ラバーカップの使い方4ステップをわかりやすく解説

トイレが詰まった時、真っ先に「ラバーカップ」思い浮かべる方も多いと思いますが、正しい使い方を知らない方も多いのではないでしょうか。

正しい使い方を知らないばかりに、実際に使ってみたけどトイレの詰まりが解消できなかったという方もいるかも知れません。いざというときに焦らないためにも、この記事では「ラバーカップの正しい使い方」を解説します。

目次

ラバーカップとは

ラバーカップは、トイレをはじめ風呂場や台所の流し台などのつまりを解消する際に使用する道具です。「通水カップ」という名称のほか「スッポン」や「吸盤」などさまざまな愛称があります。ネットで購入する際は「ラバーカップ」で検索すると多くの商品を見つけることが可能です。

一見簡単に使えそうな道具なので、特に準備をすることなく何となく使ってしまう方も多いかもしれません。しかい、トイレの形状に合ったものを正しく使わないと、つまりが解消されないばかりか、事態を悪化させることにもなりかねません

ラバーカップには3種類ある

「和式トイレ用」「洋式トイレ用」「節水トイレ用」と3種類あり、トイレの形式別に種類が分かれています。

それぞれのトイレに合わせてフィットするよう異なった形状をしており、合わない物を使用すると効果を発揮できず詰まりが解消されにくくなるので、トイレの形式に合った種類を使用しましょう。

和式トイレ用

「トイレのラバーカップ」と聞いてまっさきに思い浮かべるであろう、棒の先端にお椀型のゴムがあるタイプです。口の部分が丸く、平らな形になっている点が他の種類とは異なる特徴です。全体的に平坦な和式トイレにうまく密着するようカップの縁が水平になっています。

洋式トイレ用

洋式トイレの形状に合わせて、口の部分が丸く尖っているのが洋式トイレ用です。洋式トイレは便器が丸みを帯びているので、使用時の密着度を高めるためにカップの中央部分が突き出した形になっています。先の出っ張り部分を出し入れできる和式・洋式兼用の物もあります。

節水トイレ用

節水型トイレの排水溝の複雑な形にぴったり合うように、帽子のつばに似た部分があります。節水トイレは便器の中の水量が少ないため、つばのような形状に加工することにより、フィット感を高めています。

ラバーカップの正しい使い方

ここでは、ラバーカップを正しく使って使ってトイレ詰まりを直す方法を4ステップで紹介します。

便器周りにビニールシートを敷く

何の準備もせずいきなり使うと便器の水が溢れ出てしまう恐れがあるので、便器の回りにビニールシートを敷いて養生しておきましょう。

便器がすっぽり隠れるくらいの大きさのビニールシートを用意し、真ん中にラバーカップの柄が通るくらいの穴をあけてラバーカップを通します。

ビニールシートは中の様子が確認できるよう、透明のものがおすすめです。ラバーカップは上下に動かすので、ビニールシートが便器から剥がれないようにしっかりガムテープなどで固定しておきましょう。念のため、古新聞や使わなくなったタオルなどを床に敷いておくと安心です。

ラバーカップを水に浸す

ラバーカップは、真空状態で使うことによりはじめて効果を発揮します。排水口とラバーカップの間に空気が入ると効果が薄れてしまうため、ラバー部分は水に浸っている必要があります。

ラバー部分が水の外に出ている場合は、バケツ等を使って少しずつ水を足して、ラバー部分が全て水に浸かるように水位を調節しましょう。

とはいえ、トイレが詰まっているときは便器の中の水位が高くなっていると思います。ラバーカップを入れると溢れ出てしまうほど水位が高くなっているなら、反対に水を汲み出す作業が必要です。

そんな時は、灯油ポンプを使うと便利です。便器の中に直接バケツを入れて水を汲むよりも衝撃を軽減できるので、便器の外を汚さずに水位を少量ずつ減らすことができます。

引く動作を意識して上下に動かす

ビニールシートで養生し、便器内の水位も調節したらラバーカップの出番です。まず始めにラバー部分を排水口に密着させ、ゆっくりと押し込みます。カップが凹み、これ以上押せないところまで来たら、力を入れ勢いよく引っ張ります。ゴポゴポと音がして水が抜けていくような感覚がするまで1~5回程度繰り返します。

このとき「押す」ことに注力しないようにしましょう。ラバーカップはトイレの詰まりを「引き出す」ことを目的に作られています。引く動作を意識して、上下に動かすイメージで行いましょう。引き抜く動作が大きすぎると、水がはね返ってしまうので注意が必要です。

バケツで水を流す

コポコポと音が鳴り、水が抜けた感じがしたら、バケツで水を流して最終確認を行います。完全に詰まりが直っていない状態でレバーを回してしまうと、大量の水が流れて便器から溢れる可能性があります。

念のため、バケツなどに水を汲んでから、ゆっくりと流してみましょう。継ぎ足した分だけ水の量が減っていけば、詰まりは解消されています。水の量が変わらなければまだ詰まっている可能性があるので、再度ラバーカップを水に浸し、押し込んで引く作業を行って下さい。

こんな場合は業者に依頼しよう

ラバーカップを使用してもトイレ詰まりが解消されない場合や、紙おむつやスマホなど固形異物を誤って落とし詰まらせた場合は、水道工事の専門業者に依頼しましょう。

無理矢理押し込むなど素人判断で無茶な作業をすると、トイレを壊してしまったり、トイレを外して工事することになったりと事態が悪化する恐れもあります

代替案として重曹も有効

ラバーカップが手元にない場合は、重曹とお酢(クエン酸)を使って代替することも可能です。

重曹とは重炭酸ソーダ・炭酸水素ナトリウムのことで、掃除や料理などさまざまな用途で使われる粉末です。「重曹」と「クエン酸(お酢)」を混ぜると炭酸ガスが発生され、トイレに詰まったトイレットペーパーや排泄物が溶けやすくなります。

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まとめ

今回は、ラバーカップの種類から使い方、重曹を使った代替法までご紹介しました。トイレ詰まりはいつ何時訪れるかわからない厄介なトラブルです。

今回ご紹介した方法でもトイレ詰まりを解決できないときは、無理をせず業者へ相談するようにしましょう 。

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