水漏れが修理されたことを確認し、ハンドルがスムーズに動作するかチェックします。
最後に、水漏れがないことを再度確認し、必要に応じてハンドルの位置や動作を調整しましょう。
蛇口から水漏れ!パッキン交換を自分で行う際の注意点
蛇口から水漏れが発生し、パッキン交換を自分で行う際は、以下の4つの注意点があります。
- 元栓を必ず閉める
- 交換に必要な道具を準備する
- 部品を紛失しない
- 部品を取り外した順番を覚えておく
上記を守ることで、安全かつスムーズに作業をすすめられます。
元栓を必ず閉める
蛇口の水漏れ修理でパッキン交換を自分で行う際は、まず元栓を閉めることがもっとも重要です。
元栓を閉め忘れると、作業中に水が流れ続け、修理作業が困難になるだけでなく、二次被害が起きる可能性があります。
また、作業中に水が出ると、内部の部品や接続部分が損傷するリスクも。元栓を閉めることで、修理中に水漏れの悪化を防ぎます。
交換に必要な道具を準備する
蛇口の水漏れで、パッキン交換を自分で行う際は、交換に必要な道具を事前に準備することも大切です。
適切な道具がないと、修理作業を中断せざるを得なくなったり、手間や時間がかかってしまったりします。
主な道具は以下です。
- モンキーレンチ
- ドライバー
- ピンセット
- ラジオペンチ
- パッキンとグリス(摩擦を減らすための潤滑剤)など
蛇口のパッキンを交換する際は、道具を準備しておくことで、効率よく作業ができます。
部品を紛失しない
蛇口のパッキンを交換する際は、取り外した部品の紛失にも気をつけることが重要です。
蛇口を分解する工程で、多くの小さな部品を取り外します。
これらの部品を一つでも無くしてしまうと、再組み立てが難しくなり修理ができなくなる場合も。部品を紛失しないためには、以下の方法が有効です。
- 作業スペースを整頓する
- 部品をまとめて保管する
- 分解手順をメモする
上記の対策を講じることで、部品を紛失するリスクを減らし、交換作業をスムーズに行えます。
部品を取り外した順番を覚えておく
パッキン交換を自分で行う際には、部品を取り外した順番を覚えておきましょう。
蛇口は複数の部品から構成されており、各部品が正しい位置に取り付けられることで正常に機能します。取り外した部品の順番を覚えておかないと、再組み立て時に部品が逆の順番で取り付けられたり、間違えて設置してしまったりすることがあります。
このため、部品を取り外す際には、どの順番で外したかをメモするか、写真を撮っておくのが大事です。
蛇口の水漏れ!原因は本当にパッキン?【交換のタイミング】
パッキンの寿命は約10年で、それくらい経つと劣化している可能性が高く交換が必要です。パッキンの寿命のサインは、以下が挙げられます。
- 蛇口からの水漏れ
- 蛇口が硬い
- 蛇口の動きに不具合がある
- 水流が不安定
逆に、蛇口の設置や交換から2〜3年しか経っていないなら、パッキン以外の水漏れも疑われます。パッキン交換をしても水漏れが収まらないなら、他の原因をつきとめることが必要です。
蛇口の水漏れ!パッキン交換を業者に頼むべきケース
蛇口の水漏れでパッキンを交換するのは比較的簡単ですが、以下の場合は業者を呼ぶのが確実です。
- 水漏れの原因が特定できない場合
- 蛇口本体が破損している場合
- 配管に問題がある場合
- 修理に自信がない場合
一つひとつ見ていきましょう。
水漏れの原因が特定できない場合
蛇口の水漏れで、パッキン交換を業者に頼むべきケースの一つは、水漏れ原因が特定しない場合です。自分で修理を試す前に、まず水漏れの原因を正確に特定しなければなりません。
原因が複雑な場合や特定が難しい場合、自分で修理をすると、状況を悪化させる恐れがあります。
業者に依頼することで、迅速かつ正確に原因を判断し、適切な処理を行うことができます。
蛇口本体が破損している場合
蛇口本体が破損している場合も、業者に依頼するべきです。水漏れの主な原因はパッキンの劣化ですが、蛇口本体にひび割れや欠損があると、パッキン交換では解消しません。
蛇口本体の破損は本体交換が必要になることが多く、工事には専門的な知識と技術が求められます。業者に依頼すれば、正確な診断と必要な修理・交換を行ってもらえます。
配管に問題がある場合
蛇口のパッキンの問題以外に、配管に問題があるケースもあります。この場合、修理はさらに複雑になり、DIYでの対応は困難です。
例えば、配管が劣化して亀裂が生じていると、パッキンを交換しても水漏れは解決しません。
配管は通常見えない部分にあるため、専門的な検査を受けることが必要です。業者に依頼すれば、水漏れの根本原因を特定し、適切な修理を行うことができます。
修理に自信がない場合
蛇口のパッキンを自分で交換する自信がない場合も業者に依頼しましょう。パッキンの交換は比較的簡単な作業ですが、細かい手順があり、適切な道具や技術も必要です。
もし自分で修理することに少しでも不安があると、間違った手順で作業を進めたり、部品を破損させてしまったりする恐れがあります。修理がうまくいかないと、水漏れが続いたり新たな問題が発生したりする可能性があります。
DIYに自信がない場合は、迷わず水道修理プロに相談しましょう。
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蛇口の水漏れ!パッキン交換を業者に依頼する際の費用
パッキン交換を業者に依頼した場合、4000〜6,000円ほどです。一般的に、5,000円程度が平均的な相場ですが、中には10,000円以上かかる業者もあります。
水道修理業者の料金体系は、基本料金にパッキン代と工賃です。ここに、業者によっては出張料金や点検費用などが追加される場合もあります。
同じパッキン交換であっても業者によって費用が異なるのは、各業者料金体系が異なるからです。依頼する前に必ず費用を確認しておきましょう。
蛇口の水漏れ!パッキン交換にお困りならプロへ
今回は、蛇口から水漏れした際のパッキン交換における、注意点や手順について詳しく解説しました。
パッキンの交換は比較的簡単な作業ですが、やり方やサイズを間違えてしまうと、状況が悪化する恐れがあります。もし、どの業者に相談したらいいのかお悩みなら、ぜひ宮城・福島・山形エリア対応!地元密着のマルキンクリーンにお任せください!
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- 蛇口のパッキン交換は自分でできますか?
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一部のシンプルな構造の蛇口であれば、ホームセンターなどで売られている工具と交換用のパッキンがあれば、自分で交換できます。ただし、最新式の混合水栓や構造が複雑な蛇口の場合、専門知識や工具が必要となり、業者に依頼するのが安心です。
- パッキン交換の際、どのように部品の順番を覚えておけばいいですか?
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蛇口の説明書があれば、それを見ながら作業するのがもっとも確実です。説明書がなければ、分解する前にスマートホンなどで写真を撮っておく、部品を取り外した順番に置くなどの工夫をすると迷わなくなります。
- 水漏れが続く場合、パッキンの劣化以外に考えられる原因は何ですか?
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パッキンの劣化以外に考えられる蛇口の水漏れで多いのは、カートリッジや配管の劣化や破損などがあります。また、意外と多いのが、蛇口本体と配管を繋いでいるナットの緩みです。これは故障ではなく、ナットを締めれば水漏れは解消します。
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